専用室HostPCのプロセス35の状態でメモリプレイを試してみました。プリメインアンプのアース線にフェライトコアを試してみました。出音の変化を報告します。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「オペラ序曲、間奏曲集」名曲集です。1曲目「タイスの瞑想曲」のヴァイオリンは若きアンネ=ゾフィー・ムター。1980年11月、1981年1月ステレオ録音(デジタル/セッション)@ベルリン、フィルハーモニー
1. マスネ:歌劇『タイス』より『瞑想曲』
2. ケルビーニ:歌劇『アナクレオン』序曲
3. ヴェーバー:歌劇『魔弾の射手』序曲
4. シュミット:歌劇『ノートル・ダム』間奏曲
5. プッチーニ:歌劇『修道女アンジェリカ』間奏曲
6. プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』第3幕間奏曲
7. マスカーニ:歌劇『友人フリッツ』第3幕間奏曲
8. フンパーディンク:歌劇『ヘンゼルとグレーテル』前奏曲
実行中のサービスは8でPCトランスポート単機能になっています。
Album Playerの設定をメモリプレイにします。Playback mode > Full Memory > Full preloading
In the “Full Memory” mode, the file under playback is being decoded and completely loaded into the memory, and the audio format decoding process becomes then completed and unloaded from the memory. This mode eliminates any disk access during playback. It is more effective if the pagefile is disabled in the system.
「フルメモリ」モードでは再生中のファイルがデコードされ、すべてメモリに入ります。オーディオフォーマットのデコードプロセスが完了し、メモリから出力します。このモードでは再生中のディスクアクセスが不要になります。システムのページファイルが無効になっている場合にはさらに効果的です。
再生中のメモリ使用量が1.2GBから2.2GBに増えました。
音質の変化はクリーンですっきりしますが、HD直結Direct Inputと比べると響き(アンビエンス)ががっくり減ってデッドな音痩せした印象です。TuneBrowser/foobar2000のメモリー再生モードでも同様に生気が抜けた音になるので使いませんでした。ディスクアクセスが不要になりそちらからのノイズが減りますが、メモリからのノイズは増えますので近接したCPUに悪影響を与えるのかもしれません。
プリメインアンプのアース線にフェライトコアを試してみましたが、これも響き(アンビエンス)が減ってデッドに、高域の音量が下がり相対的に中低域が上がり、バランスイメージは真正ピラミッドから屈折ピラミッドとなりました。その効果はアンプ直近で最大、3メートル離れるとほぼ消えました。シャーシにつながったアース線が電気的に共振しているのでしょうか。フェライトコアをやめて、アース線を電源線同様にパーチフロック・インシュレーターで浮かすと、響きは減らずクリーンですっきりしました。
私の環境では、デジタル機器の電源線以外でフェライトコアが肯定的な結果が出たことはないです。
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MacWinFanさん、こんにちは。
アース線にフェライトコアを試していただけたのですね。
効果は、「響きが減ってデッドに、高域の音量が下がり相対的に中低域が上がり、バランスイメージは真正ピラミッドから屈折ピラミッドとなった」とのことですね。ありがたい情報です。
ですがちょっと気になったのですが、フライトコアを付けただけでデッドになったり、帯域バランスが変わるのは異常です。アースラインが信号ラインに多大に回る混んでいる可能性がありますね。
自分のところでは、ノイズの増減を感じるような音の変化ではなくて、「力強くなる=音の芯を強くしたような感触」です。ですが、FBからも情報はいただいたのですが、それぞれバラバラでした。一番多かったのが、頭の中で考えたことを書き込むことです。特にアースはやってみなければわからないのが常なので、不要な情報が多かったです。
その面、MacWinFanさんは試した結果を教えてくれて感謝します。
ヒジヤンさん、各地会場とコンサートの紹介をいつも楽しみにしています。
私の環境は103dBAと大音量なので変化が分かり易いのだと思います。中音量でアンビエンス重視でなければ「力強くなる=音の芯を強くしたような感触」とも言えます。高域減衰が大きいVitroperm500Fコモンモード用コアが最も変化しました。2台のDACからRCA空中配線でアース線とは離れていますので、アースラインが信号ラインに多大に回り込んでいるとも思えません。
アンプのPhono端子用アースと建物躯体鉄骨をつないでいるわけですが、このアースを外すと真正ピラミッドからオベリスクのように高域が華やかになります。以前アナログアンプの電源線にフェライトコアを付けた時もアンビエンスが消えましたので、スピーカー出力がアースにも逆流・共振しているのだと思います。