ベルウッド邸訪問記

日記・雑記
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10月9日に、ベルウッド邸に伺いました。

ベルウッドさんとは面識が無かったのですが、いつも記事やコメントを拝読しており、音楽とオーディオ、芸術的感性とテクニカル面の知識という両立し難いものを上手くバランスしてお持ちな方とお見受けしておりました。是非一度お会いしてお話を伺いたいと思っていたので、意を決して今回来日するのを機に面会をお願いしたところ快諾して頂き今回の訪問となりました。

システムについては、ご自身もまた既に訪問された方も詳しく説明されているので詳細は省略しますが、金田式のDCアンプでPSD T-4 Limitedというスピーカーをマルチアンプ駆動されています。実物を拝見すると予想していたより小振りのスピーカーでした。

再生音は、周波数レンジは十分広いものの、低域が比較的抑え目で高域に強調間の無い、ドンシャリとは程遠い音でした。カップリング・コンデンサー、ネットワーク素子、無駄なセレクターを介さないというハード面の特徴が反映された、ハイスピードで高SN比の音です。特に中高域の解像度の高さは中々市販のシステムでは聴けないものです。また小型スピーカーをバッテリー式のパワーアンプで駆動しているにも関わらず、ダイナミックレンジが大きいことにも驚きました。

私の好みからすると、低域の量感や音場感がもう少し欲しいと思う曲もありましたが、録音に忠実という点では、ベルウッドさんの再生が正しいのかと考えさせられてしまいました。前日に少し弄られたようで、スピーカーの外側への音場の広がりが乏しい曲もありましたが、スピーカー間での音像定位は私のシステムでは聴くことの出来ない精緻なものでした。
あと、部屋の影響で低域の中で少し高めのところにディップがあるのかな、と思いましたが、測定したわけでは無いので思い違いかもしれません。

私が雑食系ということで、多くのジャンルの曲をかけて頂いたのですが、編成の大小に関わらずワンポイント・マイクで録られた何曲かが特に素晴らしいものでした。何よりも聴かせて頂いた曲がいずれも音楽として非常に楽しめるもので、さすがベルウッドさん、という感じでした。

二次会は、ご自宅の近くの居酒屋に移動です。ヨーロッパの音楽ホールのことを、ロンドンに20年近く住んでいる私よりも詳しいのでびっくりです。
途中から二人とも酒が入って、音楽ともオーディオとも関係の無い話となってしまいましたが、閉店までお付き合い頂き大変楽しい一日となりました。

ベルウッドさん、ありがとうございました。これに懲りずにまたお付き合い下さい。

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