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実験室あきやん邸【第1話:CDの情報】

日記・雑記
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「あの後、新設計の振動板を導入し、signatureがものすごい変貌を遂げました。ヤマテツさんが帰国なさる前に、3度目の正直でぜひご一緒にまたおいでください!」とのメッセージを貰い、前回から2週間しかたっていないのですが、再度テツと共に、実験室あきやん邸に行って来ました。

そして、今回の訪問では驚きました。本当に大きな変貌を遂げていたからです。そして今回はそのサプライズをまとめて書くと話がぼけてしまうので「第1話:CDの情報」「第2話:evanui signatureの変貌」「第3話:evanui μの実力」の3話構成として記録して置くことにしました。

テツが今月の20日に引越ということもあり、朝の9時頃からの訪問です。実験室では、いつもの如く新たな取り組みが試されている様子でした。

再生ソースは、CD/SACD、アナログ、iPodなど各種あります。そして現在では一番多くソースとして使われているであろうCDから実験結果のプレゼンテーションは始まりました。

EMM LABSのCDPを使ってのCDスタビライザーの比較です。

比較は、①スタビライザーなし、②Ge3 CD用響き、③Viv Lab ACCUREADの3種です。

構造的には②Ge3 CD用響きは、DISKにケブタフェルトを貼り付けるタイプ、③Viv Lab ACCUREADはマグネシウムプレートに漆を塗布したものを置くタイプです。
試聴DISKはわかり易いボーカルのDISK「今井美樹:I Love a Piano」で行いました。

試聴結果の特徴は、以下です。

①スタビライザーなし:ボーカルの芯が感じられず音像がぼけて広がった感じ。
②Ge3 CD用響き:音のにじみが取れてフォーカスが合ってくるが、音色が暗くなる感じ。
③Viv Lab ACCUREAD:音のにじみが取れてフォーカスが合って来て、音色も変わらない。

良い順番で並べると③>②>①でした。スタビライザーの効果はボーカルの芯が明確になり、にじみがなくなりシャープですっきりとして効果大と感じました。これまで、CDスタビライザーはカーボン製とGe3 CD用響きを自宅で試した事がありましたが、カーボン製については音が沈んだ感じとなり好みに合いませんでした。Ge3 CD用響きも若干落ち着きすぎる感じで、良いとも悪いとも感じられず、わざわざ付けるまでものではないと思い使用には至りませんでした。しかしながら、今回感じた変化はGe3 CD用響きでも、なしと比べるとかなり良くなる印象だったのです。ただ、その後にViv Lab ACCUREADを聞いてしまうと元々のDISKが持つ音色を変えずに音のにじみが取れてフォーカスが合う点がとても良く感じられたのです。

では、何故このようなことになるのかを考えながら聴いていたのですが、下記の仮説を持ちました。

「CD再生時に、回転によりDISKが振動している。この振動がDISKの情報を読み取る時に、情報に誤差を与えてしまうため、再生音ににじみが発生してしまう。CDスタビライザーは、この振動を吸収する、または逃がすことでより正確な情報の読み取りを可能とする。」

構造的な面から見ると、②Ge3 CD用響きが振動を吸収するタイプ、③Viv Lab ACCUREADが振動を逃がすタイプとなりますかね。

⇒ココからは自宅試聴の結果

この仮説を自宅にて聴感で検証してみたいと思い、試作品をお借りして早速試聴してみました。再生装置はDENONのDCD-SA1です。

1)あきやん邸と同じ「今井美樹:I Love a Piano」
あきやん邸と同様に、音のにじみが取れてフォーカスが合って来て、音色も変わらない印象です。自宅では音のフォーカスをスピーカーの位置の微調整や機材の置き方、ケーブルの防振対策などかなり追い込んでいたつもりでしたが、更にフォーカスが合ってくる感じでした。音色の変化もありません。余計な響きが減り過ぎてふくらみがなくなると感じる方もいるかも知れませんが、こちらが正確な情報なのだと思います。さらに、苦手意識を持っていたピアノがまずまず聴けると感じます。このピアノという楽器は複雑な発音構造を持っているので、少しの音のにじみが再生時に気になるものなのだろうと推察しますが、にじみがなくなるので個々の音がとても聴き易くなります。

