修理サービスとパーツの話

日記・雑記
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昨日の日記のコメント内で、修理と部品の話が出たので急遽割り込みです。ひょっとしたら長くなるかも?ですが・・・・

私は、機材をサービスセンターに出すのは些か抵抗があり、極力自分で何とかするタイプです。

その原因になったのが、某メーカーのDATデッキを修理に出した時の事です。

不具合が、「デジタル録音中のモニター時に、時々、Rチャンネルの音が途切れる」という状況でした。

ところが、センターに送っても症状が出ず、見込修理という事になったのですが、サービスマンの見込みが「へっぽこ」で、「右チャンネルDACチップの不具合と思われる」という理由で基板アッセンブリの交換。

私の見立てとは違いましたが、相手は専門職、こちらはHN通り、基本は「へっぽこ」なので、相手を立ててそのまま修理。

しかし、帰ってきても全く治っていない訳です。

結局、3回ほどセンターと我が家と行ったり来たり。その度に修理代を請求。

最後には私の見立てを伝え、交換部品をこちらで指定してやっと治ってきました。期間の修理代を返してくれたのが良心的でしたが。

確かにサービスセンターでは特殊の機材があって調整などは出来るでしょうが、今回の話のように、「時間とお金の無駄」という事も少なくありません。

後から聞いた話ですが、DATデッキに限らず整備、修理が面倒な機材は、先輩サービスマンが面倒がって経験の浅い人材に押し付ける事が結構あるんだとか(←経験者からの伝聞です)。

某E社のディスクプレーヤーも同じようで、ピックアップ交換にドライブをほぼ全バラしないといけない面倒な機材なので、またまた「へっぽこ」サービスマンに当たってしまいました。

長くなるので詳細は端折りますが、この話は旧Philewebの私の記事を探せば出てくると思います。

 

しかし、PL法が施行されてからというもの、以前に比べてDIY修理はハードルが高くなりました。

法施工前は、代金さえ払えばパーツは買い放題で、修理サービスに出すメリットがほとんどなかったですからね。

下画像は、DATデッキのドライブASS’Y未使用パーツです↓

お金を出せばこんなものも買えてしまいます。

回転ヘッドも単体で10個あります。

実際のパーツ画像がこれです↓

当時、補修部品としての値段が6万円ちょっとくらいでした。

現在、これを4つぐらい持っていますw

これを生かすため、DAT修理用の治具も買いそろえました。

私は気に入った機材はパーツをたくさん持っていたい派で、とあるディスクプレーヤーのピックアップASS’Yは10個くらいあります(某S社のSACD初号機です)。

サービスマニュアルを手に入れ、オシロを見ながら部品交換、調整というのが今のスタイルです。

まあ、所詮は趣味の延長の「へっぽこ」作業ですがねw

 

 

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. へっぽこハム太郎さん、こんばんは。

    昨日の日記についてレスのやり取りも拝見していました。
    レスの意図は、リレーの接点構造がどうなっているかやメンテナンス方法の知識の話ではなく、
    <<メンテ作業に伴う大きなリスクもシッカリ併記しておく必要がある>>
    ということだと思いました。

    Phile-webコミュの時にも、物知りな人なのだが、自分の触れられたくない点にはスルーする人がいました。多分、自分より一世代上の方だと思いますが、「世代的特徴」なのでしょうか?

  2. ヒジヤンさん、こんばんは。

    コメントありがとうございます。

    昨日の日記で頂いたコメントの意図は理解しているつもりですし、私の足りないところもそういうところだとも理解しているつもりです。

    リレーはトランジスタ、FETに比べれば代替品は見つけやすいですが、廃版、代替品無しも結構ありますしね。

    最悪、下駄はかせて載せる手もありますが、当然万人にはお勧めできません。

    以降、発言に気を付ける事とします。

    > 物知りな人なのだが、自分の触れられたくない点にはスルーする人がいました。多分、自分より一世代上の方だと思いますが、「世代的特徴」なのでしょうか?

    私が何かスルーしたという事でしょうか?
    そう感じたならすみませんが、気が付かなかっただけです。

    世代的特徴というより、屋内の趣味は人様と触れ合う機会が少ない場合が結構あるので、そのように偏ってしまうのではないかと思います。

    旧Philewebでは結構荒れて管理側も大変だったようですが、多数のユーザーが離れた原因の一つだったとも思っています。

  3. へっぽこハム太郎さん、返信していただきましてありがとうございます。

    加えて、皮肉とも思えるようなコメントをしてしまいまして申し訳ありませんでした。
    Phile-webコミュでは、リアル交流もしていた方と、コメントさせていただいたようなことから仲違いのようなこととなってしまい、今でも後悔しています。

    ハム太郎さんも才のある方と思い、度々日記にコメントさせていただいているのですが、過去と同じことにならないように早めに意思表示させていただきました。

    文字での会話は意思疎通が難しいですね。ですが、ネットで繋がっているからこそ遠く離れた同じ趣味の方とも交流できるわけで、世界が広がりますね。こちらでの交流も大事にしたいと思ってのことですので、失礼なコメントをしたことにつきご容赦ください。

