道中膝栗毛レポ【第7話:HY邸 中編】

日記・雑記
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昨日は一番特徴的な「檜製の自作石井式リスニングルーム」を紹介させていただいたHY邸の訪問記のつづきです。

再生システムは、ウイルソンオーディオのソフィアを中心に組まれています。

スピーカーのセッティングは、部屋のコーナーに配置してスピーカー軸がリスニングポイントのかなり手前で交錯する94度セッティングとされています。このセッティングはクラシック派のHYさんが、スピーカーからリスニングポイントの距離を出来るだけ取ることと、音像位置を出来るだけ遠くに持っていくために試行錯誤の上決めたのだとお聞きしました。

そしてこのスピーカーを駆動するアンプはサウンドデザインSD05、ソースは主にHDPで再生されていました。使用機材等詳細はHYさんのページを参照下さい。

さて、いよいよ試聴に移るのですが部屋の印象について少々書きます。まず部屋に入ると、檜の部屋と言うことで響きが強いのかな~と思っていたのですが、話し声などの響きが非常に少なく感じました。部屋の印象と、響き方の違いに少しだけ違和感を感じるものでした。そして、自作石井式と言うことで気になっていた壁をコンコンさせてもらうとしっかりとしており、十分な剛性が確保されている印象です。床も2階としては十分しっかりしている。この辺りはさすが、1万本のネジを閉め込んだだけのことがあると感じました。振動対策が難しいドアにも振動吸収子が貼られており壁振動対策は万全なようです。


早速、HDPでお気に入りの曲を3曲ほどかけていただいた。かかった曲は全てクラシックでした。印象は、音像定位が良く、奥行き感のあるものだった。だが違和感を感じる点もあった。音場の広がりが少ないことと、バランス的に高域が大きく不足した感覚を受けた。HYさんにその感想を告げて協議した結果スピーカーとリスニングポイントの特性を測って見ることになった。

左スピーカー50cm付近の周波数特性

高域は素直に伸びている。

リスニングポイント耳位置辺りの周波数特性

ここでも、高域は素直に伸びていた。

う~ん、どうしてなんだろうと考え込んでしまいました。

次回につづく

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