2)効果の大きいDISK:「ケリー・スウィート:ウィー・アー・ワン」

このDISKのようにエコー成分の多いDISKは効果が大きいです。音場空間はそのままに1音1音のフォーカスが合って来るので非常に気持ちが良いです。

3)クラシックのDISK:「ビバルディー:12バイオリン協奏曲」

このDISKは弦楽器の数が多く、かなりオンで録られているため1音1音は明瞭なのですが、楽器の定位や楽器間の音の分離に不満が合ったのですがかなり解消されます。個々の楽器のフォーカスが合ってくるのでしょうか、情報量が減るわけではないのですが整理されてとても聴き易くなる感じです。

以上、自宅での聴感による検証ですが、仮説の考え方でほぼ間違いないのではないでしょうか。CDに入っている情報を正確に読み取らせ、音色を変えないDISKスタビライザー:Viv Lab ACCUREADなのだと思います。この効果は大きいものです。スピーカーの位置の微調整、電力機材の防振セッティング、ケーブルの防振などに匹敵する効果だと思います。逆に言えばそれだけ、CDの情報を読み取った時点で誤差が生じているので、その後の対処だけでは解決し得ない部分なのではないでしょうか。私はもう手放せません。CDPにより効果は変わるものだとは思いますが、EMM LABSやDENON SA1では確実に効果がありますのでほとんどの機材で効果が出るのだろうと思います。興味のある方は、是非試してみて下さい。

コメント集
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>「CD再生時に、回転によりDISKが振動している。この振動がDISKの情報を読み取る時に、情報に誤差を与えてしまうため、再生音ににじみが発生してしまう。CDスタビライザーは、この振動を吸収する、または逃がすことでより正確な情報の読み取りを可能とする。」

これは,CDから読み出したバイナリが不一致になるという意味ですか?
「情報」とは何か,「誤差」とは何かの定義がないと,再生音がにじんで聞こえる理由としては謎のままではないかと思います。

もちろん,効果を感じられたことを否定する趣旨ではありません。

上の話を推し進めてしまうと,結局リアルタイムにCDを読み出すこと=悪となってしまい,既存のCDPは全て不正確な情報しかとりだせず,PCオーディオ,しかもリッピング方式のみが唯一絶対の正解であるという,某社のような主張にたどり着いてしまいます。

それもどうかなと思いましたので,ヒジヤンさんがあきやんさんを応援したい気持ちの表れとして今回の記事を書かれているのであれば,聴いた感想を書くのに徹するというのがよいのではないかと思います。

差し出がましいことを申し上げてしまったことをお許しください。

【記事を修正しました】
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えるえむさん どうもです。

この日記を書いている途中で、えるえむさんからのこのようなレスが来るのではないかな~などと思いながら書いていました。

この日記で想定していることは、あくまでも結果から考える考察です。機材が振動を受けると付帯音がのる、ケーブルを変えると音が変わる・・・という経験的な事象も同様なことではないでしょうか。

そのように、具体的なデータで証明できないことも結果から想定して仮説を立てること。このようなことから進歩があるのだと思っています。ですから、公開情報とはいえ個人の日記の中で、その個人が想定した仮説を表に出すこと。その個人は、更に検証を進めようとするでしょうし、それに触発されて違う仮説を立てたり、反証したりすることでも進歩が生まれるかも知れません。

えるえむさんが、行っている(?)具体的なデータによる解析とは異なるやり方だと思いますが、色々な角度からものを見ることも大事なことだと思います。そのような視点からこの日記を書きましたし、最後の文章に「興味のある方は、是非試してみて下さい。 」と書いたののもそのような意からです。

あきやんを応援するあまり、虚偽を書いたわけでもありませんし、私が感じたこと、思うことを書いたまでです。合っているか、間違っているかとは別問題だと思います。
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お返事ありがとうございます。

