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基準点の確認!【ホールの音】

日記・雑記
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今日は、クラシックコンサートのハシゴをして来ました。自分の音作りの基準点である、オーケストラ演奏のホールの音を確認するためです。

昼間の部は、すみだトリフォニーホールでみずほフィルハーモニーによる、マーラー交響曲5番を聴きました。
夜の部は、鎌倉芸術館で青葉フィルハーモニー管弦楽団によるシューベルト交響曲8番未完成とベートーヴェン交響曲6番田園です。

マーラーの5番は、現在のセッティングをしたときに「この曲が部屋で聴けること」を目標にチューニングをしてきた原点だったからです。
すみだトリフォニーホールは、シューボックス型で定員1801名の音楽専用ホールです。

落ち着いた雰囲気の音もよさそうなホールです。

いつもと同じ最前列の中央ちょっと右席に座りました。100名を超える演奏で、舞台いっぱいに演奏者が配置されていました。

ですが、音がイメージと合いません。演奏が始まったのですが、何か解放感がなく響きも強すぎると言うか響きがきれいでないように感じてしまいました。何故かな~と考えていたのですが、これまで最も良いと感じたみなとみらいホールと比較すると異なる点は、天井の高さと後ろの壁までの奥行きです。

これがみなとみらいホールの全景です。天井の高さと奥の壁の深さがわかると思います。

この辺りが、音の良いホールの条件になるのかもしれないな~と感じた次第です。演奏も申し訳ないが練習不足と言わざるを得ないものだったこともあるのかもしれません。
満足のいくものではありませんでした。

気を取り直して、鎌倉芸術館に向かいました。このホールは座席数1500席の多目的ホールです。

 

ここでの目的は座る位置による音の変化と好みの場所の再確認です。

ホールの中央部は人気があり、中央部の良い席は早い者勝ちとなるため、最初に演奏されたシューベルト交響曲8番未完成を13列目の中央通路後ろで聴きました。

演奏が始まり耳を傾けますが、音が小さすぎます。私にとってはBGMに感じてしまいました。そして楽器の音が混ざり合い包まれ感は良いのですが、明瞭さがなくとても好みとはかけ離れたものでした。音楽的には響きが溶け込みそれなりの良さがあるのですが・・・。

曲が終わり、ベートーヴェン交響曲6番田園に切り替わる休憩時間にいつもの最前列中央に移りました。

今回はオケの編成も小さいこともあり、演奏者との距離もちょうどいい感じです。

曲が始まりました。何とも言えない感じです。私はやっぱりココだよな~!との再確認をしました。この曲は、主題のメロディーは良く聞く曲なので違和感はありません。CDは持ってはいるのですが、1年以上未開封で塩漬けになっており、まともに演奏を聴くのは初めてです。ですが、非常にいいんです。音楽が心に沁み渡ってきます。この青葉フィルハーモニー管弦楽団は設立して日が浅く、入場無料でお客の入りも5割程度なのですが、非常に調和がとれているんです。演奏も取り立ててテクニックを見せつけるようなものではないのですが、曲に浸れるものでした。きっと指揮者が良いのでしょう。

更に音も好いんです。このホールは多目的ホールで、これまではあまり音が良くないと感じていたのですが、非常に自然で明瞭さとハーモニーのバランスが取れていました。何故だろうと考えていたのですが、編成が小さいために演奏者と舞台の壁に余裕があり、後ろの壁とも距離がとれているためではないかと推測しました。

本当に初めて聴く曲なのに約40分間、音楽に没頭して自然と体も揺れていたんです。それでもジーンと痺れるよな感動は湧いてこなかったので、やはり初めてではこないのかな~と思いつつ聴いていました。曲が終わり、良い音楽が聴けた!と満足して力をこめて拍手をしました。この瞬間です。ジ~ンと痺れが湧きあがりました。そして、薄らと涙まで出てくるではありませんか。恥ずかしいので必死に堪えていましたが、こんな経験は初めてでした。

そして目標は決まりました。我が家のオーディオは、今日聴いたような音を目指します。100名を超えるようなフルオケは、狭い部屋では荷が重すぎます。今日のような、こじんまりとしていても心に沁み渡るような調和のとれた音を目指すことにします。

このような音作りの見直しのきっかけを作ってくれたoyj_hiroさんに感謝です!

