HAP-Z1ESの改造開始。。。。といっても、とっくに弄ってますけどねw
まあ、第2弾開始ってことで。
部品が全て揃いましたが、一気にやってしまうと、何が如何効果を発したか分からなくなるので、スローペースで行きます。
まずはライトチューンから。
バブル期は10万円台でもかなり凝った作りになっていましたが、今のご時世の機材は20万円クラスでも。。。。。???って感じです。
Z1ESの気になるところはたくさんありますが、今回はその中の一つで、天板がチンチン鳴く事です。
という事で、天板の強化をします。
バブル期の機材は10万円台でも普通に強化してましたけどね。。。。。。
まあ、あの頃は各メーカーが競い合ってコスパ競争をやっていた理由もありますが。
例えば、バブル期の高C/P機の代表例としてこんなのとか↓
https://audio-heritage.jp/MARANTZ/amp/pm-88se.html
こんなのとかですかね↓
https://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/amp/ta-f555esa.html
まあ、バブル期の物量投入の弊害?で言えば、「重ければ正義!!<(`^´)>w」って感じで、機材によってはジャンル問わず、シャーシ内部やエンクロジャー内部に鉛インゴットが貼り付けられていたモノも結構ありました(今ではRoHS指令で使用不可)。
例えばこんなのとかネ↓
脱線したので話を戻します。
以前、このZ1ESの天板を5mmアルミ無垢で作ろうと設計したのですが、加工場に図面渡して見積したら、なんと8万円オーバー!!!
まあ、CAD設計中にハイテンションwになって、板材が航空機などの骨組みに使われるA2017の超ジュラルミン、シルバーアルマイトにNCエンドミル彫刻をやろうとした理由もありますが。
ちなみにNC彫刻は、エソテリックの100万円オーバークラスくらいに使われる手法です↓
ただ、10数万円の機材の天板ごときに8万円掛けるのもアフォなので、天板裏面に板材を貼ってダンプします。
用意するは、ホームセンター板材売り場で購入した真鍮板と銅板(双方2mm厚)
まずは真鍮板を貼ります。
仮置きで貼り付けイメージです↓
貼り付けにはクラフト両面幅広(75mm幅)タイプを使用します。
「そんなんで大丈夫?」という声が聞こえそうですが、クラフト両面は金属貼り付け用途を謳っているので、平面ならガッチリ接着出来ます(湾曲部は絶対不可)
メーカーの板材ダンプ天板強化は、コニシボンドのG17使ってたりします。
真鍮板貼り付け面にテープを貼ります↓
剥がし紙を剝ぐ前に、住宅の内装壁紙用ローラーで均します。
クラフト両面を使う理由ですが、材質上、両面テープの中でも最も気泡が抜けやすい理由です。強力両面以上の気泡抜きはかなり難しい。
それでも画像↑くらいの気泡は残ります。
接着強度を上げるため、カッターで切り込みを入れ、剥がし紙を当てて抑え込み、気泡を抜きます。
大きな気泡は無くなりました↓
書き忘れましたが、市販の非鉄金属版の、特に酸化しやすい真鍮、銅板は酸化防止に透明シールが片面、あるいは両面の全体に貼られているケースが多いので、後々剥がせなくなるので、天板に貼る側に透明シール側にしない様にします↓
透明シール側が目視で分からない場合は、テスター導通チェックで分かります。
金属加工業者から提供される板材には、プレスでも板でもロールでもシール貼りはありません。
さて、気になるクラフト両面の接着強度ですが、気泡抜きで貼り付けた後は、天板との隙間に車整備で使う内張剥がしヘラを差し込んでこじっても、簡単に剥がれないくらいの強度はあります。
貼った後に上下逆さ向きの長期間でも、機材内部で剥がれて落下する事もまずありません。
で。。。。。。
修理に出すなどで最悪剥がしたい場合には、天板との隙間にシール剥がし材を少しずつ染み込ませて剥がすことが出来ます。
結構時間は掛かりますがw。
貼った後に叩いてみると、「チンチン」から「ゴンゴン」に変わっています↓
鳴きは少なくなりましたが、この後、同サイズ銅板も重ね貼りします。
重ね貼りする理由は次回で。。。。。
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