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側壁の追い込み – 音像と音場の追い込みの詳細

日記・雑記
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音像と音場の検証内容の詳細版です。一つの日記に記載すると、何が言いたいのか話がボケてしまいそうでしたので、概要と詳細内容を分けることにしました。ですから、内容は【検証】日記と同じで、今回は側壁編となります。

 

話しは、【検証】音像と音場の両立を目指して日記の下記の部分からつながります。

<<実行のスタートは、音響パネルの追い込み – 指標は「ボン・キュ・ボン」日記の状態からとなります。この状態で、ボーカルや小編成の「音像」に不満が出たため「直接音をモニター的に再生させる」ことから始めました。>>

 

アクション8:部屋の影響を減らすために側壁の1次反射部に吸音材の設置の詳細

・これまでは、スピーカーからリスナー間で一番近い1次反射部分に医療用のガーゼを浮かし付けしていました

・狙いは、「出来るだけ吸音せずに、1次反射の悪影響を低減する」です

・今回の取り組みで、音像再生はモニター的にするために部屋の影響を極力避ける方針としました

・ですから、側壁のツイーター及びスコーカーから耳に最短で届く1次反射音は吸音処置します

・それまで実施してきた1次反射音対策の医療用ガーゼは外してから新たな対策を実施しました

 

<ガーゼを外した時の音の変化>

・音像はやや不明瞭となり、高域のキツさを感じるようになった

 

<新たな吸音対策>

Step1:スピーカー側の左右1次反射部にポリエステル吸音材を1枚設置

・音像の明瞭化の効果は薄く、音色が沈んだ印象が強かった。

・何かアンバランスな印象で、これだけではマイナス影響しかないと感じた

 

Step2:Step1+リスナー側の左右1次反射部にポリエステル吸音材を1枚設置

・バランスが整ってきた印象を受けた

・音像の明瞭化が進んだが、音色が沈み・音やせした印象は残った

 

Step3:Step2+リスナー側の左右1次反射部の吸音材に2枚目を重ね貼り

・音像の明瞭化が更に進み、音色が沈み・音やせした印象はStep2と同等と感じた

 

◇これ以上の吸音追加はあかり取りの観点からもマイナス影響があるので、この仕様に決めた

アクション9:音色と音やせのリカバリーとして、窓上部の拡散パネルの増加の詳細

・アクション8で犠牲とした音色と音やせの対策を下記で進めた

<初期反射音をリスナーへの増加させる対策>

Step1:スピーカー側の左右1次反射部にポリエステル吸音材を1枚設置

・これまでの取り組みで、窓やクローゼット上部の拡散パネルはリスナーに向けて音を向かわせる効果がわかっていた

・「ボン・キュ・ボン」の取り組み以降の各種音源での聴き込みで、拡散パネルは横目に使う方がよいとして変更していた

・上記から、初期反射音の増加対策として拡散パネルを同じ位置に1枚追加することとした

・これが音色や音やせ回復に効果的であった

 

Step2:Step1+拡散パネルと吸音材の位置調整

・Step1の状態から吸音材の位置と間隔を動かしてイメージに合う位置に調整した

・この部分の吸音材の配置は音に大きな影響は感じなかったが、音源によっては影響があるので気長に調整するのがよさそうだと思った

 

◇まとめると、拡散パネルを1枚追加し、吸音材位置はその後も微調整を進めた。現在は写真の位置から少しだけ変更しています。

 

上記で、側壁の吸音拡散対策が決まったので、仮止めしていたデザインパネルと吸音材はPVCの接着が可能なボンドで固めました。

接着による音の変化は特に感じませんでした。

 

◇以上が側壁の追い込みの詳細内容となります。上記は、自宅環境下での内容ですので他宅の環境で使えることではありませんが、考え方や進め方、事例として活用していただければと思いまとめた日記となります。

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