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最大ヘッドルーム重視の設定を作ってみた

日記・雑記
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はじめに

大音量再生時のヘッドルームを最大限確保するために、Dirac Liveを使用しない設定を試しました。この設定では信号処理を排除し、スピーカーやサブウーファーの性能をフルに引き出すことで、特に大音量時に圧倒的な迫力と自然な音響を実現しました。


設定のポイント

1. クロスオーバーを150Hzに設定

スピーカーとサブウーファーのクロスオーバーを150Hzと高めに設定しました。これにより、KEFスピーカーの低域負担を軽減し、スピーカーのヘッドルームが大幅に向上しました。

2. 指向性モードを活用

AVC-A1Hの指向性モードを使用し、低域をモノラルではなく各スピーカーとペアリングして再生。これにより、高いクロスオーバー設定でも音のつながりが自然に感じられるようになりました。

3. 40Hzのピーク

私のオーディオルームでは40Hz付近に定在波によるピークが存在します。このピークはPCやminiDSPでEQ補正することも可能ですが、実際にはサブウーファーのボリュームを調整する方が聴感上心地よく感じました。このシンプルな方法で今回うまくいきました。

4. 信号処理を排除してノイズを最小化

Dirac LiveやEQの信号処理をオフにすることで、ノイズや歪みの増幅が排除され、非常にクリーンな音が得られました。大音量再生ではこの設定が効果的で、クリーンな音響を楽しめます。


大音量再生の魅力

の設定では、100dBの音量でもスピーカーからの歪みは全く感じられず、115dBにも対応可能なパフォーマンスを発揮します。115dBでは雷のような轟音が再現され、イヤーマフが必須です。体で感じるサウンドを味わうことができます。


まとめ

最大ヘッドルームを重視した今回の設定は、大音量再生時のシステムのポテンシャルを最大限に引き出しました。スピーカーとサブウーファーの役割分担を適切に行い、不要な信号処理を排除することで、ナチュラルでありながら圧倒的な迫力を実現しました。普段のリスニングとは異なる魅力を楽しめるセッティングが完成しました。

この設定はUSBメモリに記憶しており、AVC-A1Hの設定から簡単に切り替えることができます。もし、うちに視聴しに来られる方がいらっしゃったら、大音量を好まれる方は、ぜひこの設定もお試しください。

Dirac Live有り、無しの比較

Dirac 有り、この再生レベルになるとかなり歪んでいます

 

今回の設定、スピーカーからの歪みは聞こえません

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. 大音量再生と言う文言にハートが揺さぶられる (笑)

    同輩がいるって嬉しいです ヽ(^0^)ノ

  2. Kawausoさん、

    面白い報告有難うございます。Dirac Live無しが良かったのですね!驚き!
    Dirac Liveは複数のSWの場合、個別にターゲットカーブを設定できないことも、原因かもしれませんね。それと、30-40Hzで歪率が異常に上がっているので、4つのSWの幾つかは、定在波の影響でその周波数で特性がかなり凹んでいるかもしれないですね?位置を少し調整すると、もっと良くなるかも!!

    どちらにしても、風が舞うような超低音を楽しんでください!

  3. アコスさんへ
    大音量再生って、やっぱりロマンですよね!
    最大で何dBまで出せるんでしょうか。JBLではないので
    ツイーターが飛ぶ危険性を考えると、最大ボリュームで
    120dB出すのは避けたほうが良さそうですね(笑)。

    Tomyさんへ
    25Hzに関しては、Dirac使用時に定在波を10dB以上ブーストしているため
    特に異常というわけではありません。
    4つのサブウーファーすべてで同じ帯域にディップが出ていますし
    単純に置き場所を少し変えただけでは改善しないようです。

    また、35Hzは主に2次歪みによるものなので、音に大きな影響はありません。
    25Hzも通常のボリュームであれば問題ありません。

    なお、SWのグループ設定を変更すれば、個別にターゲットカーブを調整することも可能です。ブーストしない設定にすることもできますが、その場合S/N比の低下によるホワイトノイズが少し気になる点や、KEFスピーカーのポートノイズやヘッドルームなど、他の問題も気になります。そのため、大音量再生はDiracを使用せずに行うことにしました。Diracなしでも音のバランスはサラウンド再生時も良好ですよ♪

  4. Tomyさん

    35Hzでは補正前のグラフにディップが見られないようですので
    これは測定エラーの可能性が高いですね。

    それよりも、160Hzくらい、ディップブーストの影響で
    スイープ音が変わって聞こえるのが気になります。

    Dirac Live Bass Controlではクロスオーバー周波数を
    100Hzに設定しているのですが、この曲で
    KEF Reference 1 Metaのポートから
    大量の風が吹き出し、ポートノイズが聞こえます。

    https://music.youtube.com/watch?v=EjFZcviwIkg&si=0zFgER8M7dhDhfUC

    それでもデフォルトの70Hzではかなり
    煩く聴こえたのが、100Hzではマシになりました

    Dirac Live Active Room Treatmentでブーストが減ることで
    状況がさらに改善される可能性がありますが、音沙汰がないですね。
    本当に来年リリースされるのでしょうか(笑)

    Diracを使用しない場合でも、クロスオーバーが低い設定だとポートノイズが大量に聞こえ、これを150Hzまで上げるとかなり静かになります。これが、ブックシェルフ型スピーカーの低域の限界ですね。

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