戦艦 SANSUI AU-X1111(改) 帰還

日記・雑記
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昨年は805SDの調整に頓挫して、オーディオと触れ合う時間はなくなり地域猫と過ごす時間が多くなっていました。

アンプ下、CDP下の接触歪対策をいろいろやっていましたが、一辺倒の対策では太刀打ちできず805SDにそっぽを向かれ続けていました。

振動対策は一旦お預けにしてオーディオから遠ざかっていたある日のこと、タグボートさんの日記を見かけました。IDKでAU X-1111を点検・修理、カスタムまでしてくれることを知り、危険な重量(38Kg)のAU X-1111を頑張ってなんとか運び出して、修理をお願いしたのでありました。

修理・点検・カスタムをお願いして約1か月後の1/25(水)にIDKさんから修理完了と発送の連絡があり、翌日の夕方にはアンプが帰還いたしました。

【修理内容】

部品交換及び各部点検調整作業を実施。他メインボリューム、各ロータリースイッチ類、プッシュスイッチ類のクリーニング作業、パワートランジスタ放熱グリス塗替え作業。

全回路主要箇所の半田修正作業をしていただきました。

バナナプラグが挿入可能になり、ゴージャスになりました。

RCA入力端子インテグレーテッド:PHONO、 CD、TUNER、 LINE1、2、ノーマル1・2計7箇所を交換。

ACインレッット端子も交換したので、奥津電工のAir3の電源ケーブルを新たに導入いたしました!
これが音に与える影響力はかなり大きかったです。排気量UPというか小音量でも音の広がりや低域の迫力が伝わってきます。

その他、電源ボタンのON、OFFの感触が悪かったため、フロントパネルを固定しているネジ部分(本体左側下部)の樹脂部の破損個所を修正していただきました。

戻ってきたアンプの音は、もうこれで上がりでいいのでは?
と思うくらい素晴らしい出来栄えでした。全体的に排気量UP、情報量の増加に伴って奥行や音の広がりも格段にスケールUPされていました。キツい音はせず、もともとの方向性もきちんと周到されていたので、すっかり惚れ直してしまいました!

今回は更に物量を投入しました。
既に部屋の天井の4隅にエイスナーブを導入してありますが、更に4つのエイスナーブを導入して音が回るようにしました。

そしてアンプと同じくらいに目玉となっている小型フルコンメカ搭載のウェルフロートバーチをスピーカー下に導入いたしました。

今までスピーカー下にあったクワッドリング6個をアンプ下とCDP下へ振り分けました。


今まで接触歪で悩んでいた箇所です・・・これでやっと願いが叶うか?
とりあえず、好きな曲だけど問題があったCDを試していきました。

1. Kelly Sweetのアルバム「we are one」の13曲目:eternity
後半の超高域のファルセットの部分について、以前は耳が痛くなり少し情報が欠損?(白飛び)しているように聴こえましたが、今回は情報量がしっかり詰まっていて余裕で高域が伸びていました!
これはとても心地よく鳴ってくれました!

2. ジョン・ウィリアムズのアルバム「ACROSS THE STARS」1曲目:Ray’s Themeの低域の一部が潰れて聴こえていましたが、今回はここも良い感じで表現されていました!初めて合格ラインに届いたといった感想です。

3. 幸田浩子のアルバム「モーツァルト・アリア集」1曲目:踊れ、喜べの最終辺りの超高域のファルセット
以前はビビり音が入って残念な感じでした・・・
今回は・・・やはりビリビリっと鳴っています(汗 これはマイクが負けてビビり音になって収録されている可能性あり。他の方のシステムで複数件 要検証。

4. 幸田浩子のアルバム「天使の糧」 全体的に高域がカサカサしていて、一番好きなこのアルバムと向き合うことが出来ませんでしたが、今回も余裕と潤いを持って感動の世界へ浸ることが出来ました!

5. 柴田淳 曲は「嘆きの丘」
素晴らしい曲で自分の中ではNo1と言っていいほどの名曲でしたが、今までの傾向では音圧が弱い?音が細い?といった感じで今一つでしたが、今回は声も演奏も空気感もちゃんと感じ取ることが出来て、感動に浸ることができました。ガッツポーズ!

