板張りのリスニングルーム【たくみ@深川邸訪問:試聴編】

日記・雑記
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5月24日の日曜日にたくみ@深川邸にヤマテツと共に訪問してきました。何時もであれば、訪問記は時が経つとどんどん忘れてしまうのですぐに書くようにしているのですが、今回はやられてしまいました。何にやられたのか・・・風邪です。帰宅する途中から寒気がして、家に帰ってからはすぐ寝てしまい、月曜は会社に行くも早退。今日は休んで、医者に行ってきたところです。でもインフルエンザではなかったのでホッとしました。鼻から綿棒の細いものを目の裏あたりまで突っ込んで粘膜を取って検査した結果です。これ本当に気持ち悪い!もうやりたくありませんね。

さて、話を戻してたくみ邸のお話です。都会の3階建てのお宅の2階部分が、全てたくみさんの専用スペースとなっていました。2階のドアを開けると、もう一枚のドアがあり、そこを開けると16畳ほどの板張りのリスニングルームが現れました。

都会の中にあるのですが、まるでリゾートに来たような感覚です。この感じ好きでした。

使われている機材は、スピーカーが特徴的でMerlin Music Systems ExcaliburⅢと言うものだそうです。私の背丈と同じくらいの高さで圧巻でした。その他の機材は、たくみさんのマイルームに紹介されていますのでそこを参照していただくとして。驚いたのは、

パワーアンプがマークレビンソンになっているではありませんか。先日、クレルの300がうまく鳴らないと言われていたのに・・・。合わないものは交換する、この決断力に驚きました。

さらに、たくみ邸では同じ部屋の中にクラシック向きとジャズ向きの2つのシステムが用意されています。

こちらは、ダイヤトーンの2S-3003を中心としてFASTのアンプで駆動。アナログディスクが主体なのかLINN SONDEK LP12がセットされています。こちらがジャズ向き。

そして、2枚のドアの間が寝室になっているのですが、そこには第3システムが、

このシステムを聴いている時が一番落ち着くのだと、そのように言われていました。なんという贅沢!なのでしょうか。

試聴はメインのシステムを中心に聴かせていただきました。
まずは、マイケルヘッジスのギターからです。柔らかな音が部屋いっぱいに広がり、余韻が心地いいそんな印象でした。次は、たくみさんお勧めのボーカルやクラシック。これらも、柔らかく広がりの大きな、そしてスケール感が大きなまさに板張りのリスニングルームの音とでも言えば良いのでしょうか。心地よい響きを目指している私としては、羨ましい限りの視聴環境でした。もし、注文を付けるとすれば音が左右のスピーカーから聞こえてくるところと、音量を上げると定位が乱れてしまうところでしょうか。この辺りは、好みの問題もあるかも知れませんが、メインのシステムは音場主体に仕上げられているようです。それと面白いことに、たくみ邸ではリスポジ後ろのドアを開いている方がかなり音がいいんです。この後のおまけにつけている、周波数特性を見ても、ドア開と閉ではかなり違うんです。ドア開のほうが低域が素直で、すっと抜けていく感じでした。

次にジャズ向きシステムです。180°反対を向くとジャズの世界です。

こちらは、立ち上がりが早くてキレのいいサウンドを奏でられていました。すみません、だた低域の量感が足りなく、高域のこなれも足りないように感じてしまいました。まだエージングが終わっていないような、そんな感じがしてしまったんです。あまり聴かれていないのかも知れないな~なんて思ってしまいました。

この後実験編に続くのですが、それはまた後日ということで、おまけとしてメインシステムをPAA3で測定した結果をつけておきます。
左スピーカー近接1mの周波数特性

若干かまぼこの素直な特性です。

リスニングポイントの後ろドア開の周波数特性

低域から中低域にかけて若干ディップが目立つようです。ご本人もこの辺りが悩みの種なのだとか。板張りのリスニングルームは、非常に美しい響きを持った心地よい部屋に感じましたが、オーディオ的には難しい部屋のようです。

リスニングポイントの後ろドア閉の周波数特性

ドアを締めると、ディップが大きくなりピークも出てしまうようです。ドア開と閉での特性の違いは聴感でも明確に感じるものでしたので、測定しながら追い込んでいく手もあるかも知れません。

いや本当、板張りのリスニングルームはリゾート感覚で響きも綺麗なお部屋なのですが、オーディオ的には難しいのですね。今回訪問させていただき、実感として良く分かりました。途中からくされももんがさんとも合流して楽しい時間をすごせました。
たくみ@深川さん、ありがとうございました。

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