MDR-CD3000、最終章です。
4芯編みをした純銀撚線ですが、2芯クワッド撚りをした1極で編むと、気を付けないと所々に隙間が空いてしまいます↓
これを最初からやりキッチリ直し↓
ついでに、スプリット後に熱収縮チューブで太さを稼ぎます。
使っている最中にテンションが不意に掛かる場所なので、断線防止の意味もあります。
ハンガーからハウジングを外すと、ドライバーがゴッソリ外れます↓
CD3000とR10のドライバーは、後期モデルじゃないと見た目で句分かりません(R10の後期は黒カバー)。
ハンガーの純正ケーブル穴ですが、φ7.5の穴が開いています↓
あと0.5mm穴を広げれば、カバーを外したoyaideの3.5mmメス、J-3.5SRが取り付けられそうで↓
そうすると、現行モデルとケーブルの使い回しが出来ます。
ただ、良い固定方法が思いつかず、今回は断念。
何か思いついたら実行するかも?
CD3000はバブル期真っ盛りの機材らしく、現行モデルではほとんど見掛けない構造をしています↓
ハウジングASS’Yを、ハンガーからゴムダンパーで振動をダンプし、左右のドライバーで振動干渉しないような構造です(これが当時のウリ文句)。
このゴムダンパーは、光学系プレーヤー、トラヴァースユニットのピックアップASS’Yに使われるダンパーとよく似ています↓
ケーブル穴のない反対側もφ7.5で穿孔します↓
ドライバーをハウジングから外すと、吸音目的と思われる何の変哲もないスポンジが埋まっているので↓
ルームチューニングで好評だった、ドライバーが当たる所にミスティックホワイトを裁断して貼り付け↓
これ以降は、作業に夢中になって画像が飛んで、いきなり完成です↓
ケーブル出し穴がちょっとアレ?なので、応急処置として8mmの黒いゴムホースを切って挿入し、ガイド代わりにしておきますかね↓
あと、J-3.5SRをハウジングに強固に固定する方法も考えないといけません。
バランス駆動になる前のヘッドフォンケーブルって、どんなに太くてもAWG22くらいが限界でしたが、最近では結構太い線材が使われる事もあります(別売りがほとんどですが)。
ちなみに、CD3000の純正ケーブルの1芯はAWG30という、配線規格で一番細いケーブルです。
今回の純銀撚線はAWG26の2芯1極なので、純正よりもかなり太くなります。
そのうち16芯ケーブルを作ってみたいですが、そうするとOYAIDE製プラグでは無理で、日本ディックスPentacconが必要です↓
これ1個で1万円オーバーww
前に購入して倉庫にブン投げたのですが、そのうち探し出したら16芯ケーブルを作るかもしれません。
とりあえず現状の8芯での音質ですが、完成直後にビックリしたのが、中高域の透明度が半端ない事。
純正の3芯から4芯バランスでクロストークから解放された理由もあるでしょうが。
ただ、銀線の傾向か低域がチョット軽くなった感じがしたのですが、完成からずーっとDAPでリピート再生していたら低域が出てくるようになりました。
銅線のハイブリッド構造にしたら更に低域が出ると言われているようですが・・・・さて・・・・
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