>えるえむさんが、行っている(?)具体的なデータによる解析とは異なるやり方だと思いますが、色々な角度からものを見ることも大事なことだと思います。

私はデータで証明できなければ駄目だという考えではありませんよ。むしろ,魔術的なもの(?)以外はなんでもありだと思っています(これは好みの問題ですが)。

今回指摘させていただいたことは,通常CDが振動したからといってバイナリが変化することはない,ということです。
これは,デジタル出力をPCにデジタルで取り込んでバイナリを比較すればわかります。仮にバイナリが違っているとすれば,ドライブメカが相当プアなだけではないかと…。

ですので,「情報」や「誤差」の意味内容を明らかにしないと,異論反論の土台ができないのではないかと感じた次第です。

まぁ,仮説なのでなんでもありでよいという立場もあると思います。
ヒジヤンさんが嘘をついているという指摘ではありませんので,その点はご理解ください。失礼致しました。
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今井美樹のCDで音の比較をする。
いいですね。
やはり違いはボーカルが一番よく分かると思います。
ヒデさんもGe3「響」を使用していますが
相当音が変化したみたいです。
私のところも使用したいのですが
VRDSですので使用できません。残念です。

これと同じようにトランスポートP-0sで
サーボを変更してみると出てくる音は全然違います。

私にはなぜか分かりませんが 違いはすぐ分かります。
特にリファレンスモード以外は普通の音になります。

P-0sを使用する意味がないくらい変化します。
不思議です。
今回のスタピライザーが変更しても音が変わるのは
不思議ですが 楽しいですね。
とにかく 理屈抜きで自分好みの音になれば
いいんですよ。
よろしくお願いします。
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えるえむさん、誰かを応援するために誇大広告したのでないことがわかっていただけたので良かったです。これで、まともなやり取りが可能な心情になりました(笑)

ご指摘いただいている、下記の件につき回答いたします。

>今回指摘させていただいたことは,通常CDが振動したからといってバイナリが変化することはない,ということです。

私はバイナリというもの自体がわかっていないので、同じ土俵で答えられませんが、その点はそうなのだと思います。
ただ、例えば下記のような音質向上策の実例と照らし合わせて考えると、測定データが変わらなくても再生音が変わることは想定できると思います。

1、信号経路に振動が加わると音が変化する。
2、エソテリック等が行っているDISKをかっちりと固定して回転させる技術
3、スピーカーを置く台の固定方法や剛性などにより音が変わる。

①このように、オーディオの中で振動対策はいずれの部位でも実施される大事なことだというのは公知の事実だと思います。
②ここからは個人的な思いなのですが、その振動対策はガチガチに固めたり吸収するよりも、振動を外に逃がしてやることが効果が高いと感じています。VOTTA7さんが常用されているマグネシウムでの振動対策も同じ考え方ではないでしょうか。
③以上のことから、DISKの振動も音に影響するであろうと思いました。
④さらに、その振動対策は別の所に逃がすことで効果が高かったのだと想定したものです。

>ですので,「情報」や「誤差」の意味内容を明らかにしないと,異論反論の土台ができないのではないかと感じた次第です。

これは、具体的な事象の説明が出来なかったので、おおぐぐりで「情報」「誤差」などというあいまいな表現としたものです。理屈では議論にならないレベルの仮説だとは思います。ですが、やって見て同様な効果を感じるか、感じないかという検証方法、又は材質を変えてやってみる方法もあるかも知れません。私には理屈はわからないのですが、効果は確実に感じますので、今後機会があれば色々な方に試してもらい意見を求めて行きたいと思います。

今回の仮説は、あくまで個人的な経験からくる想定ということで、お許し下さい。
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モモンガさん どうもです。

>やはり違いはボーカルが一番よく分かると思います。

そうなんですね、私もいつも最初はボーカルで比較してます。そして、今回たなぼただったのはピアノです。あれ、これがウチのピアノなの?なんて思いました(笑)

>私のところも使用したいのですがVRDSですので使用できません。残念です。

このマグネシウムプレートはぺらぺらなのですが、これでもダメなのでしょうか。ヤマテツがVR**使いなのですが、餞別にもらっていたので後で報告してくれると思います。少々お待ちください。

>とにかく 理屈抜きで自分好みの音になればいいんですよ。

ハハハ!そうですね。私は理科系人間ですので、すぐに何かの理屈と結び付けようとしてしまうので無理があるのかも知れませんね。でも、回転体と情報源の振動が音質に係るであろうと想定することは、オーディオをやっている人間であれば誰でも想像することですよね(笑)
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>ヒジヤンさん
そもそも誇大広告だと理解していたわけではないですよ(汗)。
効果そのものはそう感じられたのでしょうから,ヒジヤンさんにとっては真実なのだろうとおもいます。
ただ,理由付けについて誤解を招く表現・誤りがあるように見受けられたので,コメントした次第です。

この度は舌足らずな表現でご不快な思いをさせてしまい,誠に申し訳ありませんでした。
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昨晩、ヒジヤンからリクエストがあり、引越しのために一旦梱包済みだったUX-1を、再設置して実験しました(^^;

まず、UX-1にViv Lab ACCUREADは、使えました。

通電後1時間足らず、深夜ゆえ、小音量、げげげ満載システムで、ちょい聞き限定のお話ですが、概ね澄んだというか落ち着いた方向に変化します。試聴CDが時間の関係からおとなしい目の曲ばかりなので全てにおいて言えることではありません。

σ(^^)的には、非常に効果が高い印象ですが、1点だけ(^^;
試聴に使った3曲の内、手島葵TheRose1曲目で、σ(^^)好みの口腔内の唾の音や声のかすれ際のゾゾゾを誘発する音が優しくなるのが・・・元がノイズ成分なのかもしれませんが(^^;

補足:幸い、PCオーディオ経由の再生環境は残っていたため、UX-1以外(G-25U+10MHzルビジュウム)は常時通電状態でした。
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ヤマテツさん どうもお疲れ様でした。

梱包済だった、UX-1を開梱していただいたのですね。ありがとさんです。
VR**にも使えるということでよかったですね。ただ、音色が変化してしまうようなので気軽に試すのは考え物かも知れませんね。まあ、私が捉えるGe3 CD用響きのようにうるさいと感じるDISK対策にはなるのかもしれません。

>σ(^^)好みの口腔内の唾の音や声のかすれ際のゾゾゾを誘発する音が優しくなるのが・・・

やはりテツはGe3モードなのですね。テツの変化の捉え方からすると、CD用響きの代用品として使う手があるのかもしれません。

補足のG-25U+10MHzルビジュウムも関連するものなのですか。
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再梱包前に、この曲だけ、通常音量で聞きました。

>補足のG-25U+10MHzルビジュウムも関連するものなのですか。
この曲限定の可能性も高いですが、これが重要なんです(^^;

クロックなしだとボケボケニジニジ
+Viv Lab ACCUREAD で、一気にピントが合って良い感じ!
スタビなし+G-25U+10MHzルビジュウム だと、めっちゃ生々しく感じます。
G-25U+10MHzルビジュウム+Viv Lab ACCUREAD だと、先のレスの通り、ゾワゾワ部分が優しくなってしまう・・・

だから普通(クロックなし)なら、Viv Lab ACCUREADの効果は大きいと感じるが、クロックありだと、この曲ではないほうが良いと言う感想になりました(^^; 

ピンポイント言いたい放題ですみませんm(_ _)m
いや、ホンとに、普通なら効果はでかいと思いますよ!(^^;
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ヤマテツさん なるほどね~

デジタル信号も位相の合わせ方が色々あるということなのでしょうかね。クロックで合わせる方法、振動を抑制して合わせる方法、電源により変動を抑える方法もあるのでしたよね。

スピーカーの位置調整も似たようなところがありますし、電気信号経路なども同じような所がありますね。原理原則は同じということなのでしょうか。

ですが、良くわからないのが色々な部分の位相合わせは、単なる理屈で考えれば、やればやるほどに精度が上がり正確な再生になりそうですが、聴感ではそうではないという所が面白いですよね。大変勉強になりました。

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