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すごいコンサートの体験!【渋谷C.C.Lemonホール】

日記・雑記
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今日は、久しぶりにクラシックコンサートに行きました。
渋谷交響楽団の第46回定期演奏会です。ホールは、渋谷C.C.Lemonホール(旧渋谷公会堂)です。

ウチからは1時間少々で、わりと近めのホールです。このコンサートを選んだ理由は、近いこととメイン曲のチャイコフスキーの悲愴が好きな曲だったから、そして、プレゼントチケットがあったからです。(笑)

今日の日記の中身は、凄いコンサート体験についてです。何が凄いのか、順を追って話して行きますね。

まず、ホールに入る前のことです。開演は2時ちょうどからで開場が13時30分だったのですが、渋谷駅に着いた時点で開場時間を過ぎてしまいました。今日はGWだし場所も良い所なので、いい席が取れるか心配だったんで、足早にホールに向かいました。着いてみるともうすでに40分を過ぎているのに長蛇の列です。「何、30分開場じゃなかったの!」「通常、並んでいると開場時間よりも早く入れてくれるんだけどな~」などと思いながら、しかたがないので最後尾につきました。その後、並んだ順番にホールへ入り、私が入場できたのは1時50分になろうとしていました。第1印象悪し!ですよね。

ホールに入ると、そこは音楽ホールではなく演劇ホールと呼ばれるような所でした。

事前にm○x○で教えて貰っていたのですが、これほどまでとは・・・(汗)ステージが奥まっていて、穴ぐらのようですし、天井が低くて開放感がないんです。更に、演奏者の椅子が、ステージの前方2mくらい空けて並んでいるので、余計に穴ぐら感でした。

過去の経験から、このようなケースでは音が前へ出て来難く、籠ったような音になってしまうため、何時ものように最前列中央を目指しました。ですが「ヤバィ、ほとんど埋まっている!」何時もはガラガラの最前列席が殆ど埋まっているようです。このホールでは、最前列は人気なのでしょうか。ど真ん中の2席だけが空いていそうだったんで、飛んでいくと荷物が置いてありました。「しかたがないな~」と思い2列目に座りました。1列違いなのですが、前に椅子や人が居るのと居ないのとでは(私にとっては)大きく違うんです。ガッカリしながら、2列目中央に座ったのですが、何時まで経っても荷物が座っているだけで、人が来ません。「もしかして」と思って前の人に聞いてみると「何と!」空いているとのことだったんです。即刻、席を前に移しました。

何時もの最前列中央です。第2印象も悪し!ですよね。もう一席は、中年の女性が荷物を置いたままで、最後まで荷物が座っていました。(トホホ~)

さて開演です。本日のお品書きは、1)ボロディン:歌劇「イーゴリ公」序曲、2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、3)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」です。
1曲目が無難に終わり、2曲目に移る時にピアノ協奏曲なので、セッティングが始まりました。するとグランドピアノがガラガラと目の前に運ばれたんです。舞台の前方2mはこのために空けられていたんですね。そして、本当に目の前で止まりました。「ウソ~!」目の前2mの所にグランドピアノが下から見上げるように置いて行かれたんです。演奏が始まり感じたことは・・・・・・
これは、ピアノ協奏曲ではなく、ピアノ独奏オーケストラ伴奏つきだよな~でした。ピアノの音がすごく大きく聴こえるのですが、オケが小さい、更にピアノの音は、ピアノの裏面から聞こえるんです。ピアノを裏から聴くのも一生のうち最初で最後なんだろうと思います。第3印象も悪し!ですよね。

お目当ての”悲愴”は何事もなく聴くことが出来ました。
今回の日記は、何か散々なコンサートだったように感じられるかも知れませんが、悪いことばかりではなかったんです。2曲目のピアノ独奏オーケストラ伴奏つきですが、ピアノの八尋三菜子さんがすごい迫力の演奏だったんです。にこやかにピアノの所まで来てから、ピアノの前に座ったら目つきが違う。鋭い目つきで、演奏を始めると強いタッチの所ではビクッ、ビクッと体を震わせ迫真の演奏です。目の前3mくらい所で、鍵盤を見つめる三菜子さんを下から覗き込むように見ていた私は、吸い寄せられるように目が離せなくなったんです。決めのタッチをした後に、手首だけ下を向いたまま、大きく手を振り上げるポーズもカッコよく決まっていました。

前述はピアノの演奏について書きましたが、アマコンでも団員の方々は真剣です。一生懸命演奏されているのがヒシヒシと伝わって来ました。この熱気は、オーディオや映像つきでもダイレクトには感じることは出来ないので、生演奏の良さなんだろうと思います。もうこのホールには来たくないですが、コンサートへは出来るだけ足を運ぼうと思っている次第です。

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