Phasetech試聴会に行ってきました。

日記・雑記
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この記事は、僕の別ブログと連動させています。(Phi-M移行に伴い本日記からURLは削除しました)

本日(土曜日)、オーディオスクエア主催の、フェーズテック試聴会に行ってきましたので
そのご報告を。

フェーズテックの試聴会参加はこれで2回目です。

先日新発売になった、超弩級の真空管パワーアンプMA-1を使用しての試聴会です。
スピーカーはB&Wの802SDでした。

ソースは、PCのハイレゾ音源・CDリッピング音源と、レコードもかかりました。

まず、PCからUSB-DACのHD-7AとルビジウムクロックのHD-7Rbを使用しての
比較試聴でした。プリアンプはCA-3IIです。

HD-7Aにはビクターが開発した技術であるK2テクノロジー(20ビットへの拡張)が
搭載されており、この機能のオン/オフ、アップサンプリングのオン/オフによる
違いが面白かったです。
基本的にはK2をオンにしたほうが、ボーカルが滑らかになり音の広がり感も出て
聴きやすかったです。
しかし、ハイレゾ音源で例えば24ビットのものをK2オンにすると、いったん16ビットへ
バッサリと切り落としてからまた20ビットへ拡張するという処理がなされるそうで、
実際の聴感上も、なぜか妙に音階が上がったかのような感じに聞こえました。

ルビジウムの効果は、ちょっと空気感が増えたようになって広がりが出たのかな?ぐらいにしか
僕にはよくわかりませんでした。(^^;

僕の「お気に入り」にも入れてあるのですが、HD-7Aは欲しい機材の一つです。
ルビジウムで拡張性もありますし、K2の切り替えでもいろいろ試せるからです。
HDCDを何枚か持ってるのですが、K2ではどうなるんだろう。

次は、レコードでの試聴でした。プリはパッシブアッテネーターの新型・CM-3と、
後半はすべてCM-1でした。CM-1で既にやれることはやりつくした的なことを
おっしゃっていましたが、再検討の結果、トランスだったかな、変更することで
さらによくなったとのこと。型番を後で確認すると、CM-1Aになっていました。

正直、1曲目のマンハッタン・ジャズ・クインテットで、いくらPCオーディオが
ハイレゾ音源だの言っていても、アナログにはかなわないのだと実感しました。
すんごいんですよ、本当に。
フェーズテックの方も、説明の中でアナログのほうがまだまだ音が良いということを
おっしゃっていました。

まったく半導体を使わない構成で、これほど鮮烈でスピード感あふれるとは驚きです。
しかも聴き疲れしないどころかずっと聞いていたいと思わせるような音楽でした。

なので、2回も参加してしまったんですけど。(^^;
実はお目当てはMA-1じゃなく、CM-1なんですよ。(^^; これもお気に入りに入れてますけどね。

あと印象に残ったのは、CANTATE DOMINOです。
HD-7Aの開発者の方が、アナログの原盤マニアだそうで(意外でした)、苦労して手に入れた
オリジナル盤だそうです。通常盤はジャケットが黒なのだそうで、これは白でした。

こういうのは声楽曲というんでしょうか、僕は普段聞かないジャンルなのですが。
でも、合唱になった瞬間、目の前に声楽隊が出てきました。確かにそこに立ってました。
こんな経験は初めてです。何ですかねこの現象。
素で鳥肌が立ちましたよ。
ソプラノの人が物凄い伸びやかな声でした。

CM-3は、CM-1を買いやすい値段にしたもので、すべて手配線で生産のCM-1に比べて
プリント基板を使ったりしてコストダウンをしたそうです。
ですが、この値段でこれだけの音がするならこれでもいいのかも・・・と思わせる音でした。
あとは、コストダウンの跡が見られる外観が気にならなければ・・ですかね。(^^;

それにしても、真空管などのアナログ機材で、これほどの音が聴けたのはよかったです。
印象が前回参加の時よりさらに良かったのは、MA-1の力が大きいのでしょう。
MA-1はモノラルアンプで片方250まんえんなり。重さ約50キロ。すごすぎですな。

HD-7AとCM-1、お気に入りに入れてはいるものの、買えるのはいつなんだろう・・・。(笑)

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