新規会員登録の際、X(旧Twitter)のフォローやメッセージをご確認頂けず、登録保留の方もいらっしゃいますので、Xへログイン頂きご確認をお願いします。

西方オーディオ見聞2日目のポイント – 真の音場

日記・雑記
日記・雑記
Sponsored Link

西方オーディオ見聞の2日目はサウンドクルー氏と共に大阪まで戻ります。この日の着目点は、狭めの部屋に大型スピーカーで鳴らすケースと、大きな部屋に小型スピーカーで鳴らすケースの2邸となります。お二人ともにSOULNOTEファンと言うのも見逃せません。

 

前半は道中膝栗毛の相方であるMt.T2邸です。

Mt.T2さんとは、15年ほど前に出水電器の試聴会で出合った後に、関東でのお宅訪問や道中膝栗毛やらと、共に見聞を広め合った仲です。当時のMt.T2さんは「Ge3:げげげ」などのアクセサリー好きで、道中膝栗毛の時も”超結界”というアイテムを各お宅に持ち込んで、「音が変わるのを聴いたオーナーが驚く様子を見るのが好き」という茶目っ気たっぷりな性格でした。その時から数えると15年の月日が経っています。今では、各種実験やオーディオショー巡りを続けているとのことですが、最近は、「SOULNOTEの追っかけ」を主体に実施されているようです。

 

15年前と同じ部屋、同じスピーカーですが、SOULNOTEのアンプやCDPがずらりと並ぶ様子が以前とは違います。

 

2009年の訪問時は、まだサウンド構築途上の様子でした。

道中膝栗毛レポ【第10話:Mt.T2邸 前編】

 

今回はサウンドクルー氏も一緒の訪問となるので、かなり緊張している様子でした。

オフ会後は、Mt.T2さんの車に乗って京都人邸に向かいます。

 

後半は京都人邸です。

前回お伺いしたのは2012年でした。音場再生の第1人者で、理論に長けた方なので、mixiの中で何度も議論をさせてもらった記憶があります。特に記憶に刻まれているのが、「真の音場理論」です。

————————–

「真の音場理論」

第一段階は、適当に置かれたペアスピーカーによるもので、確かに左右から別々の音が鳴ったり、音の広がりのようなものも感じさせますが、空間再生を語るレベルではありません。

 

第二段階は、指向性のあるスピーカーをある程度きちんと(cmレベルの精度)セットして鳴らしたもので、いわゆる世間で言われているような音像定位(5点定位のようなもの)は問題なくクリアしますが、音像の前後上下などの再現には問題が残されていることが多いです。世間一般のオーディオはほとんどがこの段階だろうと思います。

 

第三段階は、フルレンジコンデンサースピーカーを厳密な精度でセッティングした場合の音場で、まるで立体写真を見るように音像音場が展開されてきます。しかしながら、音像が平面的でボディ感を感じ取りにくいのと、頭を少しでも動かすと音像音場が崩れてしまうと言う欠点があります。

 

第四段階は、スピーカーから出る音波が部屋の中につくりだしてくる疎密波の分布を整えることで、元音源の音像音場をそのままの形で部屋の中に再現させようというものです。これが私が言っている所の「真の音場」というもので、3次元レーザーホログラムのようにどの位置から聴いても音像音場の形は崩れませんし、音像そのものの立体感も出てきます。ここにいたって初めて演奏会場で鳴っている音がそのままの形で生々しく自分の部屋に再現されるようになります。

 

ただし、このレベルを実現させるためには、スピーカー同士の位置関係を本当に厳密に合わせていく必要があります。よほどの根気がない限り実現させることは極めて困難です。指向性の強いスピーカーでこれを行うことは困難の極みで、特に2つのスピーカーのなす角度の調整に気の遠くなるような微妙な取り組みを続けなくてはなりません。

—————————

そんな音場再生 第四段階の具現化を、当時は”Kiso Acostic HB-1”で実施されていました。50畳のスペースに”Kiso Acostic HB-1”2本で広大な音場を展開する様は圧巻としかいいようがありませんでした。その時の訪問記では、「・・・目の前に広大な半球型の音場が現れます。」と書いてありました。

 

 moukutsu邸 – たこ焼き巡業 訪問記 ※moukutsuは当時のHNです。

 

今では、HB-1Xに代替されているとのことですが、再生の方向性にブレはないです。前段も駆動もSOULNOTEの機器に代替されているようでした。そして、再生環境の追い込みも進められていますので、10年以上前に聴いたサウンドがどう変わっているのか興味津々です。

 

京都人邸では、メインルームの手前に実験ルームとでも言うようなサブルームがあります。こちらでは、ジャーマンフィジックスのHRS-130が鳴らされています。こちらも前段も駆動もSOULNOTEです。SOULNOTEファンになると、電力機器はオールSOULNOTEになるようですね。

 

以上、かなりのお宅を共に渡り歩いたMt.T2邸、音場再生の第1人者である京都人邸、どちらのお宅も十数年の時を経てどのように進化しているのか、今から聴かせてもらうのが楽しみでなりません。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. いやあ、片付けが間に合わない!(泣・・・緊張とかのレベルではないのです(滝汗
    コロナ前からもう何年も、拙宅への訪問をお声掛けいただいたのに、お断りしたままとなっている音友達の方がたくさんいらっしゃって・・・(滝汗
    それは相変わらず、サウンド構築は迷走途上のままで・・・断捨離せねばと思いつつも、いずれ実家に持ち帰るからと、音源や機材、工作材料が増え続け・・・客観的に見れば、足の踏み場もなく、まるでゴミ屋敷のごとき惨状になってるからでして・・・(大滝汗
    今回、当初の西方遠征への同行の話から急転?・・・拙宅へも立ち寄る流れになってしまい(大汗
    年末進行でヘロヘロの中、せめて足の踏み場だけでも確保できるか?と必死に整理中(汗
    ですが・・・最初の来訪から15年・・・増え続けた諸々の、あまりの物量に、我が事ながら途方に暮れる状況でして・・・(大滝汗
    拙宅サウンドをお聞きいただく以前の問題で・・・散らかり、物が溢れてた前回並みにすら近づきそうになくて(滝汗・・・遠路お越しいただくのに申し訳ありませんが、そういう状況、ご容赦ください・・・m(_ _)m

  2. Mt.T2さん

    ドタバタになりそうですね。
    片付けは気にしなくても、足の踏み場がないようでしたら、ハンモックで聴く形でも大丈夫です。

    新しいブツは間に合いそうですか?

    楽しみにしています。よろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました