紆余曲折としながらもハルシュタットに到着した翌日は、天気も良く絶好の観光日和でした。おとぎの国に来たような景色に囲まれながら、心の洗濯をします。夜にはムジークフェラインでのコンサートもあり、この旅の最高潮に達しました。
2024年3月9日 天気:曇りのち晴れ
4時:目覚め
6時半:起床
7時:ハルシュタット散策
8時:朝食
9時半:ハルシュタット観光
14時:渡し舟(復路)
17時:ウィーン着
18時半:ホテル チェックイン
19時半:ムジークフェライン コンサート
昨日は激動の1日で早い時間に寝落ちしましたので、明け方の4時に目覚めました。まだ表は真っ暗です。空が薄明かりとなる6時半まではベッドの中でこれまでの写真などを眺めて過ごしていました。
7時には朝日が出てきましたので、朝食の時間まで散策に出かけます。山の合間から上ろうとする朝日と、その光を写し込む湖が美しかったです。
目指したのは、ハルシュタットを代表するビューポイントです。この角度の写真をよく見かけますね。ハイシーズンになると、このポイントに観光客が溜まってしまい車が通れなくなってしまうとのことでした。
ハルシュタットの街は、湖を囲む山の傾斜に沿う形で作られています。
港に面した部分にも、山沿いの部分にも教会がありました。興味がわいたので、階段を登り中に入ってみます。
朝の時間を楽しむ間に、朝食の時間になりましたのでホテルに戻ります。渡し舟で来る田舎町ですので、食事には期待していなかったのですが、なかなか素敵な食事タイムでした。
ゆっくりと朝食を楽しんだ後は、観光タイムです。今日は街歩きをしながら、ケーブルカーで山の上に向かい、上からの眺望も楽しみました。
石の階段で繋がる街並みも風情があります。
朝食前に行ったビューポイントを反対側から見る風景です。
晴れ間が広がって来ましたので、ケーブルカーの乗り場に向かいました。
ケーブルカーの終点を歩いて進むと、岩塩抗があります。(今回は時間の関係で向かいませんでした)
展望台は、船の舳先のような形をしていて、ここで皆さん記念写真を撮るので、先端を確保するには10分くらい待ちます。
降りてきても絶景は続きます。
路地にある街並みも、青空に映えていました。
ウォーと言う声に振り返ると、この寒空の中で泳いでいる人もいました。
最後にハルシュタット湖のパノラマ写真です。
お昼時間も過ぎ、楽しかったハルシュタットの時間も終わりが近づいて来ました。朝食をお腹いっぱいに食べていましたので、軽食をとってから渡し舟で対岸に向かいます。船の中からは、対岸にも数件の集落?が見えました。
帰りは事前予約通りにOBBのレイルジェットでウィーンまで進みます。車窓からはザルツカマングート地方の素晴らしい景色が続きました。
ハルシュタット遠征は素晴らしかったです。このザルツカマングート地方には13の湖があり、どこも素晴らしい景色が広がっています。再度この地を訪れて、13の湖を制覇したいとの思いを抱きながらウィーンに戻りました。この先の3日間に滞在するホテルのチェックインを済ませた後で、次の音楽イベントに向かいました。
この日最後のイベントは、ムジークフェラインでのネルソンス指揮 ゲヴァントハウス管弦楽団の公演です。
演目は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と交響曲第5番です。どちらも好きな曲ですので、今回の中で一番気に入るであろう1階席平土間の前方センター8列目を選んでいました。音に演奏に期待は膨らみます。
座席位置から見たステージ
協奏曲、交響曲共に素晴らしい演奏を音量充分に楽しみました。ただ、自分の求める最高のイメージと対比すると、「音の明瞭さ」と「ダイレクト感」に物足りなさを感じたのも事実です。その考察はサウンドまとめの中で記載したいと思います。
それでも、好きな曲を最高の演奏で聴くのはいいですね。ここまでのコンサートの中で最高の体験でした。
この日は、ハルシュタットで心が洗われるような絶景を堪能し、ムジークフェラインで絶好な音楽を楽しみ、この旅の最高潮に達した1日でした。
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