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B&W訪問 その4

日記・雑記
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B&Wには、本社・工場のあるWorthingから数マイルの距離のSteyningという小さな町にSteyning Research Establishment (SRE) と呼ばれる研究・開発拠点があります。実は本社・工場よりもこちらを訪問したかったのですが、ここは部外者厳秘ということであっさりと断られてしまいました。
SREは元々トーンアーム・メーカーのSMEの社屋を買い取ったもので、SME Limitedの本社は今もSteyningにあります。

さて、工場見学を終えて、ランチもとらずに徒歩3分ほどの距離にある別棟に向かいました。そこには、ディーラーや報道機関用に幾つかのデモ・ルームが用意されています。
私が試聴したのは北米市場を意識した大き目(30畳弱)の部屋で、壁は木製であまり強固でない造りです。
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壁や天井には調音用のパネルが幾つも取り付けられており、床にはスピーカーの設置位置を示すマーキングが幾つかあります。800D3は指定の位置にセットされていました。
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B&Wは一月ほど前に、Classeと長年の関係を解消したとのことで、アンプ類は全て兄弟会社のRotel製に置き換えられていました。今回のツアーをアレンジしてくれたショップが、「800D3を鳴らすのにRotelのアンプでは力不足だ」と主張して彼らの推奨するデビアレの最高級モノ・ブロック機(Expert 1000 Pro)とChordのスピーカーケーブルを持ち込んでの試聴となりました。

私の方は、ハイレゾ・ファイルを中心にプレイリストを作成して今回の試聴に臨みました。そこで大問題が発覚。デモ・ルームにはファイルの再生環境が常設されておらず、ショップの担当者もDACとPCを用意していなかったのです。B&Wにもショップにもファイルを持参する旨を伝えていたのですが、両者とも他方が用意すると勝手に思い込んでいたようです。アンプ内蔵のDACと手許にあったMacbook Airでの試聴となりましたが、急ごしらえの環境ではCDクオリティのFLACが何とかなる程度で、とても満足のいくものではありません。

仕方なくバックアップとして持参したCDでの試聴となりました。
出音は最初から「良い音」です。部屋は全体的に少しデッドですが、調音パネルが効いているためか特定の帯域のピークやディップを感じません。ただ少し音が硬いです。
それが、時間の経過とともに伸びが良くなり音の芯を残したまま柔らかさが出てきました。約1時間半ほど私と友人が聴きたい音源を色々と切り替えていきます。
十分に楽しみましたが、本命のハイレゾ・ファイルが聴けなかったので、最も期待した試聴は少し消化不良で終わってしまいました。

デモ・ルームがある建物には、他に欧州市場向けの小さめ(20畳弱)ながら壁面をレンガと漆喰で固めた部屋、キッチン/ダイニングを意識して天井や壁面埋め込みスピーカーで構成した部屋、20名以上収納可能なホーム・シアター等々、用途に応じた部屋が幾つもありました。面白いもので、試聴は大きめの北米仕様の部屋で行っただけですが、それぞれの部屋の音響的な特徴は、中に入って暫く会話すれば大体分かります。同席した友人は、「レンガ壁の欧州仕様の部屋の方の響きの方が好きだ」と言ってました。

一泊後、帰り道に近郊のグラインドボーンに立ち寄りました。シーズンオフで全ての施設は閉まってましたが、5月からのシーズンに向けて多くの作業員が忙しそうでした。次はここに来ます。
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ということで、4回に亘った私のB&W訪問記はこれでおしまいです。お付き合いありがとうございました。

最後に個人的な期待を一つ。
真偽のほどは分かりませんが、「B&Wが世界的にClasseを推しているので、営業戦略上の理由で、日本での販社であるマランツにセパレート・アンプの開発を認めない」と聞いたことがあります。Classeとの関係が切れたことで、マランツのセパレート・アンプがまた見れるのであれば非常に嬉しいことだと思いました。さて、どうなるでしょうか?

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