6. ジョン・ウィリアムズのアルバム「Live In VIENNA」5曲目:ジュラシック・パークのテーマ
これは、以前から気に入った聴こえ方をしていましたが、今回は空間の広がりがスケールUP、それと同時に下へも沈み込む深さが増していました。オーケストラにおける楽器の位置や奥行きも鮮明になって音楽が楽しくなりました。

7.パッヘルベル カノンニ長調
以前は何となく左、真ん中、右という感じでヴァイオリンの移っていく位置が掴みにくかったのですが、今回はかなり正確に把握できるようになりました。これはなかなか難易度の高い曲ですね。

8. 柴田淳のアルバム「ビルボード ライヴ2013」
柴田淳のアルバムの中で唯一のライヴ音源で演奏も素晴らしいのですが、以前はどこか音が籠っているようで音質的には失敗作?
という感じでお蔵入りしていましたが、今回引っ張り出してきてビックリ(汗 会場の雰囲気が鮮明に映し出され、柴田淳の肉声もバッチリ激写!シルキーボイスがたまらなく気持ち良かったです。

まだ、少ししか聴けていませんが ファーストインプレッションは以上になります。
声の情報量が印象的で、中庸で肉厚なのに高い部分は透き通って伸びているのが一番お気に入ったところです。その他、ピアノの低く重い響きと高域との陰影に浮かぶボーカルの妙味を感じることができました。

2013年秋に805SDを導入してから約10年近くそっぽを向かれ続けて来ましたが、ようやく一つのブレイクスルーを迎えることが出来た気がします。諦めずにトライしてみてよかったです。805SDは私の環境下ではシビアすぎて、ある程度納得いく音が出てくるまでにお金と時間が掛かりすぎました(汗 

私の力量・器量においては気難しくて、激しくお金のかかる嬢ですが、微笑んでくれた時にそれまでの苦労や苦痛が吹き飛ぶ幸福感を与えてくれます。
だからまた、感動と興奮を求めていろいろやりたくなっちゃうのだと思います。今は魅力的な嬢に首ったけです。
音楽を聴いていく中で足りないことに気が付いたり、あそこを変えてみたら?対策してみたら?
といったことが出てきたら、実験していこうと思います。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. ケニティーさま 初めまして。参考となる記事をあげていただき感謝いたします。

    ≫頑張って危険な重量のAU X-1111を運び出し、修理をお願いしたのでありました。

     とても理解できます。当方はSANSUI AU-X1111の足元に及ばないAU-α907DRを2台、左右それぞれに使っていますが、やはり32kgと重たく県外での単身赴任中は社宅4階への上げ降ろしで死にそうになりました。

     最初に入手した907DRは経年劣化が出て、次に入手した907DRは昨年3月の震度6の地震でアナログプレーヤーがピンケーブルでぶら下がりフォノ入力端子が上に曲がってしまいました。

     特に最初に入手した907DRは冬季だと電源を入れてもスタンバイ状態が長く続き、おそらく動作が不安定で直流成分を検出している可能性が高く、それが消えるまでスタンバイ状態が続くのかなと思っています。その他の劣化も無視できない状態でパワーアンプダイレクト入力で何とか使っている状態なのです。

     当時のSANSUIが無くなってしまい修理は難しいものと思っていましたが、機会があったらIDKさんにお願いしてみることにします。ありがとうございました。

    • たかけんさん、おはようございます。

      コメントありがとうございます。
      AU-α907DRを2台もお使いだったんですね!32kgを2台・・・しかも4階まで(汗
      段ボールなどの重量を含めると相当にキツイ作業だったと思います。
      たかけんさんのオーディオやアンプへの愛情と覚悟、気合を感じます。

      保護回路が作動している間に修理しないと、故障の度合いが進んでしまうとYouTubeでアクアオーディオラボの技術者の方が言っていました。

      IDKさんなら元サンスイのエンジニアの方がいるそうなので安心して任せられますよ。
      アンプは佐川急便の配送センターへ直接持っていけば50kgまでのものは対応してくれます。
      お気に入りのアンプを整備して、末永く使っていけるといいですね!
      腰や転倒などによる事故だけはくれぐれも注意してください。

      • ケニティーさん、こんばんは。返信ありがとうございました。

        ≫8. 柴田淳のアルバム「ビルボード ライヴ2013」

         上の書込で柴淳嬢の「COVER 70’s」を持っていたのを思い出しEVのARISTOCRAT2で聴いてみましたら、ド・ハマリ状態でモニタースピーカーの向こうに収録スタジオがあってスタジオのマイクとウチのスピーカーがあたかも直結されている感じでございます!

