中年組の高倉健さんとの相互訪問記

日記・雑記
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 3月5日(木)、中年組の高倉健さんと相互訪問の機会を得ましたので、書いておこうと思います。

今回は健さんが私からの相互訪問希望を元に素晴らしい企画を組んでくださったので、それに乗った形。
お昼前に健さんが真っ白な大型SUV、ランクルで拙宅へ。

拙宅でお聴きいただいたのはSACDマルチのソース。
女性ヴォーカル(ボサノバ)、バッハのヴァイオリン無伴奏、シューマンのクライスレリアーナの一部、小編成オーケストラ、大編成オーケストラなど。
マルチchサラウンドもやられている健さんがお客様なのですべてSACDマルチという異例のソース選びをしてしまいました。

お昼を挟んでから、健さんがお持ちになったCDを聴きました。
ヘイリーと本田美奈子のアメイジング・グレース、ダイアナ・クラールのWall Flower、 アバド ジルヴェスター、ガラコンサート、マイルス・デイビスのライヴ・アラウンド・ザ・ワールド。

最後に拙宅のブルーレイでオペラ座の怪人(映画版)と、バーレスクというミュージカルもの。
拙宅は昼間は雨戸を閉めても若干光が漏れるので映像の方はご愛嬌。

拙宅での試聴の詳細は省略。健さんが書いてくださるかもしれませんが…。

後半は私がランクルに同乗させていただいて健さん邸へ。
こんな大型のSUVに乗るのは初めてですが、乗り心地はSUVというより、超高級車。
しばし、クルージングを楽しみました。

健さん邸はマンションの2階のLDKをオーディオ・ルームとして使われています。

フロント側
[:image1:]

入力機器、アンプ群
[:image2:]

リア側
[:image3:]

最近、フロントのメインスピーカーのB&W 802SDを少し前に出したとのことなので、まずはヤマハのAVアンプCX-A5000でサラウンドの音響設定を再調整。
ヤマハの音響調整はマイク固定用のY字型のバーを使ってそのバーの末端の3か所にマイクを順に置いて測定するやり方。
これによりリスポジからのスピーカーの距離だけでなく位置角も検出するので補正の精度が高そう。

まずは健さんからのリクエストで、オペラ座の怪人のブルーレイを試聴。

[:image6:]

このソフト、主役の2人のデュエットの音声はセンタースピーカーからしか出ていないのを初めて知りました。声はモノラルだったんです。拙宅はセンター・スピーカー無しのファンタム・センターなのですが、こういうソフトがあることを知るとちょっと考えさせられます。

さらに拙宅で聴いたSACDマルチのソフト、パーヴォ・ヤルヴィ指揮のストラヴィンスキー兵士の物語、プレトニョフ指揮ののチャイコフスキー、スラヴ行進曲などを使ってサラウンドとステレオを比較。さらにムタ―のチゴイネルワイゼンをSACDマルチ盤とCD盤とで比較。
ステレオはACCUPHASEDP-720とACCUPHASEC-3800、SACDマルチはPIONEERBDP-LX88とYAMAHACX-A5000を使用。

アキュフェーズのプレーヤー、アンプで駆動される802SDはやはり気持ちの良い鳴りっぷりでした。
SACDマルチは雰囲気感はいいのですが、健さんのところではステレオでのクオリティが非常に高く、奥行き感も十分なため、比較するとやはりステレオの方分があると感じました。
拙宅の場合はステレオもSACDマルチもマランツのユニバーサル・プレーヤとパッシヴ・プリを共通に使っているためか両者のクオリティの差はあまり感じないのですが…。

試聴に使ったプレトニョフ指揮ののチャイコフスキー、スラヴ行進曲
これは健さん邸ではステレオの方がよかった。
[:image5:]

ただムターだけはCDとの比較になったためか、どちらかというとSACDマルチの方が私の好みでした。

ステレオ再生では特に低音の安定感に感心しました。かなり低い周波数までカバーされているようですし、オーケストラがフォルテで一斉にバンと鳴った時の独特のガッチリ感は、NHKのプロデューサーをされていた故小林悟朗さんのところで聴かせていただいた当時お使いの802D(ダイヤモンド・トゥイータの初代機)の音を思い出しました。
小林さんもアキュフェーズのプレーヤーとアンプを使われていたので、共通するものがあるのかもしれません。

このガッチリ感がSACDマルチの場合には薄れるのでそこがこの比較の私の印象を大きく左右した感じです。DACとプリの違いで中低音がここまで違うものなのか、はたまたソフト側のマスタリングの違いも効いているのか…。

802SDはモニタースピーカーとして使われるだけあって、ソフトやソース機器の状態を容赦なくさらけ出す性格のような気がしました。
アキュフェーズとエソテリックのプレーヤーの差が明確になったのはそのせいもあるのかもと思いましたがどうなんでしょう。

聴かせていただいたソフトの中ではやはり健さん邸でもトリとして使われたマイルス・デイビス、ライヴ・アラウンド・ザ・ワールドが印象的でした。

[:image4:]

エレキ使用以降のマイルスにはちょっと抵抗感があったのですが、タイム・アフター・タイムのリリカルなトランペットを聴くとそれは単なる私の食わず嫌いだったのかも…
早速ポチってしまいました。

最後に最寄り駅近くの和食のお店で反省会(?)。
いろいろ楽しいお話し、武勇伝(?)などを聞かせていただきました。

健さん、楽しい時間をありがとうございました。
例のプレーヤーの更新もあることでしょうから、また時々行き来させてください。
これからもよろしくお願いいたします。

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