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壁コンセントの改造

日記・雑記
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画像は、オーディオ用としては比較的に安いが、意外と音質が良いと評判?の壁コンセントです。

倉庫を整理していたら出てきました。

 

日本製のコンセントやプラグって、何故かバラシが出来るタイプが結構あるのでバラしてみます↓

元々これはパナソニック製のUL規格コンセントですが、これに宝飾厚金メッキを掛けたものだそう。

 

時々、非オーディオモノでも音質が良いと評価があるものがありますが、それは電極の電気伝導率と無関係ではないと思っています。

某メーカーのコンセントでルテニウムを使っていると騒いでいるモノがありますが、実はルテニウムって、酸化ルテニウムでもそんなに電気伝導率は高くありません(銅C1020対比23%くらい→アルミ1000番台の半分くらいしかない)。しかも、リン青銅よりも2~3%低い

私が、こと、電気伝導率でお勧めと言えば、C2600の黄銅です。

銅含有率70%で、銅対比伝導率が50~60%くらい。作り方によってはアルミ1000番台を超える事も出来ます。しかもルテニウムと違って入手し易いし。

同じ黄銅のC2700(廉価コンセントの電極で使われるタイプ)ですら、ルテニウムより3%程度電気伝導率が高くなりますが、それでも30%を切ってしまいますね。

まあそれぞれ、熱処理やら酸化など、または合金は各々の含有率で数値は左右しますが。

一般的に、同じ素材でも熱処理やらでヤング率を上げたり、破壊強度を上げたりすると、反比例で伝導率は下がります。

 

以下、バラしたコンセントの残念ポイントですが、

まず初めに、電極とアースの絶縁に廉価機材の基板材料で御用達の紙フェノール樹脂(ベークライト)が使われています↓

簡単に、まずはこれをカーボンに置き換えてみます。

 

次はベースプレートですが、これはSPCC無メッキのプレス金型成形ですね↓(これもコスト重視)

 

さすがにこれは頂けないので、C2600黄銅で作り直します(板厚も変更↓

 

偶然か、ジョデリカ・コンセントの先代って、ベースプレートが黄銅製なんですよね↓

それが理由かは分かりませんが、先代の方が音質が良い(好み)という意見も結構多いようです。

 

残念ポイントその3。

ボディとベースの止めネジが鉄ネジ(撮影ボケで見辛い)↓

これは黄銅金メッキネジに変更。

 

ネジのタップ受けとして中央部に入っている支柱ですが、これも鉄製↓

これは黄銅製ネジスペーサーに交換(剛性も上がるので一石二鳥)。

 

残念ポイントその5。

L、Nの両極の電極にガタつきが結構あるので、これも音質に悪影響を与える筈なので、ベースとカーボンと電極の間にテフロンシートを挟み、ガタを取ります↓

 

ここまでやったら、かなり変わるのではないかと期待しています。

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