Kimura邸訪問記(京の雅な響き)

日記・雑記
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京都の閑静な街中にある由緒ある神社の一角にお住いのKimuraさん邸を訪問させていただきました。日記でのOFF会のお誘いに、早速甘えさせていただいた次第です。今回のお誘いに反応したものの中では一番乗りのようでした。

お持ちのシステムはオーディオロマネスクという日本のメーカーのものを中心しておられて、スピーカーは往年の名器日立のHS-400のユニットを密閉箱に入れた2way, オーディオロマネスク製の大きなネットワークボードは外置きで、高級パーツがふんだんに使われているようでした。拙宅でもネットワークのパーツの換装を行っているので、良く見たかったのですが、実はボードの上には電磁波シールド用のシートが被されていて、残念ながら見る事は叶いませんでした(笑、残念)。ムンドルフ等の高級パーツが使われているそうです。キソアーコースティクスのHB-G1もお持ちで、これも楽しみにしていたのですが、その日は視聴は叶いませんでした。
[:image1:]

再生系統は、PCオーディオでPC→DAC→アッテネーター→メインアンプとなっており、全てオーディオロマネスク製の、超弩級のものでした。写真にある5つのブロックが、DACとアンプ、さらにそれらの強化電源です(間違っていたら、訂正ください)。拙宅の数倍以上のサイズです。
[:image2:]

部屋は12畳くらいの広さで、横長に使われており、スピーカーは壁からかなり離してあって、SP軸方向は視聴位置かその少し前方でクロスするように内振りされています。視聴位置からSPまでの距離は1.5m位とかなり近かったです。窓はなかったと思いますが(夜だったので気が付いていないかも?)、各所に吸音材が配置されて、(会話の感じからは)適度な反響であったように思いました。

さて、その出音です。まず、Kimuraさんのいつもの音量で女性ボーカルが再生されました。再生時には照明を少し落としていたのもあり、ほの暗い中に、口が小さくぽっと現れて、綺麗な声が流れてきました。最近訪問させていただいたK&KさんやAuro3Dさん宅でも同様に小さな口のボーカル再生で、高級機器の特徴かなあ・・と感心しました。音像はSPの2m位奥に定位する、Raid backサウンドで、私の好みの音場です。SPは前述のように視聴位置に近いのですが、音像は正面の壁の辺りに綺麗に定位します。一つ驚いたのは、その音量の小さなこと!小音量から中音量派ということが日記に書かれていたので、比較的小音量だろうとは想像していましたが、かなりの小音量派(私の拙耳(難聴かも?笑)にとってです)。拙宅の音量は平均で80dBくらいですが、それよりもすっと小さく、10dB以上小さい感じでした。大音量派のご友人の一人が難聴になってオーディオを止められたことが契機となって、小音量派に転向されたとか。

ただ、その後は無理を言って(すみませんでした=笑)、少し音量を大きくしていただきました。それでも、拙宅よりは少し小さかったので、恐らく、メインアップの出力は1W以下(拙宅で平均2W位です)、フェラーリで市街地をゆっくりと走行している・・という印象でした。、その後、その音量でデイブブルーベックのTime out(Take Fiveで有名なアルバム)をかけていただきましたが、SPの後方に広い音場が展開して、気持ちの良い再生でした。拙宅でよく聞く、予習をして行った持参音源は、大方フォーマットがflacだったので、聞くことができず残念でした。次回はwaveで持参します!

HS-400の音は、HB-G1に比べて、分解能が少し高い代わりに、力感のようなものはHB-G1に軍配が上がるとのことでしたが、HS-400の高分解能の音場は素敵でした。

低音フェチの私(爆)にとっての若干未消化の点は、小音量であることも相まって、私の拙耳には重低音が聞こえなかったということでしょうか。以前、ウィルソンのSystem 7をお持ちの時に、低音のブーミングニ悩まされ、その後現在のようなSPとセッティングになっていったそうです。PCオーディオなので、低域をDSP補正することが解決策の一つかもしれないと申し上げると、以前トライをしたことがあるが、鮮度が落ちるなどが問題で、今は行っていないとのこと。最近はDirac Live等鮮度の落ち難いDSPもあるので、是非試して見られることをお勧めしました。

2時間程度のOFF会でしたが、大変有意義で楽しい時間でした。拙宅との距離は車で1時間程度なので、是非一度(近くのアウトレットにお越しの際にでも、笑)拙宅にもお寄りください。頂いた吸音材をどう使おうかと、今考えている最中です。

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