モドキ、その後です。
前回、中域の膨らみが原因(と考えて)でφ60㎜丸棒を1本外しましたが、結局はそれが原因ではありませんでした。
原因は、モドキが後壁に密着していた事が原因だったのが分かったので、結局、丸棒12本仕様に戻っています。
おそらく、φ60㎜丸棒が壁に近過ぎて、攪拌効果が薄れたのでしょう。
丸棒自体の共振ですが、板と丸棒の連結部位を強化したら気にならなくなりました。
強化は、ツバ付きスペーサーを使いました↓
自動車部品等のエンジン用トルクロッドスペーサーでも良いですが、M6以下の入手性とコストパフォーマンスが悪いので却下。
今回は応急処置的になりましたが、やはり、上下の板を比重の高い木材に変更した方が良い結果になりそうです。
今、タモ材やホワイトアッシュよりも高比重なブビンガで見積を取っていますが、これにした場合は穴開け、加工がちょっと大変と思われます。
なんせ、「アイアンウッド」の異名を持つ「ウリン」と比重があまり変わらないので。
ブビンガですが、高比重木材のわりには、無塗装だと湾曲、変形する事が多いので、目留めの意味でもウレタン両面塗装を検討しています。
木目が奇麗なので、色を乗せずにクリアーで。
ツバ付きスペーサー使用に伴い、板からネジの頭が露出するので、フローリングの傷付き防止にホームセンターで市販のゴム足を購入。
ゴムスペーサーを滑らずに踏ん張るタイプを購入した所為か、設置が安定して音質的にも良好でした。
製品版の裏面を見る機会がありましたが、やはりインシュレーターっぽいのが付いていたので、ブビンガ板に変更したら検討してみようと思います。
私の部屋の床は、響きと見た目を考慮して天然木フローリング板にしましたが、天然木故に板の幅、長さ、厚みにバラツキがあります。
そもそも、市販の合板系フローリングにしても、平面を取るのは簡単ではありませんが。
モドキ丸棒の現在の掛かったトータルコストですが、製品4脚分相当で15万円くらい(上下の板は現行はパイン材)なので、製品の1/10くらいです。
これを高いと思うか、安いと思うかは人それぞれです。
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へっぽこハム太郎さん、おはようございます。
今回の日記はコメントが難しかったので、以前に研究所に行った時に見た情報を書き込みさせていただきますね。
・研究所の丸棒は、壁面側から徐々に細いものが配置されていました。
・壁面部は、φ1000くらいの断面が1/3円くらいに切出されて壁面に接する形で取付られていました。
・全周波数帯を拡散するために大きな円形のものから小さいものまで配置しているとの説明でした。
ここで質問しました。
「Q」例えば50Hzとすると半波長でも3.4mとなるのですが、この程度の径の円形で拡散できるのですか?
「A」どうなんでしょうね。我々もそう思うのですが、実験データ上は20Hzでも効果があります。
ヒヤジンさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
> 壁面部は、φ1000くらいの断面が1/3円くらいに切出されて壁面に接する形で取付られていました
コーナーアンクの裏画像がネットに挙がってましたが、上下板の斜めカット面の対面の直角コーナーに、丸棒1/4円カットが取り付けられていました。
パット見ですが、φ200程度の1/4カットと思われますが、残念ながらこのようなモノは簡単に手に入りません。
> 「Q」例えば50Hzとすると半波長でも3.4mとなるのですが、この程度の径の円形で拡散できるのですか?
>「A」どうなんでしょうね。我々もそう思うのですが、実験データ上は20Hzでも効果があります
私の現行の一番太い丸棒がφ60㎜ですが、1本よりも2本の方が中低域の膨らみ低減効果がありました。
φ60㎜というと、本来はせいぜい1KHz程度のターゲットなのですが、私の場合、低域調音の既存のルームチューニング(サーロジック、アスカHIBIKI)が丸棒モドキの奥にあるので、それらの相乗効果かもしれません。
既存のルームチューニングて取り切れなかったモノが、モドキで良くなった感があります。