規約およびローカルルールを順守いただき、平和で活発なコミュニティの維持にご協力お願いいたします。

カルミナ・ブラーナ

日記・雑記
日記・雑記
Sponsored Link

この曲はオーディオでの再生が最も難しい部類の楽曲ではないでしょうか。オーケストラに大きな混声合唱とソプラノ・テノール・バリトンの独唱の編成で演奏される楽曲です。このような編成で、宗教曲のように教会の響きを使った音楽でもないです。宗教曲などは響きのマジックを使い、再生音楽でも比較的容易に心地よく聴けるものです。
[:image1:]ですが、カルミナ・ブラーナは世俗的カンタータであり、修道院で発見された詩歌集にカール・オルフが音楽をつけた、「楽器群と魔術的な場面を伴って歌われる、独唱と合唱の為の世俗的歌曲」とのことです。この曲では、大編成の圧倒的に大きなサウンドと、何度も繰り返される強烈なリズムの切れのよさがポイントとなります。

シェエラザードのよい音源を捜している中で「Zig-Zag Territoires」というレーベルのCDがよかったので、数枚を追加で取り寄せました。その中で選んだもののひとつが「カルミナ・ブラーナ」でした。

1)インマゼール指揮 アニマ エテルナ オーケストラ 2014年録音盤

悪くないです。強烈に響く打楽器や管楽器が生み出すリズムの切れのよさは抜群かと思います。音像の密度感も十分でぎゅっと詰まった芯のある音が味わえます。ですが、やや編成が小さいためでしょうか圧倒的に大きなサウンドという面でややもの足りなさが残りました。

2)ラニクルズ指揮 アトランタ交響楽団 2000年録音盤

このDiscはオーディオの知り合いが、よい音源として紹介してくれたものです。さすがに、圧倒的に大きな音場に驚きます。1)と比べると、空間が倍くらいに大きくなった印象を受けました。ですが、1)と比べてリズムの切れ味と密度感に一歩譲る印象でした。

ちょっと話題が逸れますが、ピアノ・マニアという映画をご存知でしょうか。ピアノの調律師が主人公の映画ですが、話の中でピアニストに調律師が問いかけます。「ぎゅっと凝縮した音にしたいか」それとも「パッーと広がる音にしたいか」と言う場面があります。この問いにピアニストは、「両方だ!」と答えます。調律師は困ったような顔をしますが、すぐに黙々と作業に取り掛かります。映画を観ながら、ピアノの調律師もオーディオ・マニアも同じだと思い、笑みを浮かべた記憶があります。

さて、そんなぎゅっと凝縮した音と、パッーと広がる音を両立させてくれるのがこの音源でしょうか。
3)ヨッフム指揮 ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 1967年録音盤

大編成の圧倒的に大きなサウンド、リズムの切れのよさ共に何の不満もありません。そして演奏が熱いです。この曲の魅力を余すところなく伝えてくれると言っても過言ではないと思いました。50年以上も前に録音されたものとはにわかに信じがたいです。

ヨッフム盤がカルミナ・ブラーナの決定盤であることは、半ば常識的に言われていることですが、この盤の魅力を余すところなく再生出来ているかは、また別なことです。この盤はDGのBOXの中に入っているケースも多いので、たまに引っ張り出して、オーディオ・システムの成熟度合いを量りながら聴いてみるのも面白いかと思いました。

3/11追記
レスをいただく中で、マイケル・ティルソン・トーマス盤があることを知ったので、追加で取り寄せて聴いてみました。

4)M.T.トーマス指揮 クリーヴランド管弦楽団 1974年録音盤

冒頭の一撃で引き込まれました。ピアノの低弦を主軸に、低音楽器が一斉に奏でる音はこれまで聴いたことがない音です。その不思議な魅力に引き込まれてしまいました。演奏は全体的にリズミカルに進行していきます。ヨッフム盤と比較して歌手陣の弱さは否めませんが、この演奏の魅力も十分にあると思います。最初と最後だけでも聴く価値がありますね。録音も優秀で、手元に置く音源としてお勧めできる1枚だと思いました。

———————————–
最新のサウンド調整を終えて、悦に入っています(笑)
・新しいCDP導入で、音数は増えたのですが音が前に来てしまい悩みました。
・それをたわしでやや遠めに配置し、加えて解像度の大幅アップです。
・遠めに配置した分で、音楽が迫るような感覚が減退したので、最後のピースで補正しました。
まとまったと実感しましたので、ただいま絶賛聴き込み中です。

今回取り上げた「カルミナ・ブラーナ」はクラシックですが、これが上手に鳴らせれば、ジャズでもロックでも鳴るという音源です。

鳴りやすいものや、自宅でよく鳴るものばかり聴いて悦に入っていても進歩はないですからね。

さて、ご紹介の音源は全て意地悪音源ですね。
オフ会でこれらを持ち込んで、「やっぱり鳴りませんな~」と言ったら、意地悪おやじのレッテル間違えなしです。これらの意地悪音源は手持ちしていますので、そっと一人で聴いてみます。

あっ、自分は光Disc再生派ですが、ネットワーク・オーディオをやられている方は、音源を持っていなくても
お試し確認が出来るんですよね?

—————————————-

コメント ※編集/削除は管理者のみ

タイトルとURLをコピーしました