電源はわからない事だらけ

日記・雑記
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表題の通り、全くわかりません。
現状はノイズフィルタを内蔵した六つ口タップ(それなりに高価)を使用してます。
店頭視聴、その後自宅視聴させてもらって「いいね〜これ」となって更に1年以上たってから購入しました。
さっさと買えよという声も聞こえますが色々都合が有るのですよ(小遣い的に)。

主観的な音質向上には納得して買ったのですが、理屈で考えると全く納得してません。
いくつか理由が有ります。

1. ノイズが取れても音質向上しない製品が有る。
2. ノイズが取れなくても音質向上する製品も有る。
3. 交流電源をきれいにしても直流化するときにノイズが発生する。

このことから
4. ノイズと聽感の関係が不明瞭
と感じています。

1.について
製品のデモのときに簡易ノイズ測定器で「ほら、この製品を通すとこんなに数値が落ちます」というのを見ました。
この簡易測定器も借りて試してみたのですが、手持ちのノイズフィルタ(オーディオ用ではない)を通すと見事に同じように数値が落ちるのですよ。
しかしながらこのノイズフィルタを通しても音質向上しないので使ってません。
ノイズが減ったほうが良さそうですがそう単純にはいかないようです。

2.について
購入したノイズフィルタ付き電源タップの入力側の電源ケーブルを高級品に変えるとかなりの音質アップと感じました(主観です)。
もちろん電源ケーブルにはノイズフィルタは入ってません。
これまた納得できませんが、電源ケーブルを変えるとノイズが変わらなくても音質変化が有るようです。

3.について
理想的な交流電源があったとします。東日本なので周波数は50Hzです。
fig1
歪もノイズも無いので50Hz以外の周波数成分はありません。
これを理想的な全波整流します。
fig2
周波数特性はこうなります
fig3
めちゃくちゃ高調波がでます。
直流成分にプラスして100Hzの倍数が100kHz以上まで現れます。
実際には整流に使うダイオードの特性によってそれ以外のノイズも加わります。
理想的な交流電源であっても整流しただけでこんなにノイズが出るのです。
このままでは使えないので平滑化して高調波成分を除去してきれいな直流にします。
つまり直流化するときには必ずフィルタが必要なのです。
コスト対効果を考えると交流時にノイズを減らす努力をするよりも、直流化するときにノイズを減らす努力をしたほうが良いと思われます。
最も自作品でなければ改造することになるので、ノイズフィルタ付き電源タップのほうが簡単ですが。

4.について
1-3によって交流電源のノイズが音質に与える影響は「かなり怪しい」と考えています。
一応実験方法はあります。
ノイズ以外の条件を全く同じにして比較すればよいのです。
まずはなるべく理想的な交流電源を作ります(発電機を作るのか、ノイズフィルタを使うのか、何でもかまいません)。
その出力にノイズ発生装置でノイズを加えます。加えるノイズの量は可変とします。
加えたノイズの量によって聽感で音質が変化するかを調べます。
電源ケーブルを変えただけで音質変化する(個人の感想です)という状況下でノイズのみの影響を調べるにはこれが一番良い方法と考えます。

だれか4.の実験をおこなってくれればよいのですが、個人では難しい。

そんなわけで私の中での落とし所です。
購入した電源タップは
「ノイズを除去することによって音質向上する」のではなくて
「(理由はわからないけど)音の良くなる電源タップで、そのおまけとしてノイズも取れる」と考えています。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. assyさん、こんばんは。

    自分は職人派で、議論好きでもないのですが、少しでも考えるネタになればと思い書き込みします。

    対応案
    ・この話題をFacebookの「オーディオマニア コミュニティ」か、「オーディオmaniaコミュニティ」に投稿する。
    きっと入れ食いかと思います。議論好きの方々が多いようで、盛んに議論されています。

    わたしが思うこと
    ・お題の電源の音に対する効果は、下記と感じています。
    1.瞬時の電流供給
    2.電圧変動
    3.電源位相
    4.電源ノイズ

    この四つの影響でスピーカーからの出音に対する影響は大きいと感じています。

    その中で、assyさんの疑問は、下記でよいでしょうか?

