ラジオ番組への出演にチャレンジした。事務所に入る前から仕込みを入れていた「ラジオドラマ!声優登竜門」。”セカンドライフのスタート”日記にも書いたが、この先の可能性を模索するための活動のひとつだった。
この番組は、『声優業界は若手の志望者が多いが新人が日の目を見ることが難しい業界なので、新人を送り出す機会を設けよう』という主旨もあると聞き興味をわかせていた。だから簡単なラジオドラマの声優を実施すると共に、自己PRも行うことが出来る。
オーディションへの応募はメールで簡単なプロフィールを書いて送るだけだった。しばらく待って、オーディション案内が届いたので会場に向かった。オーディションはスタジオ経営や制作を行うオレンジチャイムと、八王子FMの番組制作がタッグを組んで行っている様子だった。小さなスタジオで一名づつの審査が行われるので、ロビーで待機して順番が来ると呼びに来てくれる。
挨拶を済ませ、志望動機などの会話をした後に、3種類の人物設定でセリフを読んでみる実技審査が行われた。読むセリフは自由で、役の幅を確認するのが狙いとのことだ。自分は、「さわやかな青年」「おびえる人」「チンピラ」の3種類をオリジナルのシナリオで読んだ。今後の話などの会話も弾んだので、手ごたえありの感触でオーディションを終えた。
オーディション結果を待つ時間、自分はこの時間が一番嫌いだ。まな板の上の鯉状態で、どんな裁きが下るかを待っていなくてはならない。一週間以上経っても連絡は来なかった。「これは落ちたな」とあきらめていたのだが、忘れたころに連絡が来た。オーディションから16日経過していた。「声優登竜門の収録にお越しいただければと思います。つきましては、追って収録日時の調整とシナリオを送らせていただきます。」と、一安心した。
だが、それから待てども待てども収録日調整の連絡が来ない。合格通知が来てから一か月が経っても何も連絡がなかったので、忘れられてしまったのではないかと思い催促のメールを入れた。すると数日後に収録日の連絡が来た。この業界は仕事に追われているので待っていてはダメ、とにかく自分から行動を起こさないといけないという教訓を得た。このあたりは、前職の会社to会社のビジネスとは随分違うようだ。
収録日は明後日だ。一週間前にシナリオが届いたので事前確認をしながら収録準備を進めていた。ところが、昨日のこと「一人来れなくなってしまったので、シナリオを変更して三人芝居となります。」との連絡が来た。なに?と思ったが、やはりこの業界に予定はあってないようなもの、時間との勝負との思いを強めた。
シナリオ読解とキャラクタ設定とセリフ読みの練習、それに30秒枠の自己PRも腹決めしないとならない。PRは自分と事務所の宣伝をしてこようと考えているのだが、それにしても30秒は短い・・・。収録までの準備時間も合わせて、やはり時間との勝負なのだ。
登竜門とは、『立身出世や成功のための非常に困難な関門や試練を意味する言葉で、中国の「竜門」という急流を鯉が登りきると竜になるという伝説に由来している』とのこと。


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