録音の悪いCDは存在しない

日記・雑記
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プロの録音エンジニアとプロのミュージシャンが最終マスターを聞いて、これでCD化しようと決めたのなら、録音が悪いはずがない、という信念を持っています。

もし音が悪いと感じたなら、CDの問題ではなく再生側に問題があるということです。

これまでどんなCDでも美しく感動的に再生されるよう、部屋音響や電源環境のチューニングを行ってきており、一応の到達点に達したようです。

このコミュにてうまく再生しにくいCDとして紹介されていた

①シュニトケ/コンチェルトグロッソNo4(BIS | CD-427)

P.M.デービス/聖マグナスの殉教(UNICORN-KANCHANA | DKP-9100)

③ペルト/フラトレス(ECM new series 1275)

④ジェイムズ・マクミラン/父よ彼らを許したまえ(CATALIST | BVCT-1517)

⑤グリモーのcredo

これらがTidalflac 44.1KHz,16bitsの音源としてありましたので、順番に再生してみました。

幸い、どの音源も美しく鮮烈で感動的に再生されました。

⑤のcredoは低域のブーミングが起こりやすい音源ですが、ブーミングが起こらず雄大で強靭な低音が楽しめました。

Credoのひとつ前の曲はベートーベンの合唱幻想曲で、この曲はめったに演奏されませんが、200412月にびわ湖ホールにて、秋山和慶指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団により演奏され、合唱のテノールパートを歌いました。

合唱部分は二分半と短く、メロディーも分かりやすかったので、楽譜の読めない私でも無事歌うことができました。

しかしオルフの「カルミナ・ブラーナ」の演奏時にバスパートを歌った時は、楽譜が読めないのは致命的で、家内にピアノを弾いてもらって練習しました。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. ミネルヴァさん、私が紹介したCDはどれも“超優秀録音”で普通のシステムでも良い音で鳴ります。

    と言っても「良い音で鳴る」ってのがスタートラインで、そこから一歩二歩と上がるのが難しい音源と言うことです。
    だから「上手く再生するのが難しいCD」なんです。
    いずれにしてもミネルヴァさんのシステムはスタートラインに立てたようですね(^^)v

    ちなみに我が家には「録音の悪いCD」が沢山あります(笑)

  2. spcjpnorgさん、こんにちは。

    コメントありがとうございます。
    なるほど、到達点ではなく出発点でしたか。さらに精進しなくては(笑)。

    プロの録音エンジニアとプロのミュージシャンが最終マスターを聞いて、これでCD化しようと決めたと思しきCDで、これは「録音が悪い」と感じられたCDの例を教えてください。できれば海外盤をお願いします。

    Tidalにあれば再生にチャレンジしたいと思います。その「録音が悪い」CDの購入は控えたいと思います(笑)。

  3. ミネルヴァさん、音の悪いCDを紹介するのは初めてです(笑)
    本当に悪いヤツは聴いて数分でお蔵入りになり手元にないので、そこそこ音の悪いCDを4枚!!!(すいません、1枚だけ国内盤です)
    ミネルヴァさんのシステムで悪い音が出るかどうか楽しみです。

    ①Mozart – Haydn Quartet(Nouva Era 6829/31)
      無機質な詰まらない弦の音。
     
    ②Mussorgsky – Picture at an exhibition(EMERGO EC 3993-2)
     痩せ細ったピアノで響きも悪い。

    ③Vivardi – Four seasons(PHILIPS 410001-2)
     ムジチ史上一番悪いかも(笑)

    ④Art Pepper Meets The Rhythm Section(VICJ-5079)
      音はキレイだが躍動感、実在感がない。

    ①②は純粋に音が良くない、③④はバージョン違い、マスター違いと聴き比べてください。
    それにしても音が悪いのを紹介しちゃってよいのでしょうか( ̄∇ ̄;)

    • spcjpnorgさん、こんにちは。

      音の悪いCDのご紹介ありがとうございます。
      ①Mozart – Haydn Quartet(Nouva Era 6829/31)
      Tidalには同じアルバムは無く、Vol1からVol3がありました。
      そこそこの音質で普通のカルテットのCDとして楽しめました。
      無機質という感じは特には無かったです。
       
      ②Mussorgsky – Picture at an exhibition(EMERGO EC 3993-2)
      このCDはTidalには無く、同じピアニストのアルバムが6枚ありました。
      ベートヴェンのピアノソナタを聞きましたが、普通に良い響きに聞こえました。

      ③Vivardi – Four seasons(PHILIPS 410001-2)
      これはTidalにありました。なかなかの好録音だと思いました。
      2010年リリースのフェリックス・アーヨ版がありましたが、これは音が良くなかったです。モノラルで1955年の録音のようです。

      ④Art Pepper Meets The Rhythm Section(VICJ-5079)
      Tidalには2バージョンがありました。HiFi版とMaster版です。
      HiFi版はOJC remasterの表示があり、こちらの方が高音質で、実体感と押し出しの良さがありました。定位はやや真ん中に寄っていました。
      Master版は左右のスピーカーに音が分かれ、音圧も低く迫力もやや乏しかったです。

      ということで、どれもなかなかの音質で、十分楽しめてしまいました(笑)。

  4. ミネルヴァさん、

    私には嫌いな録音、自分にとって聴くに堪えない録音というのがあります。
    私は主にピアノですが生録音をすることがありますので録音やマスタリングでどのようにすれば自分にとって耐えられない録音になるかはわかっているつもりです。

    一番嫌いなのはコンプレッサーを強くかけた録音です。
    バイオリン・コンチェルトなどではバイオリンをクローズアップするためにオーケストラのフォルテを抑えるのにコンプレッサーを使うことはある程度やむを得ない場合があると思います。
    でも、程度問題でやりすぎるとひどいことになります。

    私の嫌いな録音の例は添付写真のシェヘラザードです。
    バイオリン・ソロをクローズアップさせたいがためにコンプレッサーを強くかけたものと思われます。
    バイオリンは聞き取りやすいですがオーケストラのフォルテは殺されていますのでバンっと出て欲しいところで出ないわけで欲求不満になります。

    ラジカセや昔のいわゆるミニコンポで聴くための録音、大きな音が出せない環境で聴くための録音と言えると思います。
    満員電車の中でイヤホンで聴くにはちょうどいいのかもしれませんが…。

    • K&Kさん、こんにちは。

      コメントどうもありがとうございます。
      シェヘラザードがTidalにあり聞いてみました。
      ゲルギエフは好きな指揮者で、SACDが20枚ほどありますが、これは持っていませんでした。

      確かにコンプレッサがかかっていますが、この程度は仕方が無いかな?と思いました。
      ボレロやアッピア街道の松で、途中で音が飽和し、クレッシェンドしないのはいただけませんね。

      このCDは名盤として有名ですね。この曲はカラヤン指揮のものを聞いて嫌いになりましたが。
      音質はまあまあ良いのではないかな、と思いました。
      Amazonのレビューを見ても高評価されているようです。

      • ミネルヴァさん、

        ゲルギエフの演奏が悪いとは思っていないのですが…

        添付写真のチェコフィル版と比べるとダイナミックレンジの差がわかると思います。トラック4がわかりやすいかもしれません。
        ウチでは聴感で同じくらいの音量レベルに合わせると両者のアッテネーターの位置の差が20dB近くになりました。
        ダイナミックレンジの差がそのくらいあるということです。
        私にはゲルギエフ版は過剰なコンプレッサー使用だと感じられます。
        先のコメントにも書きましたが、小型のオーディオシステムや小音量再生には聴きやすいソフトなのだと思いますが…。

        • K&Kさん、こんにちは。

          再度のコメントどうもありがとうございます。
          ズデニェク・マーツァルは好きな指揮者でExtonレーベルのSACDを10枚ほど持っていますが、シェヘラザードは持っていません。
          Tidalにもありませんでした。
          そこでTidalで、アンセルメ指揮、カラヤン指揮、カラバラ指揮、マッケラス指揮、シャイー指揮、小沢征爾指揮のシェラザードを聞いてみました。

          ゲルギエフ指揮のものは、他に比べ5から8dBほど音量が大きくバイオリンとオーケストラ強奏との音圧差が小さかったです。

          これは仰るとおり、小型オーディオやイヤホン向きの録音と言えそうですね。

  5. ミネルヴァさん
    面白い話題ですね!

    K&Kさんの紹介されたゲルギエフのシェヘラザードはバズケロがハーベス部屋でよく聴いている盤ですね。
    手持ちのものは発売当初のCDで、ゲルギエフの作品がどんどん世に出てきていた頃の作品でしょうか。
    お写真のSACDではないものです。
    ハーベス部屋はBGM的な聴き方がメインなので、これまで普通に楽しく聴いていましたが、K&Kさんの言われるコンプレッサーの強くかかった盤というのはハーベスで聴いていてもよく分かりますね。
    生憎今のJBL部屋ではこのCDが読み取れなくなっているので高解像度の大音量で聴いたことがないのですが、録音自体は悪いとは思いませんねえ…

    どちらかと言えば作り手側のプロデュース的なところが大きいのでは?!と思いました。
    マスタリングルームでは様々な事ができますよね?!
    選ばれたマイクやマイクセッティング、選ばれたミキシングマシーン等々…当時油が乗っているゲルギエフの作品ですから悪かろうはずもありませんよね。

    その上で…
    エンジニアの方に話を伺う機会もありますが、ライブや時間の限られたセッション会場では送られてくる録音信号は祈るような気持ちだということも話されていました。
    もしかしたらフォルテのピークに何かが起きていたのかもしれません。・

    加えてCDの良し悪しは製造工程でも起こりうるとバズケロは思っています。
    スタジオ出しの音源と工場出しの製品では少なからずギャップがあるという認識です。
    以前スタジオ出しマスター音源と製品の聴き比べを自宅でする機会もありましたから…正直、そう思います。
    あくまでもスタジオ出し時点では、コンセプトに合った良いものを出したいという事ですから、基本的にみんないい音源なのだということにもバズケロは共感します。

    後は作り手側のコンセプトと聞き手側の求めるものの距離に製品が近ければ幸せということかな?!

    色々と思いを馳せるきっかけになる日記、楽しませていただきました。
    音楽もオーディオも、素晴らしい演奏や音源、作り手の努力があればこそ楽しめます!
    全ての音楽に乾杯!
    今後も色々な切り口の日記を楽しみにしています。

    では、では

  6. バズケロさん、こんばんは。

    示唆に富み含蓄のあるコメント、どうもありがとうございます。

    「基本的にみんないい音源なのだということにもバズケロは共感します。」

    いやー、共感して頂きありがとうございます。

    オーディオを始めた頃は50枚のLPレコードのうち満足に鳴るのは5枚くらいでした(笑)。

    最近ようやく大抵の音源が気持ち良く、感動的に聞けるようになりました。

    今後ともよろしくお願いします。

  7. ミネルヴァさん、おはようございます。

    あいや~どれも良い音で楽しめてしまいましたか、残念です(笑)

    では、今回は比較的新し目の音悪CDを紹介します。(全て外盤)
    (ヤルヴィ盤は現物が行方不明なのでネットから画像拝借)

    ①Complete Symphonies : Paavo Jarvi / Deutsche Kammerphilharmonie(RCA 88875110402)
      スケール感が無く箱庭的、ラジカセのように鳴ります。

    ②Beethoven Symphonies 1-9 (TACET 947)
      とにかく聴いていて楽しくない。

    ③Tchaikovsky Symphony No.6 (SONY 8898504352)
    この虚しさは何なんだろう。

    ④Eric Dolphy Musical Prophet (Resonance HCD-2035)
      熱気が全く伝わってこない。

  8. spcjpnorgさん、こんにちは。
    またもや音の悪いCDのご紹介ありがとうございます。チャレンジしがいがあります。

    ①Complete Symphonies : Paavo Jarvi / Deutsche Kammerphilharmonie(RCA 88875110402)
    確かにスケール感が無く室内楽のように聞こえますが、これはオーケストラに対する最高の誉め言葉です。我が家はバラの5枚のSACDを持っていますが、デモに使っている程の最高の録音です。RCAの録音技術の凄さが分かります。

    ②Beethoven Symphonies 1-9 (TACET 947)
    これには驚きました。最高レベルの録音ではないですか❗
    ハイレゾは必要ない、CDで十分と実感させてくれました。ホールの響きの広大さの中にオーケストラのエネルギーが充ち溢れ鳥肌が立ちっぱなしでした。
    最後に一番から九番まで通しで聴いてしまいました。

    ③Tchaikovsky Symphony No.6 (SONY 8898504352)
    これも最高水準の録音ですね。CDでここまでの音が出せるとは驚きです。握りこぶしに思わず力が入り筋肉痛になりそうでした。

    ④Eric Dolphy Musical Prophet (Resonance HCD-2035)
    これはTidalには見つかりませんでした。凄い録音なのだと想像します。
    今回は一段と素晴らしい録音のご紹介ありがとうございました。

  9. パーヴォ盤はかなりの音悪CDなんですが、これも良い音で鳴ってしまいましたか!!!もうお手上げです(笑)
    CDではコレ以上無さそうなので、音悪なハイレゾをご紹介。

    ①Vivardi – Four Seasons / Alan Gilbert and Newyork Phil(FLAC 24bit, 96kHz)
      箱庭的で覇気がない。

    ②Toccata / Bram Beekman(FLAC 24bit, 96kHz)
      これはもう音場崩壊、高さ広さを感じない。

    ③Amours, Toujours! / Smoking Josephine(FLAC 24bit, 88kHz)
      ぅ~む、腐った野菜のような音です。

    ④Beethoven Bridge Chin / Esme Quartet(FLAC 24bit, 96kHz)
      勘弁して!!!

    ※④を空気録音
    https://www.youtube.com/watch?v=jYPlu1x_7Mk

    • spcjpnorgさん、こんにちは。

      音の悪いハイレゾ音源のご紹介ありがとうございます。

      4アルバムともTidalにFLAC 44.1KHz,16bitsとしてありました。
      感想は下記の通りです。
      ①Vivardi – Four Seasons / Alan Gilbert and Newyork Phil(FLAC 24bit, 96kHz)
      流麗で上品な演奏で、迫力は乏しいと言えますね。録音自体はかなり優秀だと思いました。バイオリンソリストの衣擦れの音や指揮者?の吐息がはっきりと収録されていました。

      ②Toccata / Bram Beekman(FLAC 24bit, 96kHz)
      教会の空間の広大さや天井の高さが感じ取れる好録音だと思いました。前方上方30度と0度の間に広がるオルガンの音は自然ですが、低音にもう少し芯があればなお良かったと思います。

      ③Amours, Toujours! / Smoking Josephine(FLAC 24bit, 88kHz)
      中低域のふくらみがやや爽やかさに欠ける気はしましたが、綺麗で充実感のある力強い響きが好ましかったです。

      ④Beethoven Bridge Chin / Esme Quartet(FLAC 24bit, 96kHz)
      ベートーベンの弦楽四重奏は好録音だと思いました。
      Chinの曲は好き嫌いがあると思いますが、録音自体は大変優秀だと思いました。今回の四つの音源で上方定位していた唯一の音源でした。
      Youtubeでも上方定位していましたね。ロッシー圧縮の160Kbps程度の音だと思います。

      ということで今回も優秀録音の音源のご紹介、ありがとうございました(笑)。

  10. ミネルヴァさん、楽しんでいただけたようで何よりです。
    また遊んでくださいね(^^)v

    • spcjpnorgさん、こんにちは。
      Youtubeの空気録音は良い音で録れていましたね。
      今後とも宜しくお願い致します。

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