各ストリーミングサービスのビットパーフェクト事情を調べてみました

日記・雑記
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 私のような文系マニアには敷居の高い領域なのですが、仕事柄WEBマーケティングを学んだことも有り、デジタル再生の深い部分をまたまた調べてみました。自分的には新しい発見があったかもです。

 そもそもは、趣味で運営しているYouTubeチャンネルのコメントで、ネットワーク再生に関するプロトコルにふれたものがあったというのがきっかけ。その書き込み自体は、古典的な「デジタルで音は変わりません」的な時代錯誤の趣旨できたので省略します。

 気になったのが、「ネットワーク再生はNASなどのローカル再生が、USBオーディオと違い、LAN特有のエラー訂正が働き強固なビットパーフェクト体制が敷かれている」半面、ストリーミングはどうよ?という点です。

 TIDAL、Qobuz、Amazon、appleなどハイレゾストリーミングは特に気になります。

 ファイル転送は、一般的にはエラー訂正を備えたTCPパケットを使用しますが、コンテンツ送信は、デジタル放送やライブストリーミングなど遅延を少なくしたい場合にはUDPパケットというエラー訂正しない、送りっぱなしのプロトコルを使用する(他にもIP電話とか通話・会議系も)というところまで理解できました。

 では音楽ストリーミングは?気になりませんか?

 調べても、海外含めそれをまとめたページが見つかりません。仕方ないので、最近の情報もインプットしているというGoogleのAIであるBardに調べてもらいました。

 結果、ハイレゾストリーミング系は全て、TCPとの回答でした。しかしながら、現状のAIは誤回答も多いので、どこまで信用して良いのか。

 その意図含め、他の同じ疑問を抱いた人のために、ブロブに内容をまとめ公開しました。

 フィルMコミュニティは、規約上外部リンク禁止なので、ブログ名と記事タイトルを文字で書いておきます。
  ブログ名:グローバルオーディオ調査班
  記事タイトル:TIDALやQobuz、Amazonなど、各ハイレゾストリーミングサービスの伝送方式にはデータ劣化はないのか?

 ご興味のある方は、検索してご一読ください。内容で勘違いや指摘があればお願いします。

 で、ブログはここまでですが、私自身が見落としていた続きがあります。

 ロッシー系の非ロスレス・ハイレゾはUDPでオーディオマニア御用達系はTCP、ビットパーフェクトの心配もなく、ここまでは良いです。RoonのRAATもTCPながら以前はUDPだったという事もご愛敬。

 問題なのは、DirettaがUDPということです。何で??さらに音源制作側(PAやスタジオ)のLAN伝送プロトコルもUDP(これは遅延があるとだめなのでしかたがないと理解できます)。

 単純に、音質でTCP>UDPではないようです。インターネットを通したり、物理的に長い距離を経る場合はTCPが有利ですが、家庭内の伝送なら、むしろ逆の場合もあるようです。

 UDPも短距離ならエラー訂正しなくてもエラーの確率が少ないので、機器に掛ける負担も減る(これに起因するノイズも減るとと理解しました)。音質への影響も少ない。これを利用した(送信データ量の平行化と併せ技で)のがDirettaだという風に理解が進みました。

 ネット上で検索すると、Linuxオーディオのマニアが、MPDのストレージとの伝送プロトコルで、TCPからNFS(これがUDPというのも意外でした)に変えたら音質向上という情報も見受けました。

 伝送プロトコルというのは、文系マニアは理解も大変なのですが、デジタルオーディオ再生には無視できない分野ではないか?と思い至った次第です。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. UDPプロトコルについて少々誤解があると思われます。

    TCPと違って誤り訂正機能はありませんが、チェックサム機能があり、送られてきたデータに誤りが存在するかどうかはわかります。その機能を利用して上位のプロトコルでデータの正確性を担保します。NFSv3までUDPが使われていましたがファイルの正しい転送ができていました。

    ちゃんとしたアプリケーションならば、TCPでもUDPでも最終的にbit perfectでないデータが出力されることはありません。

    ただし誤り訂正に伴うCPUの動作により音質に影響がある可能性についてはご指摘の通りだと思います。

    • 春爛漫さん

      ご指摘のような、専門的知見のある方からのご指摘を得たく書き込んだ次第ですので、コメントいただき有難く思います。

      ご指摘のUDPでの「ビットパーフェクトを担保」「最終的にbit perfectでないデータが出力されることはありません」ですが、ハイレゾストリーミングに関してという話でしょうか?