コメント集
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オーディオの音作りに生のオーケストラを聴きに行くことはすばらしいですね。
何か見えてきましたね。
クラシックの録音の仕方で生で聴くのとオーディオ再生で聴くのと印象が違ってきてしまうと思います。
だいたのクラシックの実際の録音では各楽器の近くにマイクを立てますので、楽器の音が明瞭に聞こえてくる。
方や、コンサートに行ってみるとホール中央部では実際の楽器の音は明瞭に聞こえてこない。
ヒジヤンさんは楽器の音が明瞭に聞こえてくるほうが好きなのですね。
そしたら、ちょっとアドバイス。
小規模ホールでやる室内楽のコンサートを聴きに行ってはいかがでしょうか?
作曲家だと古くはビバルディー、有名どころはモーツァルト、シューベルトといったところです。

小編成でやるので、最前列でも調和が取れて、楽器の音も明瞭に聞こえると思います。
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良いアイデアですね。小編成だと音楽的にも調和がとれたものをオーディオで再生するのにもよくマッチするのでしょうね。

ですが、私、オケが好きなんです。そして、最前列で聴くのも好きです。私だけのために大勢が演奏してくれて、何か王様にでもなった気分なんです。(笑)
録音もワンポイントものが好きです。

よくオケ再生を目指すというと笑われますが、きみぞうさんなら理解してもらえると思います。応援して下さいね!
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数々の暴言お許しください。反省してます。
ホールによってもさらに聴く位置によっても変わる音場再生は難しいですね。

一番下の写真がヒジヤンの聴く再生イメージなんですね。
納得しました。
ただこの位置からだと低音も上から聞こえてくると思うんですが。でも実際鎌倉芸術館のこの位置で聴いてみないとなんともいえませんね。
あとスピーカーの間隔を狭めて平行に配置したほうが音の広がりは得やすいんじゃないかと思いました。
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いや~今日の演奏はoyj_hiroさんにも聴いていただきたかったです。ただのアマオケだったのですが、感動しました!それも聴き終わってからなんです。何故このようなことになるのか?本当にわからないことだらけです。(笑)

ホールでは、この位置でも低音は地を這って迫ってきます。たぶん、床面にそって音が流れるためだと思います。そして、高い音は上に上がるんです。面白いですよね~。

>スピーカーの間隔を狭めて平行に配置したほうが音の広がりは得やすいんじゃないかと思いました。

その通りだと思います。以前は今の位置でもっと外ぶりにしていました。音が壁伝いに回り込むので、非常に音場感が出るのですが音像が曖昧でした。ですから、幅を狭めて平行にするのは良い手かも知れません。機材のレイアウトが難点です。

取りあえず、イメージが湧いているので明日から取りかかってみます。また、日記で報告しますね!
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自分の音を求めてのその探究心、頭が下がる思いです。
まず、実際の音楽を理想とするホールで聴いてそれをオーディオルームで再現しようとする姿勢には驚くばかりです。
それが音響パネルを駆使しての音場造りの源になっているのですね。
理想の環境をを求めて頑張って下さいね。

小生は、管楽器をやっていたゆえにバンドに中に、またオケラの中にいた時に感じた腹に響く音を一時は目指していました。結果どうしても重低音を重視するようになりました。

SPではどうしてもそれが不可能と判断してあきらめたのですが、その時の経験より、低音、各楽器位置、定位等を重視し、音が上に抜ける音場作りになりました。

オケラの再生にあのボリューム感を求めると。2chでは限界を感じ、自然とマルチ構成になってしまいました。

各人の求める音造りの源流は様々で、それをもとに努力してルーム環境を整備されていると思うと、お部屋を訪問させていただき、実際の音を聴かせていただくのも、そこに意味があるのでしょうね。

機会があれば是非ヒジヤン邸の音楽を聴かせて下さいね。
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音づくりを聴かせていただき、共感するところが多々あります。違いは、私は腹に響く重低音を求めていないところです。もしこれを求めていたら、今の部屋では無理!と思います。Rayさんが不可能とされたのとはレベル違いで・・・。oyj_hiroさんからも指摘されたのですが、これは無理!と思い心にフタをしたつもりが、亡霊として出てきます。(笑)ごとではないんです。

