簡易アースシステム試聴記

日記・雑記
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先週『簡易アースシステム作成記』として、日記を書いたものについて1週間後のインプレッションを下記に記します。

1週間前の日曜日に体調が悪いながら、じっとしていられなくて、仕入れていた材料を出してきて組み立て開始。中学生以来のはんだごても使って、組み立て完成。機器の背面にセットして音出し開始した。


1)音出し開始時
「音場はかなり広いが、冴えた音じゃない。まだ、セットしたばかりだからしかたがないか~」など思いながら、評価は1週間待つことにした。最初トライした時も、音出し開始時に変化はあったが激変ではなかったが、1週間経って激変した思い出がある。(途中で変わっていたんだろうけど、夜中に小さな音でBGMで流すだけなので途中の変化は良くつかめていなかった。)

2)6時間後
「あんまり変化ないな~ 時間がかかるのかな!音場が広く自然な感じだが、雑味も感じるし、実験してた時の方が確実にいいよな。」ってな感じでその日のうちに満足がいくレベルには達しない。

3)1日後(月曜日)
夜帰ってきて、音出ししてみる。今日はログさんの家に行くので早く帰ってきたので、いつもの音量でスタート。期待を込めて、行ってみよう!
「ムムム・・・何か昨日と変わらない。ボリューム96にして、ノイズでパワーアンプの電源ONのままにしといたのにな~ おかしいな~」

4)2日後(火曜日)
変化が出ないので、今日から仕事に行く時も小音量で掛けたまま出かけました。ですが・・・
「なんだろ~ 変わったのかな~ それとも耳が悪くなったのかな~」
こんな感じで、激変するはずだったのに・・・

5)4日後(木曜日)
そろそろ変わってくれないとヤバイよな~ 来週インプレ書くって宣言しちゃったし。今日ダメだったら元に戻そうかな~ なんて思いながらスタートです。
「ダメだ!変わんない!おかしいな~」
原因突き止めなきゃ・・・ってわけで、探りを入れる。
考えられる原因は、
推定1;下手なハンダが取れた?
CDPのXLRはずしてみる・・・変わらない。おかしいCDPが一番変わるはずなのに。やっぱりハンダが取れてたのかな~。調べてみる。アチャ~ 引っ張ったらジャックの金具毎抜けてしまった。
「しょうがないな、金具だけでつないでみよう。」ってことで、やってみた。
が、変わらない。さっきとなんら変わらない。「おかしいな~」

そんじゃ、アース全部はずしちゃえ。ってことで全部はずしてみた。で、で、でも変わんない。エ~そんな~。なぜなの?

推定2;シールド線が原因か?
面倒だけど、実験した時から大きく変えたのはシールドのありなしだけなので・・・。
まずは、機材から直接出ているアース線のシールドだよな~ってことで、シールドはずしに取り掛かる。カッターで端末切り取って、エッサこらシールド線を抜いた。再度つないで音出しGO。
「これだ~ 雑味がとれて、奥行きも出る。」原因究明!

気を取り直して、再セットです。
だけどXLRコネクター壊れちゃったんだよな~。しかたなく、ハンダがついた所は切断して、ワニ口クリップで仮止め。もう夜中だ!でも、以前と比べるとまだまだの状況。4日のエージングが効いていないみたいだぞ!そんじゃ一気に炭ポットのアース線のシールドも取り外した。「少し良くなった。」「もういいや!エージングのやり直し。」ってことで、ボリューム3(蚊がなくレベル)にして寝た。

6)5日後(金曜日)
帰ってきて、ボリュームアップ。そうです、奥さんに頭を下げて、ボリューム50でかけっぱなしで仕事に行きました。
「いいやんけ~ 元に戻ったな~。」「でもこれじゃ前と同じ。」「何にも変えなきゃよかったってことになるよな。」
なんて考えていたら寝てしもうた。

