Benz Micro LP-S

日記・雑記
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買ってしまいました。
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こちらはRef.3
LP-Sと並べて撮影しようとしたらLP-Sの磁力が強くてお互いが吸い寄せられたので慌てて離した。
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確か2年半くらい前か、のびーさんがとあるUKサイトから購入したという話を日記に書いていたのだけど、当時は気になってはいてもBenz Micro製品は海外には売ってくれなかった。

当時も今も北米に代理店はあるのだけど、アメリカ国内では全く販売されていなかった。 でもUKサイトから売ってくれないのでは仕方がないとあきらめていた。

ところが数か月前にふと同じUKサイトをのぞいてみたら「海外には売らない」という条項が消えている。
Benz Microが販売制限を緩めたのかな。
いずれにせよこれは好機と捉えるべきか、でも高いなー。
それでもアメリカからの購入だとUKのVATを払わなくて済むので得した気分にはなれる。(高いんだけど)

実際に商品が届くまで少し時間がかかった。 いつも通りこのサイトは対応が早く、注文後すぐに発送してくれたのは良いのだが、COVID-19パンデミックのあおりで運送業界はいま大忙し。
FedExでの発送だけど、1週間近くUK内に荷物が留め置かれ、ようやく飛行機に乗ったかと思ったら今度は入管で引っかかった。
こんな小さいものにこの金額、いったい何が入っているんだと調べられた。 申告書には正直に商品の内容と金額が書いてあったのだけど。。

FedExと何度かやり取りをして、中身を説明した後は身元を確認出る情報を税関に報告してようやく通関完了。

LP-S、形はほかのBenz Micro製品と変わらないけど木の種類が違うので黒い(エボニー材)。 ほかのカートリッジはブライヤーを使っている。
見た目だけではなく中身も以前の製品とはだいぶ違う。
まず、磁石が大きく強力になっていること。 それを保持する本体が真鍮削り出しなので非常に重く16.4gもある。
カンチレバーは同じボロンだけど、針の取り付けがより精密になっているようだ。
針の形状はMicroridge。 以前はLine Contactだった。
コイル形状も違う。 以前(Ref.3)は十字鉄心使用、LP-Sは四角片のルビーにコイルが巻いてある。 電気的に空芯になっている。

肝心の音は、素晴らしい。 Ref.3と比べ3次元的な再生がより明確。
全体的に音が熱い。
パンチのきいた強力な低音。
細かい音をすべて拾うが決して分析的な鳴り方ではない。 繊細でありつつ厚みのある音
簡単に言うと「Ref.3 on steroids」
表現力、品性、すべてがRef.3を上回っている。 さすがにBenz Microの最上位機種だけはある。

ただし当然のことながらこれは私の再生環境での話。
以前Ref.3、Gliderの切れ味の鋭い再生からこれがBenz Micro製品の傾向なのかと思っていたのが、フォノプリアンプを変えてガラッと印象が変わった経験があるので、別の機器と組み合わせたら違う印象になるだろう。

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