出水電器 新試聴室訪問

日記・雑記
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十数年前に関西~四国道中膝栗毛をしたヤマテツことMt.T2さんと、出水電器の新試聴室に訪問して来ました。思い返すと15年ほど前にも伊豆の旧試聴室に行っていますが、新試聴室は音響的な配慮もふんだんに取り入れた本格的なオーディオルームです。そして何といっても楽しいのが、持ち込み放題、遊び放題なことです。今回は試聴用の音源のみならず、試聴用のスピーカーも持ち込ませてもらい楽しませてもらいました。

場所は伊豆の別荘地にあります。

行きは熱海からの海ルートで、帰りは箱根越えの山ルートで向かいました。海ルートと山ルートと両方ありますが、お薦めは山ルートです。箱根越えも箱根新道が無料となり、その先の伊豆スカイラインを降りると、5分ほどで到着します。

試聴室は高台の別荘地にありまして、その中でも一段と高い場所にあるので景色は最高でした。富士山や海が一望出来ます。

当日は春かすみで見栄えのする写真が撮れませんでしたので、絶景を予感させる高台への導入路の写真を載せておきます。

さて、試聴室です。床面積24畳ほどで、高い傾斜天井のスペースには音響的な配慮がふんだんに盛り込まれていました。

特徴的な点を挙げると以下となります。
・しっかりした床
・高く傾斜した天井
・天井からの音抜き構造
・平行面のない前後左右の壁
・壁面の傾斜部に設置された消音構造

天井の一番高い部分は4mあり、窓から見える絶景や薪ストーブが雰囲気を高めてくれます。室内音響を検討しておられる方は、一度訪問してみられると参考になると思います。

部屋の響きは想像以上にニュートラルです。ライブでもなくデッドでもなく中庸という印象でした。そして、固有のくせは一切感じられません。

そんな新試聴室で聴くサウンドは、とてもよかったです。再生用の機器は西蒲田の試聴室と同じです。電源もマイ柱上トランスで同じです。機器のセッティングもほぼ同じで、違うのは部屋だけです。しかも、床面積もほぼ同じと来ていますから、部屋の音響的な配慮で音がどのように変わるのかを知るには最適でした。

<再生システム>
①ソニーのユニットをDEQXを使用してマルチアンプとし、各種のモードを備えたシステム(モード:ダイレクト、お薦め、クラシック、ジャズ)
②ディナウディオCONFIDENCE C4をアッテネータからダイレクトにパワーアンプで駆動するシステム

まずは一般的なジャズボーカルで、システムと各モードでのサウンドの違いを聴かせてもらいます。

1)ソフィー・ミルマン”Take Love Easy”からWhere Do You Start ?

①ソニーのシステムで、DEQX調整マスターお薦めセッティングから聴きます。粒立ちのよいピアノとクリアな歌声が流れ、前方がステージ、リスニングポイントは客席という感覚です。やや広めなライブハウスで上質な生演奏を楽しむ感覚でした。西蒲田時代は全身に音を浴びる感覚でしたので、その違いをすぐに感じ取れます。加えて、音の芯がハッキリとし、クリアな音になったと感じます。

クラシックモードでは、よりやさしい音に、ジャズモードでは、より歯切れのよい音になる感覚です。こうして比較すると、DEQX無調整のダイレクトモードでは聴く気になれなかったです。

②ディナウディオC4では、音が少しやさしくなりますが似た感じのサウンドです。ソニーのシステムと比べて、音像配置が少し遠めで狭くなり、響きの空間が少し広がる感覚でしたが、どちらも心地よく、楽しく音楽を聴けました。やはり部屋の影響は大きいですね。

2)Reference Recordingsの”Tutti!”から数曲

この音源でも①ソニー+DEQXマルチと②ディナウディオC4の比較をしましたが、どちらもいいという感覚でした。音源により相性は分かれると感じましたが、自分の好みは①のソニーが多かったので、①のお薦めモードを主体に聴かせてもらいます。

どの曲もよかったのですが、オーケストラが総奏する場面での押し出しが素晴らしかったです。全身に浴びる音圧と耳にまとわりつかないクリアさは、音響自慢のコンサートホールでも中々味わえるものではありません。

3)サイモン・フィリップス”Protocol”・・・Mt.T2さんの持込音源

これは特筆モノでした。空気の揺れを肌で感じるようなドラムをゾクゾクしながら聴いていました。新試聴室は低音がいいですね。参りました。

持ち込み音源をたっぷり聴かせてもらった後は、お楽しみタイムです。JOGOのスピーカーを持ち込み鳴らさせてもらいました。

西蒲田試聴室の時はもうひとつの鳴りだったのでリベンジです。最初は床にポン置きで音だしをしたのですが、出てくる音にビックリでした。レンジも広くなく、特筆するような音の特徴もありませんが、うっとりするような音が部屋全体に充満します。他にもお客さんが二名いらしたのですが、「このスピーカーはいいね」と言われていました。やはり部屋の違いは大きいです。

こうなると島元さんも本気モードです。足の低い「奏Sタイプ」でしたので、置き台を出してくれて再セッティングです。更に広がりが増してGood!でした。

オーディオ趣味の人にこのスピーカー1台では、見た目にも不満でしょうが、大型スピーカーとの併用では俄然光を放ちます。仕事や作業のながら聴きなら、自然のままに音楽に浸れる、大型よりもこちらの方がいいと思わせてくれるサウンドでした。

こんなお楽しみも出来る出水電器の新試聴室です。ドライブや観光がてらに遊びに行くのもお勧め出来ます。ふらっと立ち寄ることも歓迎とのことでした。

ご希望の方は、添付の出水電器HPの連絡先に連絡して下さい、とのことです。(JOGOの奏Sも聴けます)
出水電器HP:リンク←ここをクリック

【おまけ】自分の宣伝
出水電器新伊豆試聴室に向う前日に、横浜イギリス館で行ったコンサートに、大阪からMt.T2さんが遊びに来てくれました。

GW中でしたので、立ち見が出来るほど盛況でした。ありがたいことです。

次は音響が抜群な横浜鶴見の「サルビア音楽ホール」でやります。こちらは、広いステージがありますので、お芝居も字幕を付けながらの開催となります。

日時:2022年6月25日(土)13:30開場 14:00開演 16:00終了予定
場所:横浜 鶴見 サルビア音楽ホール

こちらでは豊富な客席がありますので、コミュニティのご希望の方がおられましたら《ご招待》致します。レス欄かメッセージで連絡を下さい。受付にチケットを取り置きしてお待ちしています。

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