安価に音を良くする方法-その2

日記・雑記
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安価に音を良くする方法-その2をつれづれなるままに書いてみます。
その1の反省から、あくまで小生の経験の一部を記すことにしました。

今回は「スピーカーの前後をテーマとしました。」
写真は、現在の使用状態ですが「最初はただの棒を置いていただけ」です。
(たしか、1200mmの棒を12本:約1200円)

これが、ルームアコースティックにはまり込んだきっかけなのですが・・・。
最初は、サーロジックのHPを見て触発されたものです。
何かの雑誌を読んでいたら「サーロジックのLVパネル」の記事が出ていて興味を持ちました。
そこでインターネットで「サーロジック」のHPを探すとルームチューニングのことが詳しく記載されており「LVパネルを購入したいが先立つものがない!」こんな単純なきっかけです。
http://www.salogic.com/

HPの中に多数のリスニングルームの写真とルームチューニングのことが記載されていますが、
その中に、ただの棒を置いているものがありました。
丁度、冬休みに入ったばかりでしたので「こんなものでも効果があるのか!」と思い、近くのホームセンターで棒(30×40 1.5m 10本:700円位)を買ってきてリスニングルームに並べていつもの音楽をかけると再生音の激変に驚きました。
「たったこんなものでもこんなに効果があるのか!」
これまで、インシュレーターやケーブル、コンセントなどのアクセサリーを試していましたが、
ルームアコースティックに手を入れるのは初めてだったので、あまりの変化の大きさに驚きと共にウキウキしました。しかしながら、喜びもつかの間、長き聴いていると頭が痛くなるありさま。(もちろん棒はすぐに取り払いました。:▲700円:勉強代)
なぜこんなことになるのか?疑問だらけで悩んでしまい、サーロジックのHPで問い合わせをしたところ、以下の回答が来ました。
「棒のサイズは20×30程度でないとダメ。材質は硬いものであること。」
理由は記載されていませんでしたが、こんなに効果があるならだまされたと思って言われる通りにやってみよう・・・と思い、早速ホームセンターへ材料探しに走りました。

しかし、切り売りの材料では適当なものが見当たらず(サイズがあっても・柔らかいもの、硬い材質でもサイズがない)しかたがないので、1×4のSPF材を縦に3分割(に裁断してもらい、長さも基材の1800mmを1200mm,600mmに切断してもらい使用しました。(HPで1200mmを推奨していたので1200mmとした。1パック4枚×3分割)

その棒を、左右のスピーカー後ろとセンター及びリスナー後方に色々な配置で並び替えてみると
音の響き方がころころ変わり、それこそ激変したのです。
置き方の基本は、サーロジックのHPに学び、後はいろいろ試してみるだけです。
「たったこれだけのもので!」驚きと感動のままに、次々と棒を買ってきては並べ替えて
冬休みが終わるころには「現在使用している自作エセLVパネル」がほとんど出来上がっていました。(重労働で体がガクガクになった記憶があります。)
当時の写真を添付します。(当時は、寝室兼リスニングルームでどうにもなりません。これがルームチューニングに足を踏み入れた最大のきっかけかも。ベッドが多大な吸音体となってしまい響きがなく、部屋の上半分で鳴っている感じでした。)

パネル状に組み上げたのは、1)棒のままではすぐ倒れてしまうこと 2)LVパネルのまねをしたほうが良さそうだったからです。(しかしながら、今思うと棒のままでも絶大な効果がありました。)

長々と前置きを書きましたが、疲れたので続きは明日以降に書くことにします。

コメント集
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おはようございます。
続き、楽しみにしてますね。
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はじめまして!

私も室内調音にはとても関心があります。今新しい機器を導入したばかりなのでちょっと足踏み状態ですが、そういう方向に足を踏み出したいと思っていたところです。今後もレポートお願いします!私もぼちぼち試していきますね。
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そこで厚かましいお願いなのですが、差し支えない範囲で結構ですから、ヒジヤン様のお部屋の基本情報について公開願えませんでしょうか。例えばどのような方法の防音をされているのか、壁の材質は何か、床は? 窓や扉の配置は? といったところです。部屋の初期条件によって適切な室内調音も変わってくると思いますので、可能な範囲で結構ですから教えてくださいませ。
私の場合は、マイルームのところに書かせていただきました。
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室内音響に興味がある方と交流出来てうれしいです。
基本構成等の簡易的な事項と特徴などを下記に記載します。
(キングジョー様のマイルーム記載を拝見させていただきましたが、このような詳しい記載にはついていけないので、後日、マイルームに記載したいと思います。スミマセン。)

基本構成や特徴など
1、広さ:洋室8畳 工法:2×4
・一般的な洋室(当初は寝室として使用していた。)
・2×4工法のため外壁部の室内壁と天井はしっかりしている。
(スピーカー後方、右サイド)
・仕切り壁は一般と同じ(スピーカー左とリスナー後ろ)
(ただし、左面は70%がクローゼットの6枚折れ扉)

2、壁の材質など:ごく一般的なものです。
・床はカーペット敷き
・壁は、石膏ボードとビニールクロス

3、防音使用
・スピーカー後ろに窓がありましたが、潰して石膏ボード12+9+ロックウール+12を追加設定。
・スピーカー右サイドの窓は、5mm+5mmの2重サッシ化
・床下の通気口にシャッター追加
・コンセントなどの穴部分に遮音材とシーリング追加
◇要は、音が出ていく窓と通気口や穴の部分を壁相当に遮音性を上げただけです。

4、特徴
①8畳なので正方形となり、フラッターエコーが出やすい
→上下は、カーペット敷きのため問題なし
→左右は、クローゼットの6枚扉をのこぎり状に開きフラッター対策を実施
→前後は、音響パネルで室内変形化と中央部分はカーテン+スダレで対策
→残りの部分でフラッターエコーが出る部分は、部分的に吸音材を設置して対策
(過剰かもしれませんが、ハンドクラップをしてエコーが出るところがギリギリなくなるところまで詰めていきました。)

②8畳なので定在波の影響を受けやすい
→1次の定在波が50Hz近傍にあるが、低音の量感に優位に働くようにスピーカーの位置とリスニングポイントを決定した。
→その上の定在波は、音響チューニングしていく中で自然と影響が減ってきた。(最初は低周波スイープをかけると、グニャグニャの特性でした。)

③室内音響対策
→基本は20×28mmの棒を組み合わせて配置することにより実施
→天井と微調整は、100円ショップグッズで実施
→残響は、構造的に出ないので、初期反射音をコントロールすることで、ホールトーンなどを再現
→低音も倍音の反射音をコントロールすることにより、ホールトーンを再現可能。

今後考えていること
案1:今の部屋をリフォームして改善(クローゼットをやめれば10畳のスペースとなる。仕切り位置まで変えれば16畳相当まで拡大可能。)
案2:家を建て替えて、新規にリスニングルームを作る

◇骨子はこんなところですので、今後情報の肉づけをしていきたいと思います。
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室内音響に関しての話題と言うことで反応しました。
まさしく部屋の調音は大変大事な点で、その部分に目を向けられて改善に努められているその姿勢に共感致します。
どうしても機器の買い換え、アクセサリーなどに目がいってしまいがちですが、本当は部屋が一番大事です。
私はAVルームを作りたいがために家を新築しました。部屋の調音にもとことんこだわって自分なりに大変満足のいく物に仕上がりました。やはり機器の性能を引き出すためには一に部屋の調音、二に電源、三に良いソフトであると思っています。

今後の日記を楽しみにしております。

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