    • ヒジヤンさん、

      私は侮辱、罵詈雑言でない限りは意見として頂戴しますので気になさらないでください。

      私も同じような経験がありますが、会って会話すると大丈夫なのに、何故か文章だけだと意図と反して捉えられて誤解されるケースがあります。

      こういったSNSの存在は仰る通り、遠くに離れた同じ趣味を持つ繋がりを持てますが、顔が見えない分、発言には注意しないと同じ過ちを繰り返して存続の危機に陥るかもしれません。

      意見が食い違う事も多々あるでしょうし、お互いを尊重しながら意見を出し合うのは割と難しいです。

  4. へっぽこハム太郎さん、おはようございます。
    過日は当方のコメントに対応していただきありがとうございます。

    せっかく記された記事に対する当方のコメントで気を悪くされたかも知れませんが誰でも閲覧できるサイトなんでコメントさせてもらいました。

    当方は1980年代の雑誌記事で必要以上に振り回された経験があって、例えばオーディオケーブルの自作で「ハンダを使わず圧着で」と書いてあれば実践してNGケーブルを大量生産したり、果てはアンプの素子をエポキシで固めたり電源部を改造してアンプをダメにしたりと・・火が出なかっただけ幸いでした。

    近年では尺八演奏のスゴイ録音のCDがあるとブログ記事での紹介を信じて入手したら、中身はオジサンの口元から漏れる息の汚い音が盛大に入った録音で二度目を聴いていないCDもあったりするので、本サイトの記事を参考にされて以前の当方のように「安易に実践」をされトホホな結果になる御仁もいらっしゃるかも知れないと思いました。

    今回のメーカー修理ネタにも同様の苦い思い出があり、最近はDIY修理もハードルが高くなったと感じていますが、へっぽこハム太郎さんは特殊工具や測定機などもお持ちのようですから、例えばDIY修理でこんなのも直した等々、今後も皆さんが共感できるような素晴らしい情報発信を楽しみにしております。

    • 私は皆さんと違い自分でどーこう出来るタイプじゃないので 来て頂いた職人さん(サービスマン)のお話でも…。

      某者のAVアンプで不具合が発生して その現状を見たいと言う事で 来訪いただきました。 症状は確認されて データを持ち帰り検討させてくれと言う事で それは一件落着でした。

      せっかく来ていただいたので 不具合のあるLDプレーヤーの事を相談したら「いいですよ!診ましょう」と快諾。 カバーを外してちょいちょいと作業したら正常に動作です。  サービスマンさん曰く この症状は「ここにグリス、ちょっと調整すればok!」と言う事でした。  お気づきでしょうがパイオニアです。  個人での使用より 日本中を席巻したカラオケLD。  酷使な業務機… サービスに明け暮れていたそうです。  この程度だとちょいちょいのちょいと (笑)

      若いサービスマンは 大々的にバラシて時間だけかかると… 私たち世代は故障も対策も知る尽くしているので短時間で直せるんですよって。  もう引退されてるお歳だと思いますが、メーカーも事実上 無くなっているので やはりもったいないブランドが消えてしまいましたね。 

      今、そんなp社のプレーヤーがちょっと不調。 まだ大丈夫とは思うが 外しと発送が面倒で後回しに。    でも直さんとな。

      • アコスの住人さん、コメントありがとうございます。

        批判っぽくなってしまいますが、書き込みからリスクヘッジが必要との事なので、追記しておきます。

        調整との事なのでピックアップ関連と考えられますが、LDは両面をピックアップが移動したりするのであり得るかもしれないですが、基本、ピュアオーディオのディスクプレーヤーのトラヴァースユニットは全般、ピックアップ関連はグリスアップ禁止です。

        どこのメーカーのサービスマニュアルを見ても、ピックアップレールのグリスアップ禁止を指示しているケースが多いですね(超廉価機はグリスを入れているケースもあります)。

        禁止どころか、「グリスアップした形跡があったら超音波洗浄機に掛けるように」とも書いてあることもあります。

        最近では、トレー駆動のシャフトもグリスアップしないですね。

        極圧性の高さから、特にミニ四駆をやっていた世代とかはモリブデンを塗るケースがありますが、光学系ドライブにはやめておいた方が無難です。

    • たかけんさん、こんにちは。

      コメントありがとうございます。

      私も最初の方は、修理という名目の「ぶっ壊し」行為でしたね。

      ただ、そういったトホホな事も、「失敗は成長の糧」と考えるようにしています。

      大手のメーカーサービスですが、故障診断装置を導入し、熟練のサービスマンを移動なり解雇なりして業態をスリム化したのが仇になってますね。

      機械に頼っているせいか、とにかく判断力が低下しているのが目立ちます。

      酷いのになると、普段は部品、基板交換しかしていないから、たまにハンダ作業とかをやらせると超イモハンダになったり、ハンダ不良になったりするケースもありました。

      メーカーサービスの人間が何回も私のところに謝罪に来たこともあります。強要罪になるので、こちらから要求はしてませんが。

      今のところ、問題を起こさなかったのはアキュフェースのみです。

      某、アキュのライバル社と言われる会社は筐体にガッツリ傷を入れて返してきましたね。

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