    ◆電源は交流であり、機器の中で直流に整流するのに、交流部分でのノイズ低減は音に影響するのか疑問がある

    自分は、ACアダプターとGanアダプターとiFi audio iPurifier ACをコンセントに刺して、ノイズ注入して、スピーカーの出音がどう変わるか実験したことがあります。

    ・ACアダプター・・・音が濁る、定位が乱れる
    ・GaNアダプター・・変化なし
    ・iFi audio iPurifier AC・・音がしまる

    https://philm-community.com/hijiyan/user/diary/2021/04/27/9651/

    iFi audio iPurifier ACは計測上のノイズ値は、桁外れに大きかったですが、聴感上はよい影響がありました。
    借用して試したのですが、効果が気に入ったので、2個も買いました。

    assyさんの疑問に対する理屈での回答は出来ません。

    nightさんの出番かな。
    必要あれば、出川式電源の出川さんに聞いてみます。

    • ヒジヤンさん、こんばんは。
      すでにノイズ付加での音質評価を行われていたのですね。

      >◆電源は交流であり、機器の中で直流に整流するのに、交流部分でのノイズ低減は音に影響するのか疑問がある

      まさに私の疑問はこれです。
      電源は音質に大きな影響が有ると考えています。
      その影響の中で「ノイズ」の影響はどれくらいなのか?
      ほかの要素(ヒジヤンさんのおっしゃるような 瞬時の電流供給、電圧変動、電源位相)のほうが大きいのではないか?

      あとFacebookは実名というところがちょっとね。
      一度アカウントを作ったけれどすぐに削除してしまいました。

      • assyさん、こんにちは。

        何か最近音が悪いな、と不思議に思っていたら、オーディオ部屋からずっと離れた部屋のコンセントに家族がノイズフィルター付き電源タップを刺していたことが分かりました。
        これを外したら音が元に戻りました。

        40KHz以下のノイズは取るべきではなく、それ以上のノイズは取ると良くなりますね。フルテックの電源ノイズフィルターもそうしており、愛用しています。

        • ミネルヴァさん、こんにちは。
          貴重な経験、ありがとうございます。

          ミネルヴァさんのお考えではAC電源のノイズは
          ・40kHz以下は音質に与える影響が小さい・もしくは全く無い。
          ・それ以上は音質に与える影響が大きい。

          それともAC電源のノイズは取ったほうが良いけれども
          ・40kHz以下を取ろうとすると副作用が大きくなりがち
          ・それ以上の周波数は取っても副作用が小さいので取ったほうが良い

          のどちら・または両方でしょうか?

          • assyさん、こんにちは。

            後者に近いですね。
            40KHz以下のノイズを取ると副作用として音が悪くなり、40KHz以上のノイズを取ると副作用が無く、音が良くなる。
            という感じです。

  2. assyさん

    そうですね、わからないことだらけですね。アンプで考えると整流した電流をフィルターコンデンサーに蓄えて、下流のアンプで使った量だけAC入力から補充すると考えると、AC電源に多少のノイズがあっても音には表れにくいのではないかと思っています。ですのでACノイズフィルターよりもアンプのケミコンを大きくする方が音質向上になると思っています。私の自作アンプは47000μF×2ケを正負で使っています。
    なお3番目のグラフは2番目をフーリエ変換したものなので、高周波が流れているというのは考えにくいのでは。下流で消費した分だけが補充されるのでサイン波の上部分だけが流れると考えますが。

    評論家の方がいろいろと本に書かれていますが、自宅のシステムには導入していなかったり、意外と安価なケーブルだったりします(笑

  3. マイペースさんこんにちは。
    ほんとーに解らないことだらけです。

    3番目のグラフは整流した直後の電圧をフーリエ変換したもので、電流とは違います。
    単純にキレイなAC電源を整流すればキレイなDCが得られると思ってる人もいるかもしれないので(いないか?)、整流しただけで波形がサイン波ではなくなって交流時にはなかった周波数成分が発生すると言いたかっただけです。
    また整流ダイオードもノイズを発生しますしね。

    そんなわけで私も同じコストをかけるなら、整流前よりも整流時にノイズ対策したほうが有利だと考えてます。

    とはいっても電気工作(自作アンプや市販品の改造)が出来ないので、私にはAC段階でのアクセサリーがお手軽です。

  4. assiさん こんにちは

    たぶん敢えて触れていないだけだと思いますが近年は2本の電線の電位差が無い(オシロやノイズメーターで測定不能)なノイズが音質に思ったより悪影響を及ぼしている事が知られていますよね。そう、コモンモードです。

