K&K邸訪問

日記・雑記
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過日、人生初の「オフ会」として、K&Kさんにご自宅でお会いしました。訪問記を書くのがここのコミュニティのマナー(?)のようなので、手短に。

「手短に」というのは、K&Kさんのシステムや音が簡単に記述できるという意味ではなくて(汗)、まず、訪問の目的の一つが、前の日記に書いた「K&Kフィルター」の受け取りとその説明を受けることであったこと。次に、数か月前に自宅のシステムからCD/SACDプレーヤーを失くしたため、試聴用に持参するディスクがほとんど無かったことから、「丁寧な、気合を入れた」試聴、とは今回はなっていないからです。

と、前置きをしたうえで、そもそも初めてなので勝手がわからず、写真の一枚も撮っておらず(翌日拙宅にお見えになったK&Kさんは、しっかり写真を撮ってお帰りになった)、以下、文字のみで失礼します。

お部屋と機器と、そのレイアウトは、恐らく、K&Kさんの「マイルーム」のほぼそのままだと思います。

で、ここでまたまた人生初の「石井式のオーディオルーム」「ヴァーチカル・ツインシステム」「チャンネル・ディバイダ―システム」を体験しました。ここまで初物尽くしですと、比較の対象となる試聴経験が自分の中にないので、おのずと比較対象の一方は自分のシステムとなってしまうのですが、これはかなり機器も部屋もアプローチも異なるので、いわばラーメンとうどんを比べるような感じとなり、適切な表現が難しいのです。

でも敢えて書けば、2chに関しては、拙宅のAmator IIIに比して、1.脚色のない音、2.ボーカルが遠め、3.ボーカルが若め、4.ボーカルの口が大きめ5.音の高さを感じられる―という印象を持ちました。

1点目については、プリアンプを使っておられないことと、ネットワークも介されてないということで、本当に素の、純粋な音が出ているなという印象を持ちました。個人的にはプリアンプ肯定派で、プリアンプにきれいに化粧を施してもらった音が好きなのですが、ピアノの音に関しては、クリーンでクリアで、自分のシステムとはまた違った音ですが、とてもいいなと思いました。

2点目については、Amator IIIはよく歌うSPなので、昔の日本製の生真面目に作られたSPより「迫ってくる」感が強いのでしょう。

3点目については、Oppoの205をDACやプレーヤーとしてソースの源流として使っておられるので、205の音の影響が強く出ていると思います。元気で、タイトで、若々しい。オーディオ界の「青年」ですね(笑)。

4点目は、理由を素人的に考えれば、片チャンネルのツィーター2つVS1つ、であることと、もう一つ考えられるのは、リスニングポイントのソファの後ろに、窓が迫っている、つまり、リスニングポイントの後ろの空間が少ないことが影響しているのではないかと。前者はいくら仮想同軸とはいえ、2割る2が、1単体に比べて「1である感」が劣るのはやむを得ないでしょう。後者は、よくオーディオのセッティングではスピーカーの前後左右の空間を空けることが重要と言われますが、実はリスニングポイントの前後左右の空間を空けることも大事であることを短くないオーディオ経験上知っています。音が乱反射しますから。

5点目については、2chなのに、「今、上に設置してあるSP鳴らしてますか?」と聞いてしまうソースがありました。これはすごい。うちのAmator IIIには出せない音場感でした。なぜこれが出せるのかは、私にはわかりませんが(泣)。

次に、4chサラウンドを聴かせていただきました。これは「自然」な感じが素晴らしかった。4chだぞ、というあざとさがない。さすがに4ch同じスピーカーを使っているだけあるなと思いました。位相(最近、悩み深いコトバ…)と音色がそろっていて、サラウンド再生であることを忘れそうなぐらいでした(ちなみに、4chにすれば、後ろの窓の影響はほとんど無くせます。「きれいな反射音」をサラウンドSPが作れるからです)。

最後に、Atmos映画を観させて(聴かせて)いただきました。戦闘シーンの多い場面の視聴でしたが、このソースですと、さすがに拙宅に比せばSP数の違いの差がもろに出て、多勢に無勢ではあります。ただ、さすがに、あのサブウーファーはタダものではないぞ、という片りんを感じられる、LFEサウンドを堪能しました。「サウンド」というよりは、空間の空気を動かしてましたね(笑)。

もし、お邪魔する機会がまたいただけたら、今度は自家薬籠中の物としているソフトを持参してみたいと思います。

K&Kさん、ありがとうございました。奥様とのピアノ談義なども興味深かったです。よろしくお伝えください。

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