      当方が理解しているUDPのライブ動画配信とか、通話系は、目と耳でパケ落ちはしょっちゅう感じますので、この場合には「上位のプロトコル」の違いで比較対象ではないということでしょうか?

      ちなみに、この手の「わかっている人」から「わかっていない人」への説明は結構面倒で、無償でそこまでするのは面倒と感じる場合が多いと思います。

      その場合の返答(していただける場合)は「ご自分でお調べ下さい」で結構であります。

  2. 百十番さん こんばんは

    ビットパーフェクトとのお題でしたが今ひとつ何を伝えたいのか分かりにくい感じがしました。一つの原因は春爛漫さんのお書きになられた事もあるでしょう。通信状況が悪ければ、TCPだろうがUDPだろうがIPv4だろうがIPv6だろうが再生音は途切れます。(音が出なくなるまでの間はありますが) 他方、『ロスレス』を謳う ″サービス″ ならば 問題が起きていなければビットパーフェクトしょうし、『RoonReady』を謳う ″機器″ ならば 問題が起きていなければビットパーフェクトと言って差し支えないでしょう。 ″サービス″ と ″再生機器″ の両輪で初めて ビットパーフェクト再生が実現できるのですよね?

    例えば、
    ——————————————
    AmazonMusicUnlimited + SilentAngel + ハイレゾ(96k超)音源
    ——————————————
    上記の の 組み合わせでは、現時点ではビットパーフェクト再生は不可能らしいです。(現状、ダウンコンバートされて出力される仕様になっている為)

    AmazonMusicUnlimitedの ″WindowsPC再生″ では、ご存知の通り基本的にはビットパーフェクト無理(WASAPI排他、ASIOに非対応)。でも、おなじAmazonMusicUnlimitedサービスでも ″WiiM″ や ″NODE″ でならばビットパーフェクト可能みたいな?(NODEの事はよく知りません。間違っていたらスミマセン。)

    私が題意から ″想像した″ 記事の内容は、種々の ″ロスレスな″ 音楽配信サービスをきちんとビットパーフェクトで再生するための注意点とか何か?でした。私だけかもですが ブログのTCP・UDPで一気に頭が混乱しました。春爛漫さんのコメントみてやっと正気に戻れた感じ。春爛漫さんありがとうございました。

    余談ですが、過去の遺物のようなオーディオアナライザという測定機(Panasonicの歪率計VP-7721A)では、測定中にはコントローラーとして使っているマイクロプロセッサ?のクロックは停止する拘りようです。ストリーミングもアルバムか何か一旦ローカルにダウンロードして ″再生中には″ インターネットはおろかLANとも物理的に切り離すのが マニアらしい行為かもなぁと 思わないでもないです。  世の中広いもので PCオーディオで、インターネットに接続していた方が音が良い(オフラインにすると音質劣化)と報告する御仁も見られましたが・・・、そういう環境下では レコードプレーヤー にも物理的にLANケーブルを接続してインターネットに繋いだら音が良くなるかもしれません。LANケーブルやその先の機器が ある種の 仮想アース みたいな? 働きをしてですね。 半分冗談です(笑)  そんなPCオーディオは個人的には御免です。Panasonicみたいに本番中は余計なものを停止する、切り離すのが好き。 蛇足でした m(_ _)m
    .

  3. nightwish_daisuki さん おはようございます

    分かりにくい記事だったようで恐縮です。
    今回の記事というか調べた内容は、結論や仮説があるものではなく、自分自身が的外れの問題意識を持っているかもという含みを持った投稿のつもりであります。

    そういうこと含め、いろいろな方のご意見聞けたら良いな、という願望で投稿しましたので、ご意見を聴けて有意義に感じています。

    また、本来の趣旨は「LAN伝送におけるプロトコル領域での音質への影響」ですが、ニッチ過ぎると思ったのでそれを考えるきっかけでもある古典的な「ビットパーフェクト」というのをタイトルに入れました。

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