電研NCTが平安に – なぜこんなにも音が変わるのか?

日記・雑記
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AMPへのNCTの採用で、電源による音に大きな変化がありました。四苦八苦して、多くのアクセサリーを外し、アースラインも変更しています。従来からアクセサリーの使い方も変更することになったのですが、今は何事もなかったように・・・と言いますか、NCT採用前のすべてを上回るかのようなしっかりしたサウンドが流れています。もちろん、オーケストラの総奏の押し出し感も改善されました。特に気に入っているのは、大音量で長く聴いていても聴き疲れしないことです。言い換えると、いつまでも聴いていたくななります。今までより、ほんの少しボリュームを上げればスケール感も充分でした。

ノイズを取ると、「音が薄くなる」「音楽がつまらなくなる」、NCT使用では、「パワーアンプには5kVAほどの容量が必要」など微塵も感じられません。ただし、AMP用NCTのうなりは大きくなりました。ですが、なぜこんなにも音が変わるのか?経験的に整理しておくことにします。

なぜこんなにも音が変わるのか?
⇒『 NCTを採用することにより、オーディオ周りのノイズの流れが変わるため』

前提条件としては、CDP:内部でノイズを発生する機器  AMP:内部でノイズを発生しない機器 とおきます。

Ⅰ)オリジナル:NCT未使用時のノイズの流れ

・電源から侵入しするノイズは、出来るだけ減少すべくアクセサリーで対策していた
・侵入したノイズは主に機器内からアースに落とすように工夫していた

(音質)
・基準とする

Ⅱ)CDPにNCT設定時のノイズの流れ

・CDPの電源からのノイズはNCTで侵入防止
・AMPの電源から侵入するノイズとCDPの内部で発生したノイズはアースに落ちていた?

(音質)
・ノイズ低減効果:大
・オーディオ的な快感が減少
・オーディオ的な快感が減少したのは、音が立つ感覚がマイルドになったためと想定(ノイズ低減効果)
⇒ステンレスたわしを増量することで復活した

Ⅲ)CDPとAMPにNCT設定時のノイズの流れ

・CDPとAMPの電源からのノイズはNCTで侵入防止
・CDP内部で発生したノイズが、アースラインでループを作ったと想定
⇒せき止められたノイズが別の逃げ場に回り込んだ

(音質)
・ノイズ低減効果:大
・たわしアースやNCT2次側のアクセサリーの影響が大きく音に出た

Ⅳ)CDPとAMPにNCT設定&AMP側の接地アース廃止

・CDPとAMPの電源からのノイズはNCTで侵入防止
・AMP側の接地アースを廃止することによりループが切れた
・CDP内部で発生するノイズは、CDPからのアースで落ちた?

(音質)
・ノイズ低減効果:最大
・オーディオ周りのノイズ低減効果が出音に効果的に作用した
・音が立つ感覚は、たわしアースで調整が可能
・NCTの容量不足は感じない

Ⅴ)試しにAMPに加え、CDPの接地アースも廃止してみた

・CDPとAMPの電源からのノイズはNCTで侵入防止
・CDP内部で発生するノイズが,CDPとAMP間でループした?

(音質)
・ノイズ低減効果:大
・Ⅳ)と比較して、音がなまる

実際にノイズの流れがどのようになっているかを、計測したわけでも、観測したわけでもないですが、音を聴いた印象から捉えると、上記と置くと説明がつきます。拙宅では、Ⅳ)のつなぎ方を採用しました。

ノイズの流れは環境により影響を受けるので、一般論としては示しにくいことです。ですが、NCTを使用するとオーディオ機器周りのノイズの流れが変わるので、従来の配線のつなぎ方や、アクセサリーの使い方の見直しが必要になったと思われます。

ノイズ対策の考え方としては、下記が重要と捉えています。
1、ノイズを出来るだけ機器内に入り込ませないようにすること
2、入り込んだノイズと機器内で発生するノイズは、可能な限り外部へ逃がすこと

以上、これまでの振り返り、最近実施したこと、ノイズの流れの推定変化までを書きましたが、ようやくNCTの活用が落ち着き平安となりました。

【おまけ】:AMP用NCT(200V)のうなり対策追加
1次側のヴィトロパームコアへの4ターンを廃止したら、立ち上がりや力感は増したのですが、うなりが気になるようになりました。

そこで、家にあったダンボールと薄板で遮音箱を作って、被せたら気にならなくなりました。さすがに50Hzの遮音は無理ですが、倍音の中高音が遮音されれば気にならないです。
熱対策は、箱の上部にφ1.5の穴を38個開けました。

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