    コモンモードというとかなり高い周波数をイメージしてしまいますが、家庭用コンセントのコモンモードノイズを聞くと キーーンという可聴帯域内の10kHz~15kHz(私の耳は15.5kHzが可聴限界)すごい音がする事が、実験してみたら分かり・・まし・・・た?、いや断言はしないでおきます。 コモンモードは オシロ でも ノイズメーター でも 基本的に測定はできませんが・・・工夫さえすればなんとか。ノイズの大小くらいは分かります。 コモンモード を Yコンデンサ と アースを使って ノーマルモード変換します。 で、アースに流れる電流を高透磁率のコアで拾って電圧変換するイメージです。 次の動画は iFi AC iPurifierのYコンデンサ(ノイズフィルター)を活用してアースにノーマルモード変換したコモンモードノイズを流しているところです。PCスピーカーでノイズの音を聞いています。 → https://youtu.be/o-KLJvnbMQk
    コモンモードは絶縁を通り抜けて、何ならトランスすら浮遊容量(ストレーC)を通って抜けてくるので大変なのと、測定上? 目に見えないのが厄介ですね。 動画では私が コモンをノーマルに変換しましたが、感の良い人は、コンセントから来たコモンがオーディオ機器内でノーマルに化ける事も無くは無い事にに気付くかも? 殊更デジタル回路に有害な感触です。電池を使ったときの改善度合いが凄いのでそう感じています。
    .

    • nightwish_daisuki さん、こんばんは。

      コモンモードノイズは難しくヘタにふれるとボロがでるので。

      音質改善が見られなかったノイズフィルタもYコンデンサが入っていてコモンモードにもある程度効くはずなのですが…
      主観的に音質改善があったオーディオ用フィルタとどのくらいコモンモードノイズに対する効果が違うのか?もわかりませんし。
      コモンモードに関しても外からは防いでも、オーディオ機器自体がコモンモードのノイズ源になってたり。

      言いたいことは、そもそもノーマルモード・コモンモードそれぞれでどのような周波数成分のノイズがどの程度音質に影響するかがはっきりしない。だから私のような迷える子羊が出てしまうのです。

      話は変わりますが、仮想アースは高い周波数のコモンモードノイズに対してアンテナ、もしくは容量として働いていると妄想していますがどうなんでしょう?

      • assiさん 応レスありがとうございます

        アンテナとかアンテナ効果という説はアンマリ好きではないです。あくまで個人的にですが。先月ゲルマニウムラジオを作ってみたのですが受信の難易度が思ったより凄かった。まともに受信できない(笑)
        タワシやなにやらで電波を強力に引き込めるなら苦労しないっちゅねんみたいな。アンテナとかアンテナ効果を唱える人には携帯の電波が届かない場所でも通話可能になるアンテナを作ってくれと言いたい(スミマセン。言葉が強過ぎました。受信とは逆に、それらがノイズを空中に飛ばす方の働きもあるかもだし)。

        Yコンのアースポイントに無線機の出力を印加したら二個のYコンに均等に信号がかかって即ちコモンモードに変換できますよね。ノーマルモードは最近の電化製品なら調光機能付きの10畳〜の高光量のLEDシーリングライトなら家全体にまわるようなノーマルモードノイズを調光で増減できます。ただ、欲しいノイズよりかなり周波数低めなんですよね。わたしはノーマルモードが音質に影響するのは電気的な要因のほか、電源トランスの振動の具合を変化させる事が原因なんじゃないかと想像しています。例えばりき率改善のPFCは一見トランスの唸りから遠ざかりそうですが唸りの原因になった事例もあるとメーカーさんから聞いた事があります。 また、以前にも紹介したしましたがiFi AC iPurifierはゼロクロス付近の電位を電源として取り込むお陰なのか?トランズの唸りを抑制する働きもありました。脚(インシュレータ)や天板に重石を乗せると音が変わるというのと似た事象なのかもなと。もっとも全て複合的な要因が絡んでいるはずなので悩ましいのですが。
        .

        • アンテナ効果?、を測定機で占めした事例はテクニカルブレーンさんの動画にありますので紹介します。この動画ではFM帯を引き込んでまったようです。(予想とか主観がつよめの動画なのでそのつもりで閲覧してみて下さい。)

          https://youtu.be/UuMfH_nyP94

        • 私のアンテナに対する「イメージ」はnightwish_daisukiさんと真逆みたいです。

          私のイメージでは「導体」があればほとんど何でも「アンテナ」に見えます。同軸ケーブルの網線を少し切って芯線を出せばアンテナ、網線を解いて曲げればアンテナ、針金を伸ばせばアンテナ、丸い輪を作ってもアンテナ、バネみたいに螺旋に巻いてもアンテナ、両面基盤に適当なパターンを作ればアンテナ、同軸ケーブルの端をショートさせても、コモンモードに対してはアンテナ、空き缶もアンテナ、プリングスの筒もアンテナ、アルミホイルを円錐に丸めればアンテナ。

