困ったことになりました―ソナス・センターSP他の買い替え

日記・雑記
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9月8日付および11日付の日記で書きましたように、本日、試聴に行ってまいりました。この写真の掲載に関しては、お店の方の許可も取ってきましたし、東京近郊のオーディオファイルの方にとっては超有名店ですので、行ったことがある人にはここがどこだかすぐにわかってしまうと思います。ゆえに無理に隠さずに書いておきますが、秋葉原のダイナミックオーディオさんです。私はここの4階の島さんという方にお世話になっております。現場経験豊富なとても素晴らしい方です。

さて、写真にありますように、通常、このようなレベルのお店ではありえない組み合わせである、LRに異なるSonetto(I, VIII, Center, Wallの4機種)を配して試聴させていただきました。[:image1:][:image2:][:image3:]輸入代理店のノアからもご担当の方が同席されました。島さんもノアの方もこのような試聴はほとんどしたことがないとおっしゃっていました。

結論を先に書きますと、残念ながら(完全に買う気でクレジットカードを持っていきましたが=笑)、今回のセンタースピーカーおよびサラウンドスピーカー・フロントワイドスピーカーの購入は保留となりました。

経緯を書きますと、まず、試聴に先立ち、「自宅(伊豆)のVIIIは、8805のAudysseyで逆相と出るのですが」、というお話をすると、「壁など設置位置の関係で判定を誤ることがある」とノアの方。念のため、皆様に教えていただいた電池を使った「極性チェック」をお願いすると、快くOKしていただき、まずは懸案のSonettoVIIIから行うと、ウーファーは「正相」でした。同様にSonettoIとCenterIもウーファーは「正相」でした。

で、IをLに、VIIIをRでどちらも正相でつなぎ、持参したチェック用のディスクでピンクノイズを再生しました。最初にLのみ、次にRのみ、最後にL+Rで録音してあるものです。

私は音色の違いをみるつもりだったので、低音はともかく、LRで中高音の感じは似ていたので「さすが同じツィーター」とほっとしていたところ、L+Rの再生のパートで、音が中央に集まらない。「モノ録音のはずなのに変だな、これって、もしかしてウチ(伊豆)と同じ状況では…」と疑い、「逆相では?」と恐る恐る申し上げたところ、島さんが血相変えて(まあ、内心、という意味です=笑)「私に代わってください」と言われ、「王様席」を交代しました。しばらく聞いておられた後、島さんがノアの方にお声がけして片方(I)の極性を逆につなぎなおしてもらったところ、「真ん中」に来ちゃったんです(私は島さんの後ろの席で聴いておりました=泣・笑)。

そこから後は、もう音色のチェックどころではなく、「極性チェック」のために、とっかえひっかえして3人で確認した結果、「SonettoVIIIだけ正相でつなぐと定位せず、逆相でつなぐと定位する。他はすべて正相でOK」ということがわかったのでした。

もう一度書きますが、VIIIのウーファーは正相で接続されていることを「電池実験」から確認していますし、ノアの方も、「ソナスの3Wayのフロア型のSPのウーファーはすべて正相接続だと聞いている」とおっしゃります。ということは、我々が「定位感」を得やすいスコーカー(+ツィーター?)だけが逆相に接続されているのでは、という「不都合な真実」に3人とも達せざるを得ませんでした。

このまま、当初計画通りLCRをSonettoVIIIとし、サラウンドをAmator IIIにしたり、サラウンドとフロントの間に入れるフロントワイドをSonetto IとかWallにした場合、SonettoVIIIのみ逆相接続をすれば中高域の位相(極性)はそろうものの、ウーファーの受け持つ音域が逆相となってVIII以外のスピーカーと打ち消しあってしまいます。

取り敢えず、島さんのご提案で、ノアさんからソナスの設計者に問い合わせをしてもらうこととなり、その回答が来るまでは、「購入は保留した方がいい」と言われました。可能性として、初期ロット(?)に製造(設計)ミスがあったということも考えられるので、その場合は、伊豆のVIIIを交換または修理対応しますということでした。

ただ、もし、すべてのVIIIのスコーカーは逆位相接続で設計・製造されている、ということであれば、Amator IIIの音は気に入っているので変えたくない私としては、手持ちのVIIIを手放してLCR3台を買いなおすしかないかもと考え始めております…どうなることやら。

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