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パワーアンプのスピーカー端子用Yラグ、メッキ前の加工

日記・雑記
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パワーアンプのYラグですが、そのままメッキ加工には出せなかったので、ちょっとだけ加工しています。

金属、非鉄金属を機械加工で切断した場合、切断面が鋭利な刃物のように尖っています。

こういう場合、メッキが剥がれやすくなってしまうので、鋭利部(業界用語では「ピン角」という)を落とす加工をします。

 

画像では分かり難いですが、C1程度の面取りをしました↓

 

後ろのケーブル挿入孔からネジ止めしますが、挿入孔は5.5sqまで可能↓

止めネジは、市販の大半はM2かM2.5とかですが、今回はさらに太くしてM3です。

M4にすると更に接触面積が大きくなりそうですが、残念ながら本体実効厚に対して太過ぎるので、ネジ止め強度が逆に下がります。

M4が1本なら不可能ではないですが、M3の2本の実質接触合計面積より減少するので意味がありません。

 

ケーブル留めに使用するイモネジですが、アンプのボリュームノブをシャフトに止めるような「尖り先イモネジ」や↓

尖り先ほどでないにしろ、先端にテーパーが掛かっているモノはネジ締め時にケーブルが切れる場合があります↓

 

あと、ハンドガンの357マグナムに装填するホローポイント弾のような先端形状もケーブル断裂が起きる事があります↓

イモネジの素材は、強度と電気導電性の兼ね合いで真鍮がベストでしょう。

 

とりあえず、組み立ての確認のため、真鍮製金メッキネジで仮止めしています↓

 

今回のYラグ端子は、金属加工の制限により本体とYラグプレート部が分離されていますが、最近のスピーカー用端子は、WireWorldやZONOTONE製のように、Yラグとバナナを交換出来るように分離されているので↓

比較しても不利どころか、ネジよりも平面で接触した方が電気導電性は大きく稼げるので有利になります。

 

メッキ会社へは、年明けに発送する事になりました。

 

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