        「COVER 70’s」を思い出す機会をいただき、大変ありがとうございました。

         にしても、聴くソースをやたら選んでしまうEVのARISTOCRAT2が’93年当時、それほどヒットしなかった割に意外とタマが残っている理由も今回、身に沁みて理解できました~(笑)

        • たかけんさん、こんばんは!

          柴田淳の「COVER 70’s」は名盤ですね!
          私は特に「あなた」 (小坂明子)と「青春の影」(TULIP)が好きです。
          もしよかったら「ビルボード ライヴ2013」の雰囲気も味わってみてください。

          EVのARISTOCRAT2という凄いスピーカーをお持ちなんですね!
          しかもそれをサンスイのアンプ2台で鳴らしているなんて、恐るべしです(汗

          私は昔、DS-2000Zを所有していましたが、アンプのパワーが足りず上手く鳴らせませんでした。アコースティックギターの音色には個性があって惚れこんでいました。あの頃のオーディオ業界は活気があって物量も半端なかったですね。

    • ケニティさん

      横レス失礼

      たかけんさんへ

      >当方はSANSUI AU-X1111の足元に及ばないAU-α907DRを2台、左右それぞれに使っていますが、、、

      AU-α907DRを2台とはどういう接続ですか? ブリッジにするにはステレオ⇔ブリッジの切り替えスイッチがあるはずですが、プリメインアンプには無いのが普通です。

      左右のLRどちらかmonoとしてお使いならXバランスの効能を生かせていないので一台使いに変更されたらと思います。

      • ケニティーさん & bb7さんへ

        ≫EVのARISTOCRAT2という凄いスピーカーをお持ちなんですね!
        ≫しかもそれをサンスイのアンプ2台で鳴らしているなんて、恐るべしです(汗

        ≫AU-α907DRを2台とはどういう接続ですか?ブリッジにするにはステレオ⇔ブリッジの切り替えスイッチがあるはずですが、プリメインアンプには無いのが普通です。
        ≫左右のLRどちらかmonoとしてお使いならXバランスの効能を生かせていないので一台使いに変更されたらと思います。

         サンスイのXバランスアンプはブリッジ接続が難しいことから、至って普通に使っています。また、EVのARISTOCRAT2は近年のスピーカーのようにバイアンプ接続には対応していませんので、聴くときは右側スピーカーの上に置いたアンプ、DS-2000を聴くときは左側スピーカーの上に置いたアンプを使っています。

         普通なら1台のアンプのスピーカーA/B端子に繋いでスイッチを切り替えて使うのですが、サンスイのアンプ2台を使っている大きな理由が、JBL4770Aと言うPA/SR用スピーカーの38cmウーファ4本を満足に駆動する事を最優先にしています。

         下の写真のとおり、各アンプはJBL4770Aの左右スピーカーの上にそれぞれ漬物石のように置いて38cmダブルウーファーを駆動しています。ウーファーへの配線なんて大きなバスレフポートを通してます。(汗)

         初めは普通のスピーカーのように接続していましたが、ネットワーク回路を確認したらウーファーはローパスフィルターを介さずスルーで接続されていました。

         ダブルウーファーは並列接続のため合成インピーダンスは4Ω!普段から大音量で聴くのでアンプ側の負荷を楽にするため、スピーカーボックスの内部配線から切り離し、上側ウーファーにアンプのLch出力を、下側ウーファーにはRchの出力を接続して駆動しています。

         要するにアンプ2台の左右スピーカー端子には計4本の38cmウーファーが1本ずつケーブル1mで直結されてウーファーを強力に制動できるため、大口径&ダブルウーファー特有のボンつき音が出にくいように工夫しています。

         そのほか、上下2本のウーファーを鳴らすため、AVアンプのメインチャンネル出力は片側チャンネルを並列に分けて各アンプの左右チャンネルに入力しています。

         JBL4770Aの大きなホーンツイーターは、SC-LX901のメインスピーカー出力を接続して鳴らしていますので音の鮮度が低下しないようにしています。

         そして、左側アンプのスピーカーB端子にはDS-2000の左右。右側アンプのスピーカーB端子にはARISTOCRAT2の左右を接続して鳴らしています。

         アンプの入力側についてはユニバーサルプレーヤーのRCA出力を左側アンプに、ユニバーサルプレーヤーのバランス出力は右側アンプに接続しているので、配線等は変更しなくても各アンプの入力ソース切替とスピーカー出力を切替えるだけで、JBLのPA/SRスピーカーのマルチアンプ的な運用から単体スピーカーの通常使用まで可能なように接続しています。

