「一次反射対策」として<エコカラット>はどうでしょうか?

日記・雑記
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先日、来年に控えた拙宅のリフォームの件で、ハウスメーカーと第一回目の現場打合せをしました。もちろん、まだ何をやるかも含めての相談レベルですが、前からちょっと気になっていた、拙宅のLチャンネルスピーカーの1次反射対策について、ご相談しました。

拙宅のLチャンネルは、ここ(写真1.Auro-3D用のリスニングポイントから撮影)にあるような設置状態となっています(ちなみに、これは音楽を聴く際のSPポジション。映画の際にはスクリーン脇に移動するため、もっと壁寄りになる)。スピーカーの軸線から壁までの距離は約50センチ。壁は珪藻土の吹き付けなので、それなりの吸音性はあります。
<写真1>[:image1:]
これまで、「まあ少し内振りにしているし、まあ壁の影響はあまりないだろう」と甘く考えていて、特段の対策はしておりませんでした。

ちなみに、対となるRチャンネルの設置環境はこんな感じ(同様にリスニングポイントから撮影。写真2)。こちらはすべての壁から最低でも1.5M以上離れているうえ、すべての壁がリスニングポイントと垂直関係に無い(つまり拙宅は真四角な部屋ではないため、この部分の壁は、後ろの壁も横の壁も、反対側の壁とは正対していない)ため、音響的にはほぼこれ以上望めないポジションだと思います。
<写真2>[:image2:]
つまり、LRの左右の設置環境は非対称なのですが、自分的には「まあ、Dirac Liveでキャリブレーションしているから、補正してくれているだろう」と思い込んでおります(爆)。

すると先日、Auro-3D仲間の(笑)、シバンニさんがお見えになり、その時は特に何もおっしゃっておられなかったのですが、私が<しつこく>(汗)、「拙宅で少しでも問題だと思った点を指摘してください」とお願いしたところ、この左サイドにある「絵」が気になったと。

シバンニさんは実は絵描きさん(趣味で=笑)なので、この絵が気になる、つまり単にこの菜の花畑の絵が気に入ったのかな、と思えばそうではありません(爆)。この絵は砂絵の技法で描かれているので触ると劣化するので、ガラス(アクリル板?)がはめ込まれています。これがLチャンネルスピーカーからの音を反射して音が少し濁っているのでは、という鋭いご指摘でした。

言われてみると、その後、ずっと気になるもので(汗)。「でもDirac Liveで補正しているし」と自分に言い聞かせつつも(笑)、じゃあどうするかと考えると、まず私はアンクのような「いかにも」という人工物(私の美的感覚には合わない…)は絶対に置きたくないタイプの人間です。オーディオショーなんかでは、よくこの位置に大きな観葉植物が置いてあるので、それも考えてはみたのですが、何しろ、ここは別荘でして誰も常駐しておりません。つまり、夏なんか下手すると数週間水をやれないわけで、すると当たり前ですが必ず枯れてしまいます。事実、今までもこの家で何鉢も枯らしており、今残っているのは比較的小型のサボテン系のものばかり。じゃあ、メキシコに自生しているような大きなサボテンの鉢植えでも持って来るか! というのは悪い冗談で(汗)、私の美的感覚が断固拒否します(笑)。

ということで今回、伊豆に来て、まずは「本当にここが一次反射のポイントなのか?」を確かめようと、実験をしてみました。採用した方法は単純で、ランプを当該スピーカーの位置において、リスニングポイントから見てそれが「絵」で反射しているかを確認するというものです。

最初に、スピーカーの上にランプを置き、普段Auro-3Dを聴いているポイントでチェック。何も映っていません。じゃあ、どこなら映るのかと思って後ろに下がってみると、普段映画を観るソファであれば、この写真3のようにランプが見えることがわかりました。
<写真3>[:image3:]
映画音響は正直言って全然重視していない私は(笑)、「まあ、これなら特にこのままでもいいかも」と(笑)。

でもよくよく考えてみると、ツィーターの位置はもう少し前だなあと思い、今度はスピーカーの前のツィーターの高さにランプを置いてみました。
<写真4>[:image4:]

すると、このように、Auro-3Dのリスニングポイントでも絵の端っこに「ランプ」の姿がくっきりと・・・

これを見て、「やはり、この絵は場所を移そう」と腹を決めました-母親が気に入って買った絵ですが、もう存命しておりませんし、捨てるわけではないので許してもらえるかなと(汗)。

さて、そこで問題となるのは、絵を取り払った後をどうするのか、です。いくら珪藻土の吹き付けとはいえ、どうせならもう少し音を拡散したい(私はライブな部屋が好きなので、吸音はなるべくしたくないのです。どうせ人間やソファが吸ってますので、それで十分!)。

最初、何かオブジェでも飾ろう、と考えました。が、この場合はオーナーのセンスが問われます(汗)。下手なものを選べば、妻からも、来客からも失笑を買います。しかもそこそこの現代美術の彫刻作品やオブジェであれば、お安くない(笑)。まさか、トーテムポールとか仏像とか玉すだれ、では美観上、自分で許せないし(爆)。

じゃあ、どうしようかとハウスメーカーの建築士に訊いたら、「エコカラットはどうですか?」と。

それ、このPhilewebで教えていただいたばかり!東京の自宅の内装にと考えていたのですが(こちらはオーディオ目的ではない)、その手があったかと。なんでも、エコカラットシリーズにはちょっと凸凹した仕上げの壁材もあるそうで、それをここに貼り付けてはどうかと。

私は無響室にあるような、あんまり激しく凸凹しているのは美観上嫌なので(いくらオーディオ的にいいと言われようが、<音楽を聴く部屋>なら見た目First主義者です!!!)、まあこの程度でいいかな、とも思いますが、どうなんでしょうか?イメージ的には、こんな感じのものです。

見た目もよく、かつオーディオ的にも優れている建材などがありましたら、ご教示いただければ幸いです。

まあまだ、実際の施工は半年ほど先ですが、施工すれば不可逆ですので、皆様のご意見を拝聴してから決めたいと思い、このPhilewebが残っている間にとこの段階で記事にしました。

よろしくお願いします。

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