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ヒジヤン邸訪問記(その1)

日記・雑記
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ご縁があり、先週末にヒジヤン邸に伺いました。

まずは、快くお招き頂いたヒジヤンさんに御礼申し上げます。

 

だいぶ前にお誘い頂いたのですが私のスケジュールがなかなか合わず、一方で7~8月の川崎のコンサート(フェスタサマーミューザ  2024)でいくつか鑑賞スケジュールが被っていることがわかったので、そのタイミングに合わせて伺うことになりました。

午前中にオフ会→午後にコンサート、という盛り沢山のスケジュールです。

事前に別日のコンサートで顔合わせも済ませ、いざ当日、朝イチで神奈川県某所へ。

 

最寄り駅でピックアップ頂き、車で向かった先は閑静な住宅街にある戸建。

その1階にオーディオルームがあります。

写真では何度も拝見したことがある部屋ですが、実際に入るのはなんだか不思議な気分です。

もちろん抜かりなく、慣らし運転で音楽が小音量でかけてあります。

 

一息ついてから、さっそく視聴開始です。

ご用意頂いた音源(いずれもCD)は以下の通り。

 

①ジャズ

・アート・ペッパー ミーツ・ザ・リズム・セクション: トラック1,3

②ボーカル

・シェルビィ・リン  Just A Little Lovin’: トラック1

・アイデア・オブ・ノース  エヴィデンス:トラック1

③クラシック

・バッハ チェロ組曲/Quirine Viersen: トラック1

・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」/ポッジャー:トラック4

・ベートーヴェン「クロイツェルソナタ」/アルゲリッチ&クレーメル:トラック7

・バッハ ブランデンブルク協奏曲 第3番/ダニーデン・コンソート:トラック8

・アレグリ:ミゼレーレ / タリス・スコラーズ :トラック1

・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 / イザベル・ファウスト, ハーディング/マーラー室内オーケストラ ・魔笛/ガーディナー&イングリッシュ バロック ソロイツ :トラック1,2

・モーツァルト レクイエム / クルレンティス: トラック3.4.5

・チャイコフスキー 交響曲第6番 / ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団:トラック1

・マーラー交響曲第5番/MTT:トラックI

・マーラー交響曲第8番/MTT:トラック12

===以下は時間切れにて割愛===

④その他

・レベッカ ミュージカル:トラック1

・イーグルス Hell Freezes Over: トラック6

・アース ウィンド&ファイアー 宇宙のファンタジー: トラック2

・青春歌年鑑75~79

一部(クロイツェル・ソナタ、チャイコフスキー)は聴いたことがある音源ですが、しかし最後に聴いたのはもう何年も前で、しかも当時はさして聴き込まずに流してしまったと思います。したがって、実質的には全て初聴きと言ってよい状況です。

その状況で視聴をスタートし、まず分かったこと。

私は相当の小音量再生派のようです。

過去にヒジヤン邸を訪問した人の中でもたぶんミニマムでしょうか?

 

お好きな音量に調整してください、とリモコンを渡されたものの、最初はヒジヤンさんの普段の音量レベルで聴いてみました。

ヒジヤンさんがコンサートでステージに近い席を好まれることや、記事で「部屋の中に音を回す」といった表現から薄っすら予想はしていましたが、私にとってはかなり大きい。

確かにこの大きさの再生ならスピーカーから低域の振動も伝わってくるので、コンサートでのステージ近くの席での体験に似通うものがあります。

とはいえ、私の適正音量とは異なるので、申し訳ないと思いつつも音量をだいぶ下げさせてもらいました。

ヒジヤンさんの測定によると

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ヒジのプレゼン音量・・・約70dB

眠り猫さんの適正音量・・約50dB

◆何と20dBの差がありました。エネルギーで100倍、聴こえる大きさで4倍の差です。

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とのこと。

だいぶ大きな差ですね。

具体的には「ヒジヤンさんの通常音量=私が数分でギブアップする音量」です。

それだけ異なると、私が減らした音量を横で聴いていたヒジヤンさんにとって相当物足りなく、かつ各音源の再生において狙ったものが表現されづらかったのでは、と思います。

とは言っても、大きな音量を聴き続けた際の、耳や脳ミソの中が飽和して感度が落ちる感覚が苦手なのですよ。。。

そしてもう一つ分かったこと。

私はやはりオーオタではなくクラオタ。

どうしてもオーディオ的な良し悪しよりも演奏の良し悪し/好みの方が明らかに判断基準として先立っています。

そう、音楽ジャンルは中世から20世紀まで、録音クオリティは20世紀初頭のヒストリカル音源から現代のデジタル録音までなんでもござれ、ただし演奏が気に入らないとどんなに見事な録音でも全く聴かず、演奏が良いと思うならどんなひどい録音でも聴く、という演奏クオリティにほぼ全振りしている雑食系クラヲタなので、オーディオ的な音のみでの評価が難しいのです。

したがって初聴きのヒジヤン邸システムということもあり、フレッシュな気分で新しい「音楽」を愉しんでしまいました。。。

(続く)

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. 眠り猫さん、おはようございます。

    先日は暑い中にお越しいただきまして、ありがとうございます。
    こちらは午後から、例の件で弁護士打ち合わせがありますので休暇を取りまして、少し早い夏休みのスタートです。とは言え、くさくさモードとオーディオモードとFSMモードとその他諸々、モード切替が頻繁に必要なので頭の中は慌ただしいのですが、不思議と落ち着いています。

    さて、訪問記のその1ですね。今回は選曲と音量編になりますね。
    選曲についての考え方は、眠り猫さんへのプレゼンですから、「クラシック中心で徐々に編成を大きくするスタイル」「耳ならしとして、最初にジャズとボーカルを少しづつ聴いてもらう」「最後は余興でしめよう」と考えていましたが、聴きながら話をしていく中で、「余興は止めておく」ことにしました。きっと楽しめないと思ったからです。

    会話の中で、
    眠り:「ヒストリカル音源は聴かれないのですか?」
    ヒジ:「聴かないですね。フルトヴェングラーでないと・・・などと言われる人もいますが、音がよくないと楽しめないたちです。」
    眠り:「わたしもフルトヴェングラーはちょっと・・・」
    ヒジ:「カラヤン止まりです」
    こんな感じでしたね。
    ディスコサウンドなどおかけしたら、卒倒されてしまうのではないかと心配になりました(笑)

    音量の件は、事前に「おそらくオーディオに関しては中音量〜小音量派ではないかと思っています。」とお聞きしていたのですが、まずは自分の音量で聴いてもらおう、と思いました。しかしながら、3曲目のアカペラのボーカルでダウンされましたね。ボリュームをあずけて、横で音量を測ると「50dB程度」でした。自分より20dBも低いとなると、これは自分には加減がわからないと思い、そのままボリュームはあずけた次第です。
    これまで百人以上の方をお招きしていますが、眠り猫さんが「小音量大賞」です。環境的に自宅では、音量が上げられない方は沢山おられますが、マイベスト音量があのレベルなのは眠り猫さんが一番ではないかと。

    ですが、同じジャンルを楽しみ、後半は同じコンサートということで、会話も反応も楽しかったです。オフ会の最後の方には、
    ヒジ:「この音量で聴くのもいいですね。」
    などと、自分の口から出たとは思えないようなことを言っていましたから。(お世辞でなく本心ですよ)
    その2も楽しみにしています。

    • ヒジヤンさん、コメントありがとうございます。

      個々の曲へコメントをつけていたら長くなりすぎたので、まずは選曲と音量の件を分割しちゃいました。

      そして栄えある(?)「小音量大賞」、ありがたく頂戴します(笑)
      一応それなりに大きい音量で聴いているつもりだったので、まさか自分が超の付く小音量派だったとは本当に予想外でした。

      いろいろと学んだ1日だったので、記憶が薄れないうちに早く続きを書こうと思います。

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