         更に38cmダブル・ウーファーの下側ユニットは昨秋からAVアンプのLFE出力を再生できるよう接続していて、文字で表現しようとすると複雑でややこしいので割愛しますが、現物を見れば「な~んだ!」と言う単純な接続になってます。(笑)

  2. ケニティーさん、こんにちは。

    SANSUI AU-X1111への愛が感じられる日記です。
    自分も、SANSUI AU-X11を出川式電源に改造したものを使っていたのですが、壊れてしまったので代替しました。それまでは、人が何といおうがこれで良しとして使い込んでいたので、こうしてメンテナンスしながら使われていることに親近感がわきます。

    気になったのが、「接触歪で悩んでいた」と言われている点です。
    ウェルフロートを何段も重ねて使われているようですが、原理的にみるとよいとは思えませんでした。自分でウェルフロートを重ねて使ったことがないので、頭でっかちな意見となってしまうのですが、、、

    ウェルフロートのメリット・・・振動を動きで逃がすこと
    ウェルフロートのデメリット・・・機器が動いてしまうこと

    全体の効果はメリットとデメリットの相殺となりますが、このウェルフロートのデメリットへの対策は、同じスピーカーを使っているgenmiさんがうまい工夫をしていました。

    自分がご協力できることは、幸田浩子ファンなので音の確認は出来ます。

    3. 幸田浩子のアルバム「モーツァルト・アリア集」1曲目:踊れ、喜べの音がビリビリっと鳴っているのはどの部分ですか?
    ⇒帰宅したら聴いて確認してみます

    その他、
    7.パッヘルベル カノンニ長調は難易度高いですよ。
    このソフトがハモリを感じながら左、真ん中、右という感じでヴァイオリンの移っていく様子が感じ取れるなら大したものです。

    ◇ケニティー邸の音の正確性は太鼓判が押せます。

    • ヒジヤンさん、こんにちは。

      コメントありがとうございます。
      ヒジヤンさんもかつてはサンスイのアンプ(X-11)をお使いでしたね。
      ウェルフロートを重ねて使うと、私の環境下では明らかにメリットが勝る結果となりました。ですが、次第にウェルフロートとアンプ間、ウェルフロートとCDPの間にある某製品(インシュレーター)の粗が見えてくるようになり、いろいろ対策していたのですが解決できずにいました。

      ウェルフロート2枚重ねをやっている方が多くいらっしゃるので、ヒジヤンさんにも是非とも試して頂きたいです。

      ヒジヤンさんの定点観測「カリヨン」についての日記、いつも参考にさせて頂いています。
      3. 幸田浩子の(SACDの)アルバム「モーツァルト・アリア集」1曲目:踊れ、喜べの4分18秒~4分25秒辺りでややビリついた声に聴こえました。
      SACDとして再生しました。CDとしては未確認です。

      ヒジヤンさんの環境下での結果を是非、教えてくださいm(_ _)m
      よろしくお願いいたします。

      7.パッヘルベル カノンニ長調は、以前は何となくしか感じ取れなかったのですが今回の結果は嬉しかったです。
      まだまだ、気が付いていない問題も出てくると思います。

      • ケニティーさん、帰宅して何度も確認のため聴いてみました。

        >3. 幸田浩子の(SACDの)アルバム「モーツァルト・アリア集」1曲目:踊れ、喜べの4分18秒~4分25秒辺りでややビリついた声に聴こえました。

        ご指摘の部分は、ソプラノが高音を張り上げる部分ですね。
        何回も聴いてみましたがビリついた声にはなりませんでした。

        4分25秒のピンポイントは幸田さんの声の限界が来ているかなと言う感じです。

        ケニティー邸での原因の推定ですが、
        他の音源ではビリつかないようですので「接触歪」が原因とは思えないです。

        やはりアンプにねんきが入っているので、先ずはここを疑うのがよいかと思います。そこで、
        「AU-X1111のパワーアンプ O/PUTを12時の位置(-10dB)まで絞って、普段聴く音量までメインボリュームを上げて聴いてみてもらえませんか」

        下記の確認です。
        ・パワーアンプ部に電気的な共振はないか
        ・メインボリュームのいつも聞く位置がへたれていないか

        治らなかったら、もう少し考えてみます。

        • ヒジヤンさん、こんばんは。

          幸田浩子さんの検証、ありがとうございました。
          私も聴き直してみました。4:25秒のところがピンポイントで少し割れたような?感じがしました。

          4分25秒ポイントは
          幸田さんの声の限界なのか?収録用のマイクの共振なのか?
          それとも自分のシステムと部屋の問題なのか?
          この部分が気になっていました。

          自分の環境ではCDとアンプをバランス入出力でつないで、パワーアンプダイレクトで聴いています。ボリュームは2つの左右独立したものを使っていて、メインボリューム(右側にある一番大きいボリューム)は使っていませんが、切り分けのためにメインボリュームでも聴いてみます。
          仕事の用事で遅くなり 音が出せずにいました。後日試してみます。

          このSACDを他の方のシステムではどんな風に聴こえるのか?
          今後、オフ会の時にお願いして検証させて頂ければと思っています。

          • ケニティさん、おはようございます。

            幸田浩子のSACDが問題なければよかったです。
            せっかく繋がりが出来ましたので、確認を二つさせて下さい。(ひとつは苦言にも感じられると思いますが、悪気で言っていませんので、気に触ったら許してくださいね)

            >自分の環境ではCDとアンプをバランス入出力でつないで、パワーアンプダイレクトで聴いています。ボリュームは2つの左右独立したものを使っていて、メインボリューム(右側にある一番大きいボリューム)は使っていません

            ちょっと引っ掛かったので確認です。
            今回のメンテナンスですが、
            ・なぜ使っていない「RCA入力端子インテグレーテッド:PHONO、 CD、TUNER、 LINE1、2、ノーマル1・2計7箇所を交換」をされたのですか?

            ・なぜ使っていない「メインボリュームのクリーニング作業」をされたのですか?

            あと、ウェルフロートの作動原理の補足です。
            ・ウェルフロートは板材をバネで支えて、上下方向はリジッドにして、水平方向に可動するような仕組みで振動を逃がす構造となっています。(上板からオフセットした位置に負荷をかけると、捻じ曲がるような動きとなります)

            ・このとき機器を動かして振動を逃がすのですが、動きが少ないほうが音にはよい効果を生むというのが、「バネの硬いフルコン仕様」の結果からもあきらかです。

            上記から原理的に下記と言えます。
            《ウェルフロートは、上板に近い位置に重心を持って来て、出来るだけ小さな動きで振動を吸収するのがよい》

            しかるに、ウェルフロートを何段にも積み重ねて使うことは、
            ・支えるものの重心とのオフセットを大きくし、ウェルフロートの動き方が乱れる(出来るだけ水平方向に動かしたい)

            ・支えるバネも重ねて使用することで柔らかくなり、結果として動きが大きくなる

            加えて、
            ・宙に浮いた状態の板材が多くなり、共振作用にも不利であると思えてしまいます。

            以上から、原理的によい点が見当たりません。

            なので、アクセサリーの通例から言っても、下記を試してみてはどうかと思いました。
            《一度はよいと思って付けたものも、外してみて再確認をする》

            もしかすると、新しいものを買うことよりも、今のものの中で再構築する方が音によい効果が出るかもしれないと思いました。

            ◇バズケロさんもよかったら補足してください。・・・ケニティさんのために

            • ヒジヤンさん、こんばんは。

              私のシステムに興味を持っていただき、ありがとうございます。
              ヒジヤンさん、凄くうれしい質問を投げかけてくれました!

              ・なぜ使っていない「RCA入力端子インテグレーテッド:PHONO、 CD、TUNER、 LINE1、2、ノーマル1・2計7箇所を交換」をされたのですか?

              ・なぜ使っていない「メインボリュームのクリーニング作業」をされたのですか?

              もともと7箇所セットでしか交換が受けられないとのことでした。
              今は使っていないし、今後も もしかしたら使わないかもしれませんが、IDKさんの技術者もいずれ退職される日が来るでしょうし、カスタマーサービスがいつなくなってもおかしくないのではないか?
              数年間 そのようなことが頭から離れることがありませんでした。

              ですから、この際メインボリュームもすべて点検して頂いて、診てもらうようにお願いいたしました。
              サンスイのアンプとIDKさんへの愛 といったら大袈裟かもしれませんが それが正直な動機でした。

              ウェルフロートについて、確かに今は良いところばかりが目立ってよく聴こえているかもしれません。そこは時間と共に805SDが必ずと言っていいほど真実を暴いてくれるスピーカーなので覚悟しています。
              これまでも、嫌な音が少しでも混じっていると 次第に音楽を聴かなくなっていったので。

              ですから、次第にそうなるのかどうか?結構冷静に見極めている自分もいます。今はまだ導入したばかりなので、楽しい時期なのでありますm(_ _)m

              いい音になった!と長期間 自分自身を騙すことはできないので その感性に従って今後の動向を選んでいく予定です。

              ホントに少しずつ歩を進めながら、ここまでやってきましたが おっしゃるように 一度 一部~全部取り払った音を確認する必要もありますね!