7)6日後(土曜日)
今日が勝負!何とか前を越えなきゃ!ってことで音出し、行ってみよう!
「だいぶいいね~ 音の余韻がきれいに消える」「でも、もう一息行きたいな~」
何やろうかな~ ってことで、炭ポットをいじることにした。
「からからに乾いた炭でも接炭抵抗低いのかな~」「炭の量は多い方がいいんだろうな~」
などなど思ったので、炭の追加と霧吹きを実施。早速聴いてみる。
「いいじゃん。音像が更に締まってきた。」
これなら、時間がたてばさらに良くなるはず・・・で1時間
「さっきより締まりが出ているね~。」「これなら、実験中を超えたな。」「とりあえず、打ち止めにしよっと!」
てことで、アースのチューニングはここまで。その後、ヒアリングを続けた。

音に締まりが出たので、音像はクッキリして奥行き感も増えたが、広がりが少々犠牲になっている。そんじゃってことで、いつもの音響ボードをいじることにした。センターパネルの角度を広げてみる。
「いいね~。広がりが戻った。」「音像もクリアのままだ。」
以上、Part1終了。
(夜中に撮ったんで見難い写真でゴメンナサイ。炭ポットは、袋をはずして撮りました。)
(センターパネルが開き気味となったのが、お分かりになりますでしょうか。)
(旧はこれです。)

やっと、本題インプレまとめです。
今回トライの簡易アースシステム(A:エレクトロニクスのアースとB:電力のアースを直列でつないだもの)の評価です。

1)アースなしに対して
A:エレクトロニクスのアースは、
①音の雑味が取れて、響きが心地よくなる。・・・電源のノイズ成分を取り除く効果のようだ。
②SNが向上、聴こえなかった音が聴こえてくる。・・・信号中のノイズ成分を取り除く効果のようだ。
③音の余韻や消えざまがきれいになる。・・・電源と信号のノイズ成分を取り除く効果かな?
④張りが出て、躍動感が向上。・・・電圧の安定化?(過渡の電流変化が速くなった感じ)

B:電力のアースは、
⑤輪郭がはっきりする。・・・無駄な電流を取り除く?
⑥低音の押し出しが強くなる。・・・なぜか?

A:エレクトロニクスのアース+B:電力のアースでは、
基本は、A:エレクトロニクスのアースの方が効果は大きかったが、組み合わせることで
⑦奥行き感も増えて、ルームチューンと組み合わせることにより、より自然さが増した。

2)以前の実験仕様に対して、
金属のかたまりは銅管1本→2本、A・B並列アース→直列アース、炭容量・湿度UPしたことで、
①低音の出方がやさしくなった。(より自然に)・・・なぜか?
→以前の仕様では、低音がガツンとくる感じでした。JAZZならこっちの方がいいかも。
②音の輪郭が鮮明になった。・・・なぜか?
③広がりが犠牲にならない。・・・より輪郭が出たので、ルームチューンで広がりを出せた。

3)今後の課題(その内やってみます。)
①直列アースと並列アースのみの得失の把握
②電力のアースの線の長さを短くした時の効果把握
③電力のアースを機材ごとに設定した場合とまとめて設定した場合の得失把握

4)はっきり言えること
①エレクトロニクスのアースは効果絶大である。電力のアース(接地アース)を実施していても、追加することで効果は現れる。
②エレクトロニクスのアースは、機材から金属の塊をつなぐケーブルの材質が音を決めると言っても過言ではない。この線材を何にするかによって、変化(好み)の度合いが変わる。

5)反省
①シールドは、問題が出た時に考えればよい。以前も、ラインケーブルに銅箔でシールドを追加したら、SNは上がるものの躍動感が失われた。防振も同じだと思うが、無理やり抑え込んでも元気がなくなるだけ。出来るだけ自由にさせることでのびのびとする。
(これは、全てのことに通ずる原理原則なのだと改めて思った次第です。)

6)これからのこと
当面、音楽に浸ります。チューニングやってると、変化を捉えるために同じCDばかり聴いてて音楽を聴くんじゃなくて、音を聞いている状態でした。
チューニングも楽しみなのですが、偏り過ぎでした。

しばらくは、音楽に浸って心を癒していこうと思います。

コメント集
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昨晩、夜中に書いたのにレスが1件もなくて、心配してました。
シールドの件は、これで2回目なので私は相性が良くないみたいです。
奥行き感は、音像がはっきりしたために遠近感が見えるようになったのだと思います。
coiさんも試されたら、結果を教えて下さい。色々な結果を合わせると、更に何か見えてくると思うので。反論ありましたら大いに歓迎です。
反証出来ないものは、科学や真理ではないらしいので。
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お疲れ様でした~。
シールドには確かに押さえ込まれるような傾向がありますよね。

