金属たわしの不思議 – たわしアース12

日記・雑記
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機器のグランドに金属たわしを繋げると音がよくなるのだが・・・なぜ?との思いもわいてきます。

そこで、金属たわし周りに何が起きているのかを考えてみました。この日記の内容は推論であり、計測による検証は出来ていませんが、このように考えると各種行った実験結果のつじつまが合うのです。

1、機器のグランドから金属たわしにアースラインを繋ぐと、電位の高いシャシ・グランドから電位の低い金属たわしに電気が流れ、グランドにある余分な電位とノイズ成分が熱や運動などにエネルギー置換される。

a)金属たわしの線材に電流が流れることで熱エネルギーに変換される(ジュール熱)

b)金属たわしの線材に電流が流れることで運動エネルギーに変換される(フレミングの法則)

2、金属たわしの線材に電流が流れるとどんなことが起こるのか
・線材に電流が流れることで、線材周りには磁界が発生し、電流と垂直方向にたわしの線材が動く
・たわしの構造から、磁界と線材の動きが相互に影響して自励振動を起こす
・この自励振動はケースにより増強され、ケースとの複合の振動(響き)が音に乗る
・この振動によって、たわしに摩擦が発生し内部抵抗が時々刻々変化する
・抵抗の瞬時の変化で電位が変動し、機器への逆流が考えられる

3、金属たわしの電位が上がった時に有効に電位を安定化させるには
・一段目のたわしの電位が上がった時にも機器側に逆流しないように二段目を設定するか、大地アースに逃がすことが望ましい
 ・二段目のアースは、一段目と同じ金属たわしとすることで効果が出やすかった
・二段目のアースの金属の電気抵抗が低い場合は先に二段目に電気が流れてしまう
・二段目のアースの金属の電気抵抗が高い場合は二段目に電気が流れにくく逆流が起こりやすい
(三段目、四段目を設けるとより効果的)

以上から、自作での金属たわしアースを製作する場合は、金属たわし内の電位が上がった場合にも、大地に逃がすか、二段にアースを連結して機器に逆流させないことが大事と思った次第です。

ですから、せんべいさんの仮説と同じ基本原理であり、シャシ・グランドにある余分な電位とノイズを金属たわしに通電することによってエネルギー置換されるものと考えます。

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一段目のたわしアースの電位が変動しても機器側に逆流させない工夫としてはマザーアースも同じ機能ですね。ただ自分は、サテライトアースやマザーアースなどの造語はわかり難くする原因になると思い、出来るだけ使わない方向で文章にしています。せんべいさんの考えは理解しているつもりです。

この金属たわしの活用は、まだまだ発展性がありそうですよね。楽しくも悩ましいです。まずはせんべい式アースの初品がどのような形で出てくるのか楽しみにしています。発表は新年早々ですか?

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1段目の並列つなぎですが、自分もAMPには真鍮瓶と非磁性ステンレス瓶を並列につないだあとで、双方とも大地アースに落としています。真鍮の力強さと豊かさのバランスがとてもよいのですが、もう少し力強さが欲しいと思い一つをステンレスにしたら思うような方向に変化したので採用しました。音質の調整は機器に対して並列つなぎがよさそうですね。

>手前味噌ですが 新潟での 演奏会のキエフのオケの 音が 拙宅と同じ音がすると ニンマリしていました。

お気持ちよくわかります。自分のところでも演奏会の後で、自宅のオーディオの方がいい音と思うことはままありますので(笑)それが、あのX1おやじ邸のエアボリュームと部屋ですからオーケストラの原寸大再生が可能ですよね。また相互訪問致しましょう。こちらは室内楽で勝負します(笑)

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とても有意義な実験結果を教えていただきまして、ありがとうございます。銅たわしと真鍮たわしの比較は、自分が思い描く仮説とピッタリでしたので嬉しくなりました。

この金属たわしのアースは、使う金属の電気抵抗が音に対して大きな影響があるようです。

理由ですが、主なエネルギー置換は、a)熱エネルギー変換とb)運動エネルギー変換になりますので、電気抵抗が大きい方がa)熱エネルギー変換の割合が高く、電気抵抗が小さい方が運動エネルギー変換の割合が増えます。

銅は電気抵抗が小さいので運動エネルギー変換が多くなるはずです。すると振動も大きくなりますから、電位変動が大きく、機器への逆流が多くなることが、、音場がボケてしまった原因と推定できます。ですから、銅たわしを使うときは大地アースに落とすか、第二、第三のたわしアースへの連結が必須かと思います。

自分が銅を試していた時に、自分のところでは具合がいいのに、他のお宅では銅の評判がよくない。なぜだろうと思案していたときに、自宅では大地アースに落としていたので、その違いの原因に気づきました。銅たわしの柔らかさ繊細さを求めるときは、二段目に真鍮たわしを設定されると効果的(山勘ですが)かと思います。

ステップダウントランスにも効いたのですね。使われ方も面白いです。銅たわしの逆流のマイナス効果の影響が出にくかったからですかね。音場が広がるのはノイズ除去性能が高いと言えそうなので、使い方が難しい銅たわしですが、まだまだ使いこなしの余地がありそうです。

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