              ヒジヤンさん、いろいろ問いかけて下さり ありがとうございます。

  3. ケニティーさん、こんにちは。

    先ずはおめでとうございます!!!

    AU-X1111嬢がリフレッシュ+パワーアップされて、ケニティーさんの喜ばれている姿が目に浮かびました。よかったですね~。genmiも嬉しいです!

    当時設計されたアンプって物量がハンパないので大事に使えば一生モノですよね!
    その点でIDKさんみたいな修理やメンテを行ってくれる会社があれば鬼に金棒で、更にはそのような信頼できる会社が改良も行ってくれるというのですから、やっちゃう以外の選択肢はないです。

    そういえば、以前ケニティーさんがAU-X1111嬢を連れて拙宅にお越しになったことがありましたね(笑)
    危険な重さだったことを思い出しながら日記を読まさせて頂きました。

    ちょっと(かなり)気難しいけど、素直で正直な805SD嬢にお互い人生を捧げましょう!
    楽しい日記をありがとうございました。

    • genmiさん、こんばんは。

      ありがとうございます!
      約一年越しに一気に駒を2つ、3つ進めてしまった感じです。
      やっただけのことはありましたよ!
      まさに自分が欲しかった理想のボーカルが手に入りました。

      だいぶ前になりますが、genmiさん家に連れて行ったことがありましたね!
      後の時は確か907Limited嬢だったと思います。
      genmi邸で聴いたLimitedは805SDを鳴らすには力不足でボーカルはややクリーミー!
      っといった印象でした。やはり、X-1111に軍配が上がります。
      会うたびに805SDの変貌にワクワクしていたあの頃が懐かしいですね。
      そして今も楽しさは変わりませんね!

      気難しいけど、それだけモニターとしての性能もピカイチということで楽しく人生を捧げていきましょうw

  4. ケニティーさん、こんにちは。

    AU-X1111のリフレッシュ完了、おめでとうございます。
    IDK社のサービスは行き届いたものだったようですね。
    私もIDK社のお世話になったことがありますが、信頼感のあるものでした。

    サンスイからの繋がりのある某A社に修理依頼をしたことがありますが、その個体は後に自分自身でスピーカー保護リレーを電子化したときに、回路異常を発見してなんでこんな不具合を見落としていたのか愕然としたことがありました。
    保護回路系の異常でトランジスタとダイオードが壊れていたのですが何とか機能は保っていたものの危ない状態でした。客を客とも思わないような尊大な態度と振る舞いにも嫌気がさしているので2度とあそこには頼まないと思っています。

    サンスイのMOSFETアンプ、いいですよね。独特の音は今でも十分魅力的で現行品で代替えを探しても見つかりそうもないので大切にしたいです。
    拙宅ではAU-α607MOS PremiumがDolby Atmos天井SP用に2台増殖したので、計6台になりました。他にB-2105MOS Vが2台、B-2103MOS Vが1台ありますので、サンスイMOSFETアンプは計9台になりました。(笑)

    スピーカー保護リレーはすべて電子化してあるので、リレーの経年劣化だけは避けられると思っていますが、その他の部分はちょっと心配です。
    最近、B-2105MOS Vの1台の電源スイッチがオフにならなくなりました。
    前から不安定だったのですが、接点が溶着して離れなくなったのか…
    外にスイッチを設けて対応していますが、困ったものです。
    だましだまし使っていくしかないのかもしれません。

    ケニティーさんのAU-X1111の長寿をお祈りいたします。 

    • K&Kさん、こんばんは。

      ありがとうございます!
      やっとアンプ戻ってきましたよ。アンプ無き年末年始は叔父の猫を2匹だけ預かって里親募集と世話に奔走していたため寂しくはありませんでした。各3匹の猫の素晴らしい里親を見けることができました。残り1匹(トト吉)は私が育てることになりました。

      IDKさんにメンテ・修理してもらえてホントに良かったです!
      K&Kさん、AU-α607MOS Premiumが更に2台増殖ですって?
      凄いことになっていたんですね(汗

      ここまで良い音で鳴ってくれるので、いなくなった時の喪失感に耐えられるか心配ですが、大事に使っていきたいと思います。

      AU-1111を導入した2015年にK&Kさんがうちに来られた時に、縦置きの数あるCDのアルバムの中に埋もれていたジャニス・イアンのベストアルバムを見つけ出して感激していた姿を思い出しました(笑

  5. ケニティーさん、やりましたねー!!