が、シールドからもアースが取れたりしまして。
シールドを取るとどうなるか・・・私は面倒でやってません(^_^;
全てからアースを取ろうとするとアース線だらけになってしまって見た目が酷いことになりそうってのもあります。
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今日はお休みですか?
たびびとさんのお宅訪問させていただくの何時にしましょうか。
自分のシステムが落ち着いたので、是非、タビさんの演奏を聴かせてもらいたいです。
でも、またチューニングになったらヤダナ~。
でも、自分の肥やしのためにも、楽しいひと時のためにも行きたいと思っています。

ちなみに、今日は出水電気の島本社長が来られることになりました。電源の大元にも手を入れようかって思っています。冬休み前あたりになりますでしょうが。
そうだ、たびさんも伊豆の出水電気試聴室に一緒に行きませんか。伊豆が紅葉の頃に!
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おぉ~~、色々と参考になる検証結果が!!
まずは、ご苦労様でした。

時間的にも、忍耐的にもかなりの手間隙が・・・。
ごゆっくりお休みくださいませ~~・・・と思ったら、更なる電源強化に走られそうな感じですね。w
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26日はいかがでしょうか?
出水電気さんの方は都合が合えば!

って関係ない話ですみません(^^ゞ
取り急ぎ~。
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レスありがとうございます。
ご指摘の通り、手間暇、忍耐を使ったので、少々休みます。

心を癒して、ファイトが湧いたら、またトライする予定です。
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いろいろと挑戦されていますねぇー。頭の下がる思いです。レポートは読んでいて大変楽しいです。

ヒジヤンさん曰く「無理やり抑え込んでも元気がなくなるだけ。出来るだけ自由にさせることでのびのびとする」まさにその通りです。私もいろいろやりましたが、結局はこういうことですね。

当面音楽に浸るというのは大賛成ですね。音の変化の聞き比べも楽しいのですが、やっぱり最終的には音楽を聴くという目的のためにオーディオをやっているわけでして、心をいやしてまた挑戦してて下さい。

いつかお会いできることを楽しみにしています。
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先週お会いできなかったのは、残念でした。ですが、ログさん、レザーさんとお仲間のようなので、機会は沢山あるだろうと思います。そして、Mac_celさんの53cmのサブウーファーも聴かせて・・・いや風圧体験させてもらいたいです。スゴソ~ですね!

これまで、音楽に浸る、また不満が出てチューニングする、その繰り返しで来ているような気がします。

私の息子は、まだ中学生ですがのびのびと育てていきたいと思っています。
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いゃ~、感心するばかりです。
この件では、僕がコメントが出来るレベルではなさそうですね。
実験の域を超え、研究レベルの内容に思えます。参りました。

ところで、僕は簡易システムでCDPの対応を行っていますが、
アンプ(トランスも)などにも、アーシングシステムの効果が
期待出来るものでしょうか?

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レスありがとうございます。参考になりましたでしょうか。
少しでもご参考になりましたら、うれしいです。

>ところで、僕は簡易システムでCDPの対応を行っていますが、アンプ(トランスも)などにも、アーシングシステムの効果が期待出来るものでしょうか?

ご質問の件ですが、アンプにつなげば効くと思います。この時に1)エレクトロニクスのアースは、1つの金属の固まりに全ての機材がつかまり(配線し)信号レベルの大きな低音などが、急に(あるいは連続して)入っても電圧降下を同じレベルで起さないようにすることが、いいのではないかと考えています。(検証はできていません)そうする事により、最終的にスピーカーに入る瞬間的な(あるいは大きな)電流が確保されるんだろうな~なんて勝手に考えています。(あくまで仮説です。)

わかり難い説明でスミマセン。
『CDP,AMPのできるだけ近いところに、可能な限り大きな金属の固まりを置き、好みのケーブルで、可能な限り短くつなぐこと!』
これが極意なんじゃないかなって思うんです。

したがいまして、アンプもつなげば効果ありだと思います、

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