          優れた特性のアンテナを作るのは難しいのですが、逆に導体をどんな周波数でもアンテナとして作用させないのも難しい。

          またアンテナは基本的に送受信どちらにも働きます。
          送信用のアンテナは必ず受信用にもなります。

          そんなわけでノイズを放射したり受信したりは簡単に起こります。それがどう影響するのか私にはよくわかりませんが。

          • assiさん こんばんは 改めて応レスありがとうございます

            私はassiさんのコメントを読んで、自分と逆だとは感じませんでした。 私が言いたかった事を別の表現で書けば・・・『安易に何でも電波のせいにしないでよー』という雄叫びで した。酔っていたし、ついつい表現が過激になりました。つまり?なんか良くわからないから電波のせいにしてるような世間の風潮が嫌だというnightwish_daisukiの我儘。

            ピラミッドは宇宙人がUFOで飛来して建造したとすれば単純冥界で話は終わるし納得も?しなくはないですが、何でも宇宙人とか神様のせいにしたいたら前進が無いのですよね。
            放射されている電波の測定、受信している電波の周波数帯の測定や確認作業なしに『仮想アースは電波を受信する』と言って欲しくはない気持ち。

            テクニカルブレーンさんは測定したじゃあないかって? テクニカルブレーンさんの動画について、『予想とか主観が強めの動画なのでそのつもりで閲覧してみて下さい。』みたいな、念押ししたのは、
            あのスペアナにオーディオ機器の内部配線を引っ張ってきて繋いだら同様に電波のスペクトルが出て来るのではないのか?という疑い。 まさにassiさんの言うように何でも大なり小なりアンテナに なる から。 仮想アースだろうが機器の内部配線だろうが基板パターンだろうが、電波や磁界から何らかの影響を受けるのは変わりありません。(外界からの影響受けない為の基盤パターンのノウハウ、信号波形を有ためのインピーダンス整合etcもありますが)
            テクニカルブレーンさんの動画をみて『だから仮想アースは駄目なんだ!』と結論付けるのは早計だとnightwish_daisukiは断言します。 (assiさんがそうだとは思っていないです)例えば、仮想アースを取り付けたアンプの信号出力と、 仮想アースなしのアンプ出力を最低でも複数回繰り返し行なう。これを、朝昼晩時間を変えておなじ実験をして明らかに仮想アースを装備したほうが余計なスペクトルが見える。再現性が見れるなら一定の説得力が出始めます。 安価なアンプ、ミドルクラスのアンプ、ハイエンドのアンプ、ノイズ弱そうなビンテージなアンプなど、事例を増やして共通した傾向が出るかの確認もあるといいです。 
            スペアナになにも接続しない状態と◯◯を比較したって、そりゃあ◯◯の方に何らかのスペクトルが出るのは当たり前じゃないか。特に仮想アースはインピーダンス高くて電位的には『不定』なんだからさ。。。 テクニカルブレーンさんを否定しているのではなくて、何もしない多くの人々よりもテクニカルブレーンさんの動画・アクセサリー界隈に1石を投じる気概とその行動は実に立派です(*^^*)。 ただ、そこで『仮想アースはわるい!』で止まってしまっては進歩がないよーという雄叫び。 長くなりましたので、、、 ここまでm(_ _)m

            • 訂正

              誤:アンプ出力を最低でも複数回繰り返し行なう
              正:アンプ出力のスペクトル観察を最低でも複数回繰り返し行なう

              余談:
              グルマン邸でMCカートリッジは使えない。ラジオが聞こえるから・・・ philewebコミュニティ次代の懐かしいお話。
              .

            • 補足:
              『スペアナになにも接続しない状態』とは、文字面のとおり入力になにも接続しないで開放する事ではなくて50Ωで終端する事をイメージしています。テクニカルブレーンさんの動画に出てきたノイズの無いキレイな結果は多分これ。終端を外したらそれだけで(仮想アースを接続しなくても)ノイズスペクトルが見えるでしょう(スペアナなんて高価な機器は持っていないので知りませんが)。少なくともオシロスコープでは ″本当に″ 入力に何も繋がなかったならば、画面はハムやら何やらノイズだらけで賑やかです。 電圧は『不定』なので。不思議ではありません。 

              .
              理屈は忘れましたがスペアナの入力は50Ωというのは基礎の基礎でとくに明記の必用もないほど(確認しないで書いてます。間違っていたらゴメンナサイ)
              .

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