「Auro-3D友の会」(笑)、WOWOWスタジオ見学ツアー!

日記・雑記
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二年数か月前に入会させていただいて以来、不遜にも(笑)「Auro-3D友の会会長」を名乗り続けてまいりましたが、この度、Phileweb閉鎖を前に、ついに「実態」を伴った「会」として活動をして参りました!!!

私のWOWOW主催のスタジオツアー参加入交氏の来訪入交邸への訪問に続く第4弾として、我が国のAuro-3D録音エンジニアの第一人者のお一人である、WOWOWの入交氏にご許可いただき、「Auro-3D友の会」として約3時間半に渡って、スタジオでAuro-3D音源をお聴かせいただいたり、入交さんをはじめとするAuro-3D関係者とDiscussionをする機会に恵まれました。今後、参加された方々から訪問記などがUPされるとは思いますが、まずは概要のみ、ご報告します。

待ち合わせ場所となった、インド料理屋でまず配られて「会長」(笑)を感激させてくれたのは、これ。

<写真>[:image1:]

私が「幹事長」に勝手に任命した(笑)、グランドスラムさんが、メンバーのAuro-3Dへの取り組みが分かるよう、写真付きのシステム一覧を取りまとめてくださいました。先方にも「手土産」としてこれをお渡しし、すっかり「会」としての実態が成立したというわけです(笑)。

幹事長はわざわざ前夜に下見(味)をしたうえで、ランチ会場の予約をしてくださり、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

さて、ここにお集まりいただいた方々は以下の通りですが、お声がけした当方も「まさかこんな遠方からは来ないだろうけど、まあ付き合いで声がけだけしておくか」程度だったので(汗)、本当に日本中からお集まりいただいてビックリ致しました。以下、順不同で:

K&Kさん(神奈川)、シバンニさん(愛知)、M1おんちゃんさん(宮城)、X1おやじさん(新潟)、きょやさん(福岡)、taketoさん(東京)、グランドスラムさん(福島)

今回、お声がけしましたがご都合がつかなかった方も少なくなかったのですが、Phileweb内でAuro-3Dに取り組まれている主だった方々はほとんど参加されたのではないでしょうか。この集まり具合で「友の会」のAuro-3Dに対する熱量を示すことができ、これには先方の入交さんも「わざわざ飛行機や新幹線でお見えになったのですか!」と驚き、感激されておられました。

本格的なインド料理に舌鼓を打ちながら(私はちょっと辛いのが苦手でしたが・・・笑)、初対面の方々のご挨拶も済んですっかり打ち解けたところで、WOWOWの放送センターへ。放送局というのはセキュリティが厳しいものでして、事前に全員の氏名や連絡先、所属先などを通告し、審査を受けて「Auro-3D友の会」御一行(笑)として入館許可を取っておきました。

さて、当日は休日にもかかわらず入交さんの他に、Auro-3D日本支社の浜崎さん、MQAの三上さんというフルメンバーでお迎えいただきました。まず最初に、浜崎さんの方からAuro-3Dの簡単なメカニズム等のご紹介があり、特にセッティングに関して早速、Discussionと言いますか、質疑応答が始まりました。そのやり取りの詳細はここには記しませんが、後日、「会員」(笑)の方々から気になった部分のご報告があるかもしれません(現在、奇しくも伊豆と東京の書斎の両方でAuro-3D用のセッティングを見直している最中の私自身もかなり参考になる所があったので、それに関しては後日、実践報告をしてみたいと思っております)。

Q&Aが一段落した後は、お待ちかねの試聴タイムです。実は今回は少し趣向を凝らしまして、事前に入交さんと打ち合わせをしました。彼がAuro-3Dレコーディングを手掛けたもののうち、市販されている以下の3作品について、事前に「会員」内で<予習>(自分のシステムでの試聴)をしてきていただいて、当日スタジオにて再生される、<Director’s intentionの音>と聴き比べてもらおうという企画です。その3曲というのは:

① 南佳孝 『Dear My Generation』の中の、「柔らかな雨」
② Nakura Makoto 『Bach Parallels』の中の、「Passacaglia in C Minor, BWV 582 for six percussionists」(上記二つは、いずれもe-onkyoにて、ダウンロード販売中。FlacとWavの5.1ch版が「隠れAuro」になっている)
③ Bob James “Feel like Making Live!”の中の、「Feel like Making Love」(BD版)

です。もちろん、機器もセッティングも部屋も「会員」各自のそれとは大きく異なりますし、何といってもここで聴かせていただいたもののほとんどがマスター音源のもので、収録レゾルーションもチャンネル数も市販のものとは異なるものが多かったのですが、「会員」の皆さんがこれらをどのように聴かれたのか、報告を待ちたいと思います(笑=私はすぐには伊豆に行けず、「復習」ができないため、後日UPします)。

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もちろん、これ以外にもいろいろな「門外不出」の、入交さんが録音を手掛けたAuro-3Dソフトを聴かせていただきました。入交さんもだんだんエンジニア魂に火が付いてきたようで(笑)、同じ音源のチャンネル数違い(2ch、5.1ch、7.1ch、Auro-3D=13ch、NHK22.2chなど)を聴かせていただいたり、レゾリューション違い(マスターの192から、48までやMQA処理の有無など)を試していただいたり、さらには、ハイトスピーカー群だけの再生や、Voice of Godだけの再生、フロントSP群上下6台だけによるものなど、普段は簡単には聴けないさまざまな形での再生音を聴かせていただきました。前回私が参加したWOWOW主催のスタジオツアーには無かったコンテンツで、これにより、個人的にはかなりAuro-3D再生における各スピーカーの役割の軽重の理解が深まりました。

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試聴会終了後、入交さんを交えて、和やかな雰囲気の中、Discussionコーナーとなり、さまざまな感想や、質問が出されました。これもここでは詳細は記しませんが、参加された各人が各人の問題意識に基づいた質問に対し、入交さんが丁寧にお答えいただき、それぞれ皆さんが知的な「お土産」を得ることができ、「会員」の満足度は高かったようです。

最後に、リアルな「お土産」を、MQAの三上さんが用意してくださっており、帰り際にノベルティや音楽ディスクなどを「会員」全員が受け取ってWOWOW放送センターを後にしました。当初2時間ぐらいの予定で午後1時にスタートしたのですが、時計の針は5時近くとなっておりました(笑)。

その後はお楽しみの「感想戦」を有楽町ガード下の、「Auro-3Dを語り合うには相応しくない?=笑」お店でワイワイとやりました。帰りの新幹線や飛行機の時間が許す限り、遠来の「会員」も参加してくださり、「Auro-3D友の会」の結束(?)を固めることができました(笑)。全員、Auro-3Dに関心があるという共通点はあるものの、その取り組み方(機器やお部屋など)はまちまちであり、また好みの音楽も今回のメンバーはクラシック好きが多かったとはいえ(ボーカル好きの方も二名ほどいましたが)、バロックから現代音楽まで、またソロ・小編成から大交響曲好き、さらには弦楽器派とピアノ派など、多様な音楽的嗜好を持つ集団ですが、そのみんなをそれなりに満足させるAuro-3Dのポテンシャルの高さに、改めて感心した次第です(教会音楽好きの私だけがAuro-3Dを熱烈に支持しているだけではないことがわかり、個人的にも心強かったです=笑)。

今回は文字通り日本全国から集まりましたが、皆、口々に「はるばる来たかいがあった」と言っていただいたのが、企画した側としては嬉しかったです。

末筆になりましたが、休日にもかかわらず、我々の好奇心にお付き合いいただいた、WOWOWの入交さん、Auro-3Dの浜崎さん、そしてMQAの三上さんに、この場をお借りして御礼申し上げます。

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