    サンスイ姉さんのあの艶っぽい肉肉しい太めの音に伸びやかな高域が追加されて帰って来たとな。
    それは聴いて気持ちいいでしょうねー。
    おめでとうございます!!

    ケリースウィートのエタニティのアレは私もずっと悩まされてきましたので、クリアできた喜びはよく分かります。笑

    ケニティーさんの骨太サウンドに影響されて私も頑張ってきた結果、先日のオフ会では熟女認定までされて「成長し過ぎたなあ」って事になってます。

    清純なのも良いですが、やっぱボッキュンボンの方がリアルですね。

    なんのこっちゃ笑

    • CENYAさん、こんばんは!

      かなりええ感じに仕上がってきましたよ!
      音楽性に直結する部分が全体的に良くなっていて、没入感が半端ないです。

      CENYAさんに教えてもらったケリースウィートのエタニティは当初はキツイ感じで鳴っていたのを覚えています。今では透明感と色っぽさが備わってええ女になりました(笑

      サンスイの骨太なサウンドを気に入ってもらえていたなんて、とても嬉しいです!
      でも、あの頃の音はちょっと肥大しすぎていたかも ですね(笑

      今はかなり制振が効いて、無駄な部分が削ぎ落されて美味しい芯の部分が残りました。
      まさに ボンッキュッボーン!ですw

  6. ケニティーさん
    おめでとうございます!

    惚れ込んだ機器への愛情溢れる日記にこちらまで嬉しくなりました!
    今年、少し暖かくなった頃遊びに行きたいです。
    genmiさん、一緒にどう?!(笑)

    日記中ヒジヤンさんもご指摘されたビビリ音が気になりました。
    音源的にはヒジヤンさんのご感想とバズケロの感想は一致します。
    職人の二人とも随分と聴き込んだソフトですから。

    ウェルフロートは何段重ねにしようとも下地のコアな音色が乗ることがあります。(バズケロは3段重ねまでしか試したことはないですが…)
    そこでバズケロがウェルフロートの突き抜けてくる下地の音の処理に困った時に活用しているのがJ1プロジェクト(青)です。(丸型でも角型でも可)
    今も手に入るのかは調べないといけませんが、バズケロの見立てではケニティーさん宅の床にはマッチングすると思っています。
    先ずはCDPに試すのが効果的です。
    ハード・メタル系が下地に挿入されていると基本的にNGな音色になります。
    ソフト過ぎてもNGです。
    リジッドの音色というのはものすごくしつこいので対策もいろいろあって、これからどんどん試されて身をもって実感されるのが引き出しを増やす近道と思います。
    これらの試行錯誤を数多く試して生み出されたのがバズイモリューション(笑)だったりします。

    K&Kさんもおっしゃっていますように、こうした古い愛する機器類をきちんとメンテナンスしてくれる企業がこれからも我々愛好家を支え続けてくれることを切に願っています。
    今回ケニティーさんの嬉しい報告があって嬉しいです。
    改めて心からおめでとうございます!

    音楽とオーディオは人を夢中にさせてくれます。
    これからも末長く楽しんで行きましょう!

    では、では

    • バズケロさん、こんばんは!

      コメントありがとうございます!
      あの幸田さんのSACD、聴き直したところ4:25秒のところがピンポイントでビビっという感じに聴こえていました。声の限界がきている???のか、それ以外に部屋の何かが共振してなっているのか。これは、今後のリファレンスとして重視していきたいと思いました。

      バズケロさんは、下地のコアな音色対策まで進められているんでしたね。バズイモリューションの記事を思い出しました。
      まだまだ深い世界が広がっているんですね。自分も楽しみに登っていきたいと思います。
      「ケニティーリバースエボリューション」 みたいなのができるといいな。

      サンスイの設計に精通している技術者やその他の優秀な技術者たちの経験や知識が継承されて生き続けていくことを私も願っています。

      自分の中ではかなり良いところまで来ていると思いますので
      是非、春先にお越しください。

    • クシュン!

      バズケロさーん、もう2月になっちゃいましたよ〜〜 (TT)
      1ヶ月前が懐かしい思い出です(笑)

      genmiも少し暖かくなったらケニティー邸にお邪魔しないなって思ってたのですが、実は別の方からもお誘いを受けておりまして…
      でもバズケロさんともお会いしたいなぁーなんて。
      欲張りなgenmiでスミマセン(笑)

      ケニティーさん、横レス失礼しました。

  7. ケニティーさん、こんばんは。

    AU-X1111がついに「改」として帰還したそうで、おめでとうございます!!
    他の方の日記のコメント欄で、「ちょっぴりHな中川しょこたん」という書き込みを見つけていたため、なんだかものすごそうだぞ!?と期待しておりました。(笑)

    他のメンバーさんからのたくさんの書き込みも読ませてもらいました。
    非常~~に好みの方向へ良くなったそうで、内心ホッと胸をなでおろしているところです。(笑)

    僕のX1111改の使用環境では、普通にセレクターを使用してソース切り替えをしています。すべてRCAを使用です。

    PHILE WEBコミュニティに参加して間もない神奈川にいる時に、試しにパワーアンプダイレクトにCDプレーヤーを接続(RCA端子)して試してみましたが、プリを通した時よりも鮮明かつ高精細、鮮烈な音質にびっくりしました。
    しかしながら、あまりの鮮烈さに逆に聞き疲れしてしまい、2日間で元に戻してしまいました。

    そんな経緯もあって、試聴会で感銘を受けていたパッシブプリアンプのフェーズメーションCM-1000を接続することで鮮烈さを中和しようなどと考えて、もう10年も前になるのですが導入した次第です。
    CM-1000は一生ものと考えていたものの、その後の転職が重なり、経済的事情で手放さざるを得なかったのは今でも悲しいです。

    僕もケニティーさんお気に入りの曲をAMAZON MUSICアンリミテッドで何曲か聴いてみました。幸田浩子さんと言う方は初めて聴きました(すみません!)が、とても綺麗な声の歌手ですね。
    問題の4分25秒ですが、僕の環境では綺麗に聴こえているようです。
    しかし、DACはクリエイティブの格安なSB-DM-PHDのため、性能が不足している可能性があります。(フワッとした書き方ですが「角が取れて丸まって聴こえているだけ」だったりとか)

    僕の環境で過去にビビり音が聞こえていたのは、Donna LewisのI Love You Always Foreverでしたが、確かスピーカーをDS-66ZからSX-V1に変更した時に消えたという記憶です。とは言うものの、岐阜の家で607NRAIIや現在つないであるティアックA-BX10とDS-66Zで聞いていてもビビり音はしないので、スピーカーと部屋の相性(または機器の組み合わせ?)によるものなのかもしれません。個人的にはスピーカーと部屋の相性によるのではないかと思っています。

    改仕様になってから、僕もお気に入りの曲をどんどん聴いてしまい、あれこんなに違う、これも無茶苦茶クッキリなど、相当楽しんでいます。

    これからも末永く使用して参りましょう!!

  8. タグボ~トさん、こんにちは!

    遂にVerアップして、帰還する日がやってきました。
    タグボ~トさんがいなかったらグズグズして、あのままほったらかしにしていたと思います。情報やアドバイスなど、丁寧に教えて頂きましてありがとうございました。

    基本 真面目なんだけど、ちょっぴりHな話にも付き合ってくれる中川しょこたん といった(どんな?)笑
    具合で、自分の好みというか憧れの方向へ一気に寄ってきました。
    特に女性ボーカルとオーケストラがええです!
    (他のジャンルはまだ聴いてないですが・・・)

    パワーアンプダイレクトは確かに鮮烈ですよね!
    805SD +αで更にその鮮烈さは増々になるので、ひとつひとつ問題点を見直していって こんなに時間と出費が嵩んでしまいました(汗
    点検・修理して頂いてから、左右2つの独立したボリュームの感触もよくなり「ガリ」もなくなりました。

    タグボ~トさんのルーツにもなっている音に興味が湧き、過去の日記を読ませていただきました。このCM-1000というパッシブアッテネーター、左右でボリュームが独立していて風格も只者ではない感じでかっこ良すぎ(汗

    幸田浩子さんはとても綺麗な声で しかも美しい方でもあります。
    ドナ・ルイス 懐かしいです。澄んだ声が魅力的な方ですね。

    僕も改仕様でますます音楽が楽しくなりました。
    お互いに長寿を祈り、愛で続けて参りましょう!

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