いつかはお招きしなければ、と思っていた極悪人のお二人です。極悪人とはオーディオ掲示板”Dejavu”時代の呼び名と聞いていますが、機器も部屋もウデもとんでもないレベルで磨き上げたサウンドを鳴らしているお二人です。
Y氏邸には2009年に初訪問させてもらってから何度もお伺いしています。当時はサラウンドをやられていて、2chかマルチか迷っていた自分のお手本としての存在でした。2chに進むと決めた後も幾度となく、2chとマルチの比較をさせてもらっています。今は2chに回帰されていますが、飛び切りのサウンドを鳴らしているのは今も昔も変わりません。
O氏邸には、今年の3月に初訪問させてもらいました。Y氏から「O氏がすごい音を出している」と聞いて、これは聴かせてもらわなければと思ってのことでした。聴かせてもらった結果は本当にすごかったです。訪問記から感想を抜粋すると、「原寸大とも思えるオーケストラのサウンドステージは見事としか言いようがありません。・・・YG Acousticsの音はカチッとした音と思っていたのですが、生音と思えるような柔らかい音が出ていることに驚きました。さらに、生では感じることのない明解な定位です。これはまさに再生芸術だと思いました。」
その時に感銘を受けたのが、”Credo”です。以前から鳴らしにくい現代音楽として有名な音源でした。自分でも購入してみたのですが、一回鳴らして、「これは鳴らないや」とラックの肥やしとなっていた音源です。それを圧倒的なスケールで、音楽性豊かに鳴らされたのでたまげました。・・・これはやるしかないと。
そんな”Credo”でしたが、少しづつ調整を進めて自己判断では「まずまず鳴る」ようになって来たと思っていました。「そろそろお招きして聴いてもらうか?」と思っていた所、「吸音材が落ちる対策」をしたことで鳴りがよくなったと思い、「この音で聴いてもらおう」と決断しました。
そこで、O氏に「”Credo”がまずまず鳴るようになったので聴いてもらえませんか?」と連絡したところ、6月は学会で忙しいので、7月ならという運びでした。その時は、もう少し煮詰めておく時間が取れたと考えていたのですが、その後にO氏から「Y氏も一緒でよいですか?」との連絡です。「極悪人のお二人同時に襲撃されたらひとたまりもない」とは思いつつも、まさかお断りするわけにもいかず、「狭い所ですが、どうぞお二人でお越しください」と返信しました。後悔先に立たずです。
さて、こちらからお招きした話ではありますが、気持ち的には「戦艦2隻が攻め込んでくる」感覚です。地道にコツコツと作り込んで来た港を守るために、駆逐艦1隻でどう戦うのか?ここが思案のしどころです。
Xデーは7月初旬。頭の整理もかねて、考えていることを少しづつ整理していくことにします。
コメント ※編集/削除は管理者のみ