2025年2月にアモルファスのMCトランスに合わせて入力インピーダンスの切替をしたイコライザーです。
2007年製作の19年選手ですが使用頻度が低いので如何しようかと悩んでいました。
回路図を見ると
電解コンデンサーは4ヶだけだったので交換する事にしました。
交換前です。
取り外したコンデンサーです。
内の1つをよ~く見ると
何か液体まで染みだして悲惨な状態です。
容量を測ると107+107μFと表記の値は有りました。
肝心のESRは???
交換後です。
コンデンサーの寿命延長に冷却ファンの風量を上げました。
このサイズに熱源の真空管が4本も有ると一寸した事で温度が大きく変わります。
10℃下がったけど 効果が分かるのは10年先ですね。
動作確認のために交換後の周波数特性を測りました。
10Hzが2dBほど下がっていますが良好です。
再生するとアレこんな音だっけ?
刺激音が消えて優しい音がしました。
そのせいかとってもナローに聴こえます。
4CHマルチアンプが無駄になるくらいナローなのに何故か楽器が手前に来ます。
録音の良いダイレクトカッティングディスクだと手を伸ばせば届きそうです。
ただDXD【384KHz】と比べると歪が大きいです。
ダイレクトカッティングの情報の多さと適度な歪で音が前に出て来るのかも?
やっと以前作ったアームリフターの自動上昇が生きました。
実際に使っていたら上昇中にアームの感知がOFFになって下降・再び感知ON→上昇を繰り返す事が有りました。
そこでオフ・ディレーを追加して感知すれば最低2秒間上昇を保持してリフターを確実に上げるように改造しました。
基板サイズが少し大きくなりましたが、動作は良好です。
元々基板は転がしの設置だったので問題なくプレーヤーにセット出来ました。
LPは片面の時間が短いのでとっても便利です。
寝落ちしても大丈夫!
余談になりますが カートリッジはAudioTechnica AT33Eを使用しています。
針先が小さ過ぎるのか?LPの半分くらいでゴミが付いて歪が酷くなり掃除が必要になります。
ゴミが酷いのでまともにLPを聴けなくなっていました。
そこで以前使用していたAT32Ⅱに戻すとゴミも付かず安心して聴けます。
AT32の方が使い勝手が良いので予備に1個オークションで購入しました。
40年前のカートリッジなのでどうかな?と思いましたが、意外にまともな音が出ました。
少し慣らしをすれば十分使えそうです。
新品の電解コンデンサーより古~いAT32の方が高かったです。
これでアナログが完全復活しました!











コメント ※編集/削除は管理者のみ