耳のお話(その2)

日記・雑記
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前回の続きです。勿体ぶったのですがネタバレですね。

庭にやってきては花壇や菜園を荒らすリスやキツネ、または猫や鳥を撃退するデバイスのお話です。導入したのは、皆さんの予想通り高周波で動物を撃退するデバイスです。
[:image1:]
これは、太陽電池で作動し(冬場はUSBからの補助充電が必要)、黒い円状のスピーカーが高周波を発して動物を撃退する仕組みです。
私は、カバー範囲が100平方メートルほどの所謂汎用のものを2個購入しました。添付のマニュアルに日本語もありますから日本でも販売されているのだと思います。2個で5000円程です。

ターゲットとする動物により、周波数を切り替えられる仕組みで、以下の5つのモードがあります。

– 0: off
– 1: 13.5KHz-17.5 kHz  ネズミ等の小動物を威嚇
– 2: 15.5KHz -19.5 KHz  比較的大型の犬、キツネを威嚇
– 3: 19.5 KHz -23.5KHz  小型の犬、猫、鳥を威嚇
– 4: Strong flash  強いフラッシュで野生動物、夜行性動物を威嚇
– 5: 1から4を順番に切り替えることで幅広く動物を撃退する

モードを1から順番に替えていくと、モード1の起動時にわずかに音がするような気がしますが、モード2や3は全く音がしません。作動しているのかよく分からないままモード4に移ると強烈なフラッシュが発光するので作動しているようです。

メーカー推奨のモード5にセットして早速設置してみました。
[:image2:]
設置完了後、家内を呼び尋ねます。「何か聞こえる?」「全然」

それから暫くして、これまで毎晩のようにウロウロしていたキツネが全く見えなくなりました。リスも庭の反対側では活発に動き回っているもののデバイスの周りには寄って来ません。

「動いているようだ」「どうかな?」

ある日、長女、家内と私の3人がリビングで談笑中、家内が庭に出るドアを開けた時です。

長女:「何、これ?めっちゃうるさい」
家内と私:「何の音?」

例のデバイスのモーションセンサーがドアの動きに反応して高周波を出力したようです。デバイスとドアまでは5メートルほど、ドアから長女が座っていたソファまでは3メートルほど離れていますが、長女には極めて不快な雑音として聞こえたようです。あらためて家内と私はデバイスの正面まで近づきますが、ほとんど何も聞こえません。

それ以来、我が家に来る友人にこのデバイスの話をしては、「聞こえる?」とテストしています。50歳超の友人たちは我々同様、ほとんど聞こえません。一方、次女にもはっきりと不快音として聞こえるらしく、モードを黙って切り替えても変化を言い当てます。

普段から、どんな些細な音の変化も聴き洩らすまい、と気合を入れていますが、若者がうるさいほど聞こえる音が集中しても聞こえません。加齢とともに高域感度が落ちることは知ってはいたものの、実際に経験するとやはり残念なものです。

先日の耳垢そうじのあと、ベールが一枚はがれ耳の感度が上がったような経験をしたことを先の日記で紹介しました。ということで、再度、件のデバイスに正対しましたが、全く何も聞こえなかったことを白状します。

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