プリアンプを購入しました。
【経緯】
DACとマルチチャンネルアンプとの間に、パッシブチャンデバを組んでいます。
DACからの音のエネルギーがこのチャンデバ回路で奪われるからだと思いますが、出音の薄さに不満を持っていました。
そこで改善策としてのプリアンプ導入!
プリアンプとマルチチャンネルアンプの間にチャンデバを入れて、プリの駆動力で押し切ろうというわけです。
【プリアンプの概要】
・純A級
・フルバランス回路
・電源トランスから左右別
レジェンド設計者が開発したとある有名プリアンプの回路をモロに踏襲した設計になっているので、基本性能は折り紙つきかと。
そしてべらぼうに安い。
ちなみに、本家本元プリのメーカーはすでに無く、その製品も販売されていないです。
アリエクさんの最安値のショップに発注しました。
これが後々に災難をもたらすとは、その時点では知る由もなかった。。。
【災難のこと】
災難①
11月末の到着予定で発注したのに、1月末になった。
「届いたから、まあ良いかあ・・・」
災難②
220V仕様を注文したのに110V仕様が届いた。
「トランスの接続変更で200V化が出来そうだから、まあ良いかあ・・・」
災難③
左右の音量が違う!
「さすがにコレはないわあ。
ん?
ボリュームの不良か・・・。
ボリュームを交換すれば、まあ良いかあ・・・」
という感じで、何度もキャンセルやら返品やらを検討しました。
【導入後の話】
プリを入れる前の状態をマラソン選手だとすると、目標はサッカー選手。
下半身の力強さとスピード、インパクトの強烈さ、みたいな。
で、
サッカー選手を期待して出てきた音は、相撲取り。
筋肉は多過ぎるし、余分な脂肪が付いていて、筋肉(情報)がマスキングされていました。
DACからの情報をマスキングせずに、力感だけ付与させるのが理想なので、色々な改善を進めてサッカー選手を目指します。
いくつかの改善策の中、一番初めにやったのが『ボリュームの改善』です。
既設のボリュームは「アルプスの4連ボリューム」。
音の劣化はボリューム部が顕著に現れるという情報を得たので、試しに固定抵抗に変えてみました。
9kΩ前後が良いんじゃないかと当たりをつけて「8.7kΩ」でやってみました。
ボリュームの代わりに抵抗を付けて音量を固定したって事です。
この効果は絶大でした。
相撲取りからプロレスラーになった感じ。
音の曇りがかなり晴れた感じで、情報量の欠落は私の許容範囲内になりました。
【今後やっていくこと】
①しょぼい内部配線の交換
②セレクターのバイパス化
③200V化
④オペアンプ交換
⑤電解コンデンサ交換
⑥GNDの強化
しばらく楽しめそうです。
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こんにちは。
私も低音の押し出しをもう少し改善しようとプリアンプを改造しています。私のプリアンプは入力セレクターと抵抗のリレー切り替え式アッテネッターです。このアッテネーターの後ろにフラットアンプを追加しました。アンプ基板はたかじんさんの”禁断のヘッドフォンアンプ”です。オペアンプをいろいろと替えて試しています。
アンプ回路はさまざまですが、回路と使用部品によって音は変わるので是非いろいろとチャレンジして下さい。
追加;④のオペアンプ交換はプリアンプの画像からはオペアンプが見当たりませんが・・・
マイペースさん
プリアンプで音のキャラがガバッと変わるのがよく分かりました。
今まで聴こえなかったある一部の音も聴こえるようになったのも面白いです。
このプリで色々と実験していきますね。
オペアンプはBBモドきが4つ付いてますよー。
CENYAさん こんばんは!
>プリアンプで音のキャラがガバッと変わるのがよく分かりました
これには全く同意です
自分もプリアンプを使っていますが音場感、空気感、奥行き感が大きく変わります
まあ自分のは管球式なので使う真空管によっても大きく変わるんですけどね
パッシブ、トランジスタ、管球式 と三種類の切り替えが可能です(アッテネーターは抵抗切り替え式、リモコンで音量調整)
入力や出力段のコンデンサの容量でも音色の調整は出来そうですね