German Physiksと暮らす(その2)

日記・雑記
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前回の日記で、リスニング・ポジション正面にある大きなアンプラックを撤去する決断をしたことまで記しました。

このラックと主たる占有者であるMC1.2KWは、この場所に鎮座し続けてJBL4345、B&W800D3を駆動してきました。私にとって見慣れた景色であり、その撤去は感慨深いものがあります。

MC1.2KWは68Kgもあり、ラックから降ろすだけでも一苦労です。 MC1.2KWの新しい置台は、以前800D3の台として使用していた「まな板」に強固なキャスターを付けて自作しました。幅・奥行ともに誂えたようにピッタリです。

EAR509MkIIの台も「まな板」。まな板は、強固な集成材でサイズも色々あり、おまけに価格も手頃ですからオーディオ・ボードとして使用しています。

撤去後のレイアウトはこの通り。

ポイントは、スピーカー間の空間は何も置かないことと、サブウーファーのTW5をTW3の真後ろ辺りに移動させることです。

この状態で聴いてみます。

おおー、音場が上下・左右に大きく広がりました。この部屋で今まで聴いたことのない広がりです。アンプラック周辺に集まっていたエネルギーが解放されたような感じで、奥行きはそのままで、重心が前方に移動したように聴こえます。 これまで、SPの設置に関しては、前後・左右に動かしたり色々と試みましたが、これほど大きな変化は初めてです。拍子抜けしてしまいました。

音像に関しては、左右のスピーカーの調整がこれからという段階ですからまだまだ甘いのですが、変に下に固まることがなくなり自然です。

吸音パネルを設置する前に「音場・音像の低さを改善する」という当初の目的をほぼ達成してしまいました。とはいえ、予定通りパネル設置を進めます。

部屋の真ん中のライトを避けるように8枚を1グループとして、2グループ貼ります。施工後の天井の様子です。

カーペット無しでも、明らかに響きが減りました。会話が明瞭に聞き取れます。 24枚購入したパネルの16枚を設置しました。ひとまずこれで様子を見ます。

これまでは、カーペットを部屋の真ん中付近に置きカーペットの全面が露出するような設置でした。吸音パネル施工後は、カーペットを部屋の後ろ一杯まで下げ、レコードラックやチェアもカーペットの上に置いて露出面が半分以下になるようにしています。

これで今回のレイアウト変更、ルームアコースティックの調整は一通り終わりました。この状態でSPの設置位置を詰めて聴き込んでみようと思います。

 

【おまけ】 パワーアンプを移動した後、今まで経験したことのないハム音に悩まされました。 バランス・ケーブルを交換したり、電源の取り方を変えたりしましたが一向に改善されず途方に暮れました。万策尽きたかと思ったところ、久しぶりにリアパネルを触ったついでにアンバランス入力端子にショートピンを挿したことを思い出し、それを外すとあっさりとハム・ノイズは解消しました。「使っていない入力端子にショートピンを挿すとSNが改善する」と言われていますが、このようなこともあるということを報告します。

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