板張りのリスニングルーム【たくみ@深川邸訪問:実験編】

日記・雑記
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【修正版】書いてあることが分かり難いとのメッセージをいただきましたので、少しだけ加筆訂正しました。
昨日の板張りのリスニングルーム【たくみ@深川邸訪問:試聴編】に引き続き、実験編です。何の実験かと言うことになりますが、この日記で記載するのはメインシステムの課題と感じた「音が左右のスピーカーから聞こえてくるところと、音量を上げると音像や定位が乱れてしまうところ」に対する実験です。

スピーカーの位置を動かしてみたいのですが・・・との申出に、オーナーのたくみさんが「いいですよ、今の位置はマーキングしてありますから」と快く受け入れてくれたために試してみたと言う訳です。そこにテツから「乙君を使って良いと思われる位置を探してはどうか」との提案も入って「やってみよう」と言うことになったんです。

最初は、テツが最近凝っている計測からスタートです。

計測結果を熱心に見つめるお二人。

更に、「乙+icon」の登場です。

広いお部屋なので自由に配置も出来ました。

もちろん、第二世代の出川式電源も完備されています。ここでも、試聴タイムはありましたが、響きのいいお部屋の中で乙もご機嫌なサウンドを奏でていました。その後、たくみさんの第3システムのアンプ:FIDELIXのCERENATEとの比較もやったりして実験モード満載でした。この辺りは、後日ヤマテツの日記でアップされると思います。

そして、今回の日記の実験である「音量により定位や音像が乱れないスピーカーセッティング」の実験の番が回って来ました。先ほどまで、試聴していた乙君をテツとくされももんがさんが抱えてメインスピーカーの周辺を極力左右対称に動いてみます。すると、簡単にもスピーカーから出る音が部屋の響きに溶け込むポイントが見つかりました。急に鳴り方が変化する(音場が広がる)ポイントがあるのですぐに分かります。スピーカーを持っている人も同様に感じるとのことでした。

早速、メインスピーカーをその位置に移動して試聴してみます。

すると部屋の中に溶け込み、スピーカーの存在感のない音を奏でていました。この状態で、音量を上げていっても定位や音像が乱れないことを確認します。次にユニットの位置はそのままに、直接音と間接音のバランスを取るために、スピーカーの内振り角を決めました。ここでは、好みがかなり入るようです。テツはリスナー正面にユニットが向く角度を推奨し、部屋の響きを感じないセッティングが好みだとか。私は、やや内ぶりとして部屋の響きを活かしたセッティングが好みでした。この実験では、ヒジヤン推奨版を優先させてもらいました。最初のセッティングと比較してみるとと違いが良くわかるかと思います。

上が移動後で、下がオリジナルの状態です。

何時もはここから、左右のスピーカーを少しづつ動かしてフォーカス合わせをするのですが、この時はお宅訪問中なのでこの作業は割愛しました。

ここまで書くと、ばれちゃうんですがこれは何時も自宅でやっているスピーカーセッティングをやって見たということなんです。
①部屋とスピーカーとリスポジが溶け込む位置を探す。(スピーカーが消える位置を探す。)
②スピーカーの内振り角を動かして、直接音と間接音のバランスを好みのポイントに整える。
③左右のスピーカーを動かして、フォーカスを合わせる。
ですが、今回驚いたのはこの地道な作業が、スピーカーを持って動く3人作業でやるとあっという間に出来てしまうことですね。普通は①の作業が大変なんですが、ものの5分もあれば出来てしまったのです。②はかなり好みにより変わると思うので、色々試してみるのが良いかも知れません。③は、①が崩れない範囲で左右毎に少しづつ動かしていくとよいポイントが見つけやすいと思います。

さてここから、オーナーのたくみさんにじっくりと聴いていただきました。定位や音像の件は感心されているご様子でしたが、直接音と間接音のバランスはもう少し響きが強いソフトフォーカスの方が良いとのことで、内振りを更に開く方向に変更されたりしました。どんな感想を持たれたのでしょうか。この日のたくみさんは、言葉少ない寡黙モードでしたので感想をお聞きしたいものです。ですが、最後には元の状態に戻されていましたので、ウ~ン残念。ボツでした。(笑)

最後に何時ものおまけ
セッティング見直し後の周波数特性

この時、私のPAA3は壊れてしまったので、くされももんがさんのPAA3で測定して、その場でデジカメでパシャ。

もとの状態の周波数特性

どちらがどうかはこれを見ただけではわかり難いかも知れませんが、変わることだけは確かですね。

いや、この経験から自宅のスピーカーの内振り角も少し弄ってしまいました。本当にスピーカーの位置や角度って面白いですね。

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