道中膝栗毛レポ【第6話:HY邸 前編】

日記・雑記
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福井方面から高速に戻り、一路HY邸を目指してヤマテツ号は走り出した。

この時点で、このカーナビはまったく当てにならないことを認識していた二人は、HYさんに誘導してもらいながらひた走る。HY邸には午後4時に到着する計画だった。だからSongbird邸を2時に出た。だが、どうあがいても4時には着きそうにない。高速を抜けて日本海側の一般道に降りたとき、カーナビは午後6時到着と示している。慌てて、またHYさんにTELする。「大丈夫、その調子で進めば4時半には着けるでしょう。」その言葉を聞いて少し安心する。

そのまま誘導に従い若狭湾の横を進んだ。途中多少迷ったが、ようやくすぐ近くまで来ることが出来た。テツはコンビニでメモ帳を買った。そして、5時少し前にHY邸に到着した。HYさんは最寄りの交差点まで出迎えてくれていた。ホットした瞬間だった。

辺りは薄暗くなっていたので、挨拶も早々にご自慢の「檜製の自作石井式リスニングルーム」に案内していただいた。

この檜で出来た石井式のリスニングルームは、以前は12畳だった部屋を2分割してリスニングルームに改造されたそうだ。娘さんの部屋と分割したのだが、ここは父親の威厳で領地は多めに取得して約7畳分のスペースを奪取。石井式に改造したため多少空間は減り、約6.5畳の床面積を持つと言う。響の良さを目指して檜を使い、石井式のリスニングルームを自作で作られたことに驚くが、更に驚くべき事実がある。

壁や床の剛性を高めるために、この檜材は1万本のネジが打たれ強化されている。更に床をよくよく見るとネジのそばに穴が開いており、そこからボンドが注入され接着により強化されていると聞いた。

更に驚くべきことに、室内の定在波対策で、天井から屋根裏に抜ける共鳴管が室内に6本も配されている。写真のリスニングポイント後の左右2本の柱のようなものが、6本の共鳴管のうちの2本だ。

この情報は、mixiで毎日アップされるHYさんの奮闘記で知らされていた。音響を音作りの中心に置いている自分としては、何時かは必ず訪問したいお宅だった。だから、今回の関西~四国の旅では、大回りしてでも寄らせていただきたいと考えていた訳です。

そして、壁や天井の微振動を抑えるための振動吸収子もナットを使った形で設置されており、すでに100個以上貼られていると言う。遊びネタのために鞄につめて持って行った、100均の振動吸収子は出る幕を失っていた。訪問の数日前から試されている情報は知っていたが、ここまで進んでるとは…..本当に恐れ入るものである。

そして、壁には赤い羽根がついていた。何のためにつけているのかをお聞きすると「ゲゲゲの真似をして付けて見た。」とのことだ。単なるオーオタではなく、お茶目な一面も残している。更に、壁際にはフェラーリが…..

次回につづく

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