実は今いろいやっているのですが、中々うまくいかなくて、私もマルチにしたくなって来ました。

近くに来られた際は、是非聴いてみてください。そして、やんわりとダメ出ししていただければと・・・
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私もサーロジックのパネルを使用していますが
センターのパネルは今は使用していません。
センターパネルを使用すると、どうしても
出てくる音が不自然で 皆さんからその点を指摘を受け
はずしてしまいました。

人によっては音響パネルは邪道だと言う人も
いますが自分が気に入ればいいと思います。

私も結構自分の音はコンサートに行ったときに
確認します。(特にクラシックは)
コンサートのフワーとした音が出たら最高ですね。
お互い色々悩みがありますが出来ないことは
絶対出来ませんから難しいですね。
私も今の部屋は大きな音は出せませんから
重低音再生なんかは無理ですね。
そこそこの音量でオデオが楽しめたら最高ですね。
頑張ってください。

私も以前ノーチラスの802を使用していましたが
気に入る音が出なくて手放してしまいました。
B&Wのスピーカーで重低音を出そうとすると
それなりのアンプがいります。(アンプ食いです)
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私のパネルは自作なので、おまじないがかかっているんです。
このおまじないは、自分にしか効きません。自分が聴いたらいい音に聞こえる魔術です。(爆)

出来ないことは、頭脳改革かおまじないに限ります。一念奮起して聴くと、どんなアーチストだろうがオケだろうが眼前に現れます。そして、自分のためだけに演奏してくれます。

なんてことが、あったらいいのにな~!(笑)

世の中不況なんで、明るくいきましょう。その点、さぬきオデオ友の会の方々は、明るい方ばかりで本当に楽しそうです。会長と副会長と審判役が週毎に変わると聞いてぶったまげました。

モモンガさんも前に言われていましたが、さぬきと神奈川で交流会など出来たら楽しそうですよね!ちなみに今は、懐メロ聴いています。「夜明けのスキャット:由紀さおり」歌詞がほとんどなくて好いです。(ララララララ~、ルルルルルル~!)

B&Wのスピーカー・・・ノーチラスはウーファーが重かったようですが、802Dは軽いです。LINNでも駆動できるんです。重低音は無理ですよ!100Hzくらいまでなら大丈夫V。(笑)
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フルオケのホールトーンを生かした明瞭度の高い音・・・なるほど、ヒジヤンさんの求める音が良くわかります。
またそのためにコンサートを違うホールでハシゴをするなんて凄い行動力ですね。

うちの近くの音楽ホールも響きがよいことで業界では有名なようで、よくクラシックCDの録音に使われています。しかし規模が小さいので小編成ですが・・・

うちでもソースに入っている録音された場所の空間情報を細大漏らさず再生させるためにいろいろ試行錯誤しています。
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迷った時のリファレンス確認、とられる行動がさすがです!ホール梯子する人初めてです(笑)。楽曲と演奏を楽しめ、何よりココロに響く感動を得る事が第1の目標として音作りに励んでいるハズですが、迷うことありますよね。(私の場合、手段が目的化してたり..)
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今回ハシゴしたのは、求めるものが異なる(と思われる)oyj_hiroさんから色々指摘されたので、自分の求めるものを確認したくてハシゴまでしてしまいました。おかげで、自分のオーディオに求めるものの目標が定まりました。本当に良かったです。

響きが良いホールは宝物だと思います。そこで、気に入った席を見つけて楽しむことが出来たら幸せなことだと思います。

>録音された場所の空間情報を細大漏らさず再生させる

さすが、オーディオの技術的に見た目標ですね!
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本当に言われる通りです。
oyj_hiroさんから色々指摘されて迷いが出ました。ですが、今回十分確認出来たので当分迷いません。人が何を言おうが、自分の求めるものは自分にしかわからないものだと思います。ちょっと、変わっているのかも知れませんが・・・自分は自分なので・・・
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ですが、何時もながらキツイな~
>この人、大丈夫かなぁ~?、自己確立が出来ていないのかなぁ~?

そうですね、商品企画の仕事をしているのでマーケットリサーチをやり過ぎているのかも知れません。一種の職業病かもしれません。(笑)

これは趣味なんですからね~!『井の中の蛙』に成らないように頑張ります。

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