Stereo誌付録 デジタルアンプLXA-OT1

日記・雑記
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この記事は僕の別ブログと連動させています。
(Phi-M移行に伴い本日記からURLは削除しました)

他誌の話題で恐縮ですが、僕もアマゾンで予約しておいたステレオ誌
1月号が届きました。
他の皆さんからもレビューが上がっていますが、僕もレビューしたいと思います。

定価2800円ですから、雑誌代が800円としても2000円程度の代物です。

まず外観ですが、基板むき出しというか基板そのもの、申し訳程度の
ほこりよけにもならないプラスチック製のほこりよけカバーが添付されて
います。
足(と言ってもただの金属棒)を取り付ける際に挟み込んでネジ止めします。

ステレオ誌の記事の中で、別売りのアンプベースの話が載っていたので
早速注文したのですが、注文が殺到しているらしく、発送は28日以降に
なるとのこと。たぶん正月明けですね。
この連休で間に合って、年末は実家にも持っていくことを想定していたので
少し残念です。

ACアダプターで動作します。
アダプターにはラックスマンのロゴ付き。これだけでも価値が
あるでしょう。(笑)
基板には「Stereo」誌のロゴと、ラックスマンの「L」マークが
入っています。
[:image1:]

写真を見てお分かりと思いますが、あまりの軽さに、ケーブルに
引っ張られて左側の足が浮いています。(笑)

RCA端子は金メッキではありません。それはまあ仕方ないでしょうね。

RCAケーブルはまあどうせチョイ聞きで終わるかもしれないし、という事で、
つなぎ替えが面倒だったので、余っていた映像用RCAケーブル(!)
で間に合わせました。(笑) 端子は一応金メッキです。
写真で黄色く写っているのがそうです。

・・・ところが、チョイ聞きで終わらないことに・・・。(笑)

スピーカー端子は、バネ式の挟み込むタイプです。
挿入口もあまり大きくなく、うちで使っているゾノトーン6NSP-2200S
Meisterだとギリギリの太さでした。

それから、オペアンプはマイナスドライバーで簡単に外れるソケットタイプ
とのことで、オペアンプ交換による音質の違いも掲載されていました。
これは面白そうです。

以下、うちでの常用アンプのサンスイAU-X1111 MOS VINTAGE(定価税込
400000円)との比較です。CDからリッピングしたものを、USB-DACの
SB-DM-PHDと接続して試聴しました。
SPはビクターSX-V1、インピーダンスは4Ωでボリューム位置は1時頃です。

通電当初は、高域がやたら耳に付きましたが、時間が経つとそれも収まって
きました。ですが、高域に特徴のある音色をしています。
高域過多と言うわけではありませんが、高域のボリュームは多めに聴こえます。
シンバル(ハイハット)の音が鮮烈に響きます。

低域はよく締まっています。ドラムスの重量感も充分です。
制動のよく効いた低音とでも言いましょうか。かと言って、不足しているとは
言えません。

聴き始めは、ボリュームバランスは少し高域寄りなのかなと感じていましたが、
通電後しばらくすると高域と低域、うまくバランスしていると感じました。

それから、音の立ち上がりの速さが素晴らしいです。
いつもと聴こえ方が違い、「ハッ」とすることが何度もありました。

これで5W+5Wとは思えません。

左右のセパレーションも、AU-X1111を上回っていると言っていいでしょう。
なんかもう、ちょっとショックです。(^^;

褒めてばかりですが、気になった点としては、艶やかさと言うか、
まろやかさと言うか、潤い感が足りないかなと感じました。
あと、あまりに鮮烈なのでちょっと聴き疲れしそうです。
この辺は僕の好みもあるかもしれません。
まあ実質2000円のアンプにそこまで求めるのは酷と言えば酷ですけどね。

1988年発売のAU-X1111に慣れている耳ですと、付録とは言え最新デジタル
アンプの音はとても鮮烈・透明度高く聴こえました。
正直、どうせ付録だわと思い、そこまで過度な期待はしていなかったのですが、
値段からしても驚愕と言っていい結果になりました。

ちょうど200倍の価格差がありますが、とてもそんな差があるとは思えません。

実際の話、僕自身、「デジタルアンプなんて」と言う偏見がありました。
どうせ音なんて固くて、ザラザラなんだろう、みたいな。

そういう偏見が見事にひっくり返されましたね。

それと同時に、僕のやっているオーディオは、果たしてこれでいいのだろうか、
と言う疑問が湧きあがってきてしまいました。(^^;

前回の日記で書いたのですが、オーディオスクエアの店員さんの話から、
AU-X1111にはこの3年間ある程度自信を持っていたのですが、LXA-OT1を聴いて
その自信が瓦解したと言っても過言ではありません。

僕の駄耳で、どこまで正確な判断ができているかは謎ですが。(^^;

AU-X1111をもし買い換えることになったら、アキュフェーズかラックスマンが
いいなあ、と思っていたのが、もっと幅広く候補を探すべきではないかと言う
考えに変わりました。

重量級のアンプを使わなくても、もっと軽くてコンパクトでいいものが
あるのではないか、と。
正直、参りました。

チョイ聞きで終わるかなと思っていたのが、ところがどっこい、
昨日から接続しっぱなしです。この記事を書いている今も聴いています。

それにしてもラックスマンは、デジタルアンプも作れるんですね。
これはもしかしたら今後、デジタルアンプを出す布石でもあるのかもしれません。

試聴したアーティスト名です。
Level 42
Paul Hardcastle
Steely Dan
Moumoon
Jennifer Warnes
Donna Lewis
Basia
Manhattan Jazz Quintet
Donald Fagen

この記事は、僕のブログでもほぼ同内容で掲載しています。

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