カラヤン指揮ベートヴェン交響曲全集による各ストリーミングサービスの音質評価です。
比較音源はカラヤン指揮ベートヴェン交響曲全集(1960年代初頭録音)の2014年リマスター版
と2024年リマスター版の交響曲第3番、第1楽章です。
ただし前者はAmazon Musicには無く、両リマスター版ともすべて96KHz/24bit配信となっています。
再生機器構成は
Amazon Music:Android10スマホ/Amazon Musicアプリ/AirMusicアプリ/SC-LX88
これは、 AirPlay1による再生(ALAC 44.1KHz/16bitで伝送)
Tidal:FireHD8タブレット/BubbleUPnPアプリ/SC-LX88
Qobuz:FireHD8タブレット/BubbleUPnPアプリ/SC-LX88
これらはハイレゾビットパーフェクト再生で、Android13タブレットでは音途切れが発生しました。
FireHD8タブレットは最新版で、FireOS8でAndroid10ベースです。
記述のようにいわゆるストリーマー機器は使っておりません。
2014年リマスター版は、Tidal,Qobuzとも最大音圧75dB。
2024年リマスター版は、Amazon Music,Tidal,Qobuzとも最大音圧81dBと6dBも高いです。
2024年版の方が、圧倒的に高音質で、2014年版との音質差は各ストリーミングサービスでの音質差を無視できるほど。
2024年版での各ストリーミングサービスの音質順位は、鳥肌の立ち具合、ゾクゾク度合で評価して
Tidal>Amazon Music>Qobuz
となり、Tidalを最高評価としましたが、その差はわずかです。AirPlay1による音質が想像以上に良かったです。Qobuzは聞き易い音質ですがエッジが立たず、眠たい音質で低音の凄みに欠けます。こう書くと大変な違いに感じられるかもしれませんが、実際にはややそう感じると言う程度です。
Amazon Musicに2014年リマスター版が無いのは、配信する意味が無いと判断したためでしょう。
角田健一ビッグバンドの「スプランキー」では、各ストリーミングサービスに96KHz,24bitのハイレゾ配信があります。
その音質はAmazon Music>Tidal=Qobuzでした。Amazon Musicのみが音圧が3dB高く、良い音に聞こえます。
それ以外の配信でもハイレゾには、Amazon Musicだけ3から6dB音圧の高いものがあり、良い音に聞こえてしまいます。またBitRateも他に比べて高いようです。
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