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マルチ再生のセンター、サラウンドSPの選び方2

日記・雑記
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マルチ再生のフロント、サラウンドSPの選び方・・・の日記が長くなったので、Ver.2です。

(経緯)昨年から使っている自宅のサラウンドシステムの音が、フロント2cHの音が改善している割に、良くなっていないのでこの日記を始めました。皆様のご意見や、元ソニー技術者の「かないまる」さんのサイトを拝見して、各SP間の繋がりを確かめる方法として、下記のようのものが良いことがわかりました。例えば、フロント左SPーサラウンド左SPのような組み合わせで、モノーラル録音、もしくはステレオ録音のボーカルものを再生して、中央に定位するかどうかを確かめます。その結果、私のシステムのフロントとサラウンドでは、中央定位が悪い、まあ、繋がりが悪いSPの組み合わせであったということが判明しました。

では、どのようなSPの組み合わせが良いのでしょうか?。
もちろん、全て同じSPがベストですが、予算やスペースの問題で別のスピーカーを選ばざるを得ない場合も多いと思います。私もその一人です。

音色は別として、定位には位相/極性が重要なことはこのサイトをご覧の方には明らかかもしれません。例えば、ステレオで片側chの極性が逆に接続されると、定位はどこかに吹っ飛んでいきます。サラウンドシステムでは、ほとんどの場合2way, 3wayで、別のSPが隣り合わせになって使用するわけですから、そこで同様な問題が発生します。低音WFの極性が合っていても、高音TWの極性が合っていないとか・・・(クロスオーバーの周波数、フィルタの傾斜、形式、接続極性などが関連して、大変複雑です)。

それで、自宅のSPを総動員して(と言っても大した数はありませんが)、繋がりとクロスオーバーの関係を調べてみました。

1)まず、1FのフロントSPとの繋がり調査
1Fのフロントは米国のDefinitive Technology社のMythos-STLというタワー型です。写真はこのサイトで見られますhttps://www.definitivetechnology.com/products/mythos-st-l-supertower。3wayで、ウーハー(サブウーハーといった方が正確)は内臓アンプ駆動。

繋がり調査の対象としたSPは、現在のサラウンドSP、センターSPに加えて、余っていたブックシェルフ型、2FのシステムのセンターSPの4機種です。サラウンドSP以外はフロント右SPのすぐ横に置いて、フロント左SPと組み合わせて、2chによる主にモノ録音の試聴を行いました(ジャズボーカルもの主体)。

サラウンドSP :タワー型 3.5way(ミッドレンジの二つのSPのクロス周波数が異なる)
センターSP    :3way
ブックシェルフ:2way
2FセンターSP:2.5way(1FのサラウンドSPのシリーズでサブウーハーが無いのが違い)

(フロントとの繋がり方試聴結果)
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 繋がり方               クロスオーバーの特性   
             TW-MID MID-WF WF-SUBWF
– フロント 2.4kHz/12dB (逆相) – 120Hz(詳細不明)
❌サラウンドSP   2.4kH/18dB(正相) 800Hz/特殊(正相) 150Hz/12dB(逆相)
◎ センターSP    2.8kH/18dB(正相) 280Hz/12dB(逆相)
○ ブックシェルフ  1.8kHz/18dB(正相)
○〜◎ 2Fセンター  2.4kH/18dB(正相)  200Hz/特殊(正相) 
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❎は中央には定位せず、サラウンドSPとしての繋がりは悪い、使えない。
◎はモノ録音の楽器、ボーカルともに常に中央に定位し、同じSPを使う時とほぼ同じ
○ボーカルはほぼ中央に定位するが、一部の楽器が少し中央からずれる。使えないことはない。60点でなんとか合格。

繋がり方は
センターSP > 2FセンターSP > ブックシェルフ >> サラウンドSP
で、サラウンドSPが特に悪いという結果でした。何故か?、クロスオーバーとの関わり方はどうか??、これが問題です。

驚きだったのは、全く繋がらないサラウンドSPとシリーズになっている2FセンターSPが良く繋がったことです。なんと、サブウーハー以外は同じユニット構成です。じゃあ、サラウンドSPのサブウーハーが問題なのか?? 150Hzで逆相接続でもあります。

しかし、そうでもなさそうです。最も良く繋がったセンターSPのウーハーも同じく逆相接続で、クロス周波数はより高い280Hzなんです。影響があるなら、サラウンドSPよりも。もっと繋がりが悪くなるはずです。

消去法から判断すると、サラウンドSPのMID-WF間の800Hzのクロスが問題だということになります。同じユニット2つをクロス周波数を変更して、800Hzで互いにクロスさせているのですが、その付近での位相の変化が、悪さをしていると考えられます。2FセンターSPも同様に同じユニット2つを、クロスをずらして使っていますが、クロス周波数は200Hzへと変更されています。これが幸いしたのだと思います。200〜300Hz程度以下の位相変化は影響が少ないということのようです。すなわち

 『数百Hzから1.5kHz付近にクロスオーバーを持つSPを組み合わせる時は要注意!』

ということのようです。考えてみると当たり前ですね!。これでサラウンドSPが上手く繋がらない理由は判明しました。

では、「センターSP > 2FセンターSP > ブックシェルフ の順の理由は?」です。これらのSPのTWは全て、フロントSPのTWに対して逆相で接続されています。その点は3つのSPで変りありません。WFの極性からすると、センターSP(280Hz 逆接続)が最も不利ですが、実は最も良く繋がっています。上にも書きましたが、やはり300Hz程度以下の周波数における位相の違いは、定位に大きく影響しないのではないかと思います。残りは、TW-MID間のクロス周波数の違いしかありません。良く見るとクロス周波数は、

センターSP(2.8kHz) > 2FセンターSP(2.4kHz) > ブックシェルフ(1.8kHz)

と定位の良さの順に一致します。つまり、

 『TW-MIDのクロス周波数は高い方が繋げ易い、逆相接続でも2.5kHz程度以上であればあまり影響しない』

と言えそうです。「かないまる」さんは、3kHz以下になると、影響があるかもと書かれていましたが、それに近いと言えます。でも、今回の結果では、3kHzなら大丈夫だと思います。2kHzになると危ない!

2Fマルチシステムの繋がり調査も行いましたが、長くなるので、割愛します。
結果は、上に書いたことと同じでした。

要は、数百Hz〜2kHzの間にクロスオーバーがあるSP(特に1kHz前後)を組み合わせる時は、それがフロントであれ、サラウンドであれ、同じ特性のクロスオーバーでなければ要注意! その範囲を一つのユニットでカバーしているのであれば、そのユニットに合わせて配線の極性を決めれば、概ね繋がりそう(60点はクリアしそう, ^o^;)という結果でした。購入前にテストは必要ですが、候補選びの参考になればと思います。シビアに考えると、・・・結局は全域で合わせる・・・全部同じSPと・・・なるんでしょうけれど(^o^;,笑)。面白かったけど、結構大変でした。

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