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電研NCTに四苦八苦 – 外されたアクセサリー

日記・雑記
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振り返り日記のつづきです。CDPにNCTをカスケードしたところまではよかったのですが、AMPにも採用したところから雲行きは怪しくなってきました。オーケストラの総奏でのインパクトが落ちたことが、どうしても満足できなかったのです。

原因を考えたのが、AMPへの瞬時の給電力の劣化です。うなり低減用にと設置した、NCTの1次側に設置したヴィトロパームコアへの4ターン、これが給電力を抑え込んでいるのでは?とあたりを付けました。

外してみると、オーケストラの総奏の押し出しが強くなりました。反面、狙いとしていたうなりは増加する感覚です。ですが、うなり対策は別の対処策もあります。ここは出音を重視して外すことにしました。ですが、今度は帯域バランスが高域寄りにシフトして、キラキラしたような音色が気になります。どうやら、ヴィトロパームコアへの4ターンで鈍った音を別の要素で補正していたようなのです。

しばらく聴き続けていたのですが、この音では我慢が出来ません。何が原因なのだろう?と思い悩んでいたのですが、思い当たる節がありました。2次側のアモルメットコアが怪しいのです。以前にスピーカーケーブルに白いコアを設置した時に、同じような変化を感じ、薄茶のコアを組み合わせることで解消した記憶が蘇りました。

アモルメットコアを外したところ、帯域バランスが戻ったように感じたので、これだ!と喜びました。どうやら、NCTはアクセサリーの効果を色濃く出すようです。そんな反省から、AMP用のNCTに採用したアクセサリーはすべて外しました。

これでいいだろうと思い聴き続けていたのですが、今度は高域にピークを感じます。一度気になりだしたら、気になってしまい落ち着きません。前述の経過から、何らかのアクセサリーが原因だろうと思いました。だから、あたりかまわずにアクセサリーを外してみます。その度に、多少の音は変わるのですが決定打にはなりませんでした。電源周りのアクセサリーは全て外したつもりでしたが、まだ気になります。そんな時に思い付いたのが、タワシです。もしかしてこれが悪さをしているのではないか?と疑ったのです。

当たりでした。CDPのNCT採用時に、「オーディオ的快感が、感じ難くなった」ことへの対策として追加したステンレス・タワシの仮想アースがピーク感を生んでいたようです。その他のタワシのアースも大部分を外しました。NCT採用前に、丹念に設定場所や材質の配合を見極めながら設置したものが、一瞬でパーです。NCTは電源周りへの効果は非常に高いと思います。ですが、効果が高いからこそ、これまでに実施してきた対策は総見直しが必要になるようです。

紆余曲折し、四苦八苦したNCTでしたが、これでようやく落ち着くことが出来ました。外すと音が明らかに悪くなると感じるもの以外のアクセサリーはすべて外しました。アースラインも見直しです。CDPとAMPの両側から接地アースに落としていたものも、CDP側だけから落とすことに変更しました。CDP用にカスケードしているNCTも2PINから3PIN接続に変更するなど、総見直しをすることになりました。

これが外されたアクセサリーたちです。

NCTを採用した時は、これまで積み上げてきたことは、一旦元に戻した方がよさそうです。まずは裸になりました。再構築はじっくりと時間をかけて実施していこうと思います。ですが、なぜこんなことが起こるのか・・・こんなことも考えてみる必要がありそうだと思いました。

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