B&W訪問 その2

日記・雑記
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前回の日記からの続きです。

本社レセプションの上階のオフィスで、お茶をご馳走になりながら、会社の近況をざっと伺った後、工場に移ります。
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工場長のガイドで約2時間のツアーのスタートです。最初は木工セクションから。とても綺麗で木屑などほとんどありませんが、念の為、防御用のゴグルが渡されます。
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D3シリーズ特有のエンクロージャーはこのプレス機で製造されます。B&Wではこれを2台導入していますが、当日は803用と800用の型がセットされていました。この段階でGloss Black、Satin White(日本未導入)とRosenutで外装が異なります。Rosenutは当然Rosenutの突板張りですが、Gloss BlackとSatin Whiteの外装は塗装し易い「紙」がセットされます。
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プレスされたエンクロージャーは十分な乾燥後、2種類の5軸CNCマシン(専門家では無いので訳に自信ありません)で余分な部分が切り落とされ、外装部分の大半がここで完成します。この白いエンクロージャーの表面は「紙」です。写真は1番目のドアを開けて設置作業をしているところで、カッティングは奥の2番目のドアの向こうで実施されます。セキュリティも十分に配慮されています。
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ミッドレンジ以上を支えるトップ・ボードは別プロセスで加工されます。裏まで手が込んでます。
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B&W伝統のマトリクス構造は、巨大なマシンでカットされたノウハウの塊のような部材を組み合わせて作ります。基本的には嵌め込み作業です。
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バス・ドライバーを受けるアルミ製サブ・バッフルやフロント・グリルをキャッチするマグネットとともにマトリックスを本体に挿入後、トップボードが接着され木工部分が完成します。これはRosenutです。
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ここまでは、写真撮影は全く自由です。

次に塗装・研磨工程に移行しますが、このセクションは写真撮影禁止でした。D3シリーズからは塗装のみならず研磨工程も自動化したらしく、エンクロージャーは基本的に全て機械で塗装・研磨されるので、人が介在するのはマスキングと確認、タッチ・アップのみのようです。Gloss Blackは確か4回塗りと言ったと思います。

以降